日々のことば(ブログ)

✍️ 呼吸が止まる夜、人生も削られていた──C-PAPが眠りを救った4ヶ月の記録

おはよう。今日も静かに朝が明けた。さて今日はね、ずっと書いてきた「無呼吸症候群とC-PAP」の話を総まとめしたい。僕自身、この4ヶ月で体感も数値も、人生そのものもガラッと変わった。だからこそ、初めてC-PAPを検討してる人や、なんとなく「自分も無呼吸かな?」って気になってる人の背中を、少しでも軽く押せたらいいなと思う。

僕の過去の記事では、
・精密検査(PSG)で“重度OSAが判明した話
・導入直後の倦怠感と混乱の時
・日本製からResMedへの機器変更
・自律神経と慣れの問題
・最小圧やERPの調整
・技師さんとのやり取りや助言
こんな内容をずっと書いてきた。

✍️CPAP初体験レポート──重度閉塞性無呼吸症候群 呼吸の補助で迎えた、ちょっと特別な朝
✍️寝てる間に“43回/時”も呼吸が止まり、合計“約1時間半”も息をしてなかった──重度OSA(閉塞性睡眠時無呼吸症候群・体位非依存型)と診断された日
✍️今日は、無呼吸症候群の精密検査入院の日。
✍️「寝相が良い」のは本当に良いこと?睡眠時無呼吸症候群の検査結果で知った体の盲点。
✍️無呼吸かどうプロの目で確かめてもらう“今の自分”チェック。医療 × セルフメンテナンス
✍️重度OSAにおけるC-PAP機器の選定と設定──ムラタ CPAP MXからResMedへの切り替え事例
✍️検査入院での個室費用負担──制度と現場対応の間で
✍️検査入院での個室利用 通達と異なる運用も。厚労省方針と現場対応の間で揺れる費用負担
✍️睡眠時の呼吸。無意識の世界にある、20年越しの課題

今日は、その延長線上であり最終到達点に近い。
「4ヶ月使ってみて、何が本当に大事だったか」
それを、体験と数値と実感のすべてを混ぜて話したい。

◾️導入から今日まで──“息が止まっている自分”を客観視した4ヶ月間

導入した当初、僕は何度も機械を外してしまったり、息苦しさを感じたり、圧に振り回されたりしていた。けど、あの期間に僕を救ったのは、パートナーがいつも横で見てくれていたことだった。

装着を間違えて外してしまった夜、

「今、息止まってるよ」
「呼吸してないよ」
って教えてくれる。

僕は自覚症状が薄かった。そのたびに僕は、“C-PAPありの睡眠”と“C-PAPなしの睡眠”を比較することになった。
その比較が、僕の人生を変えた。

◾️同じ夢でもまったく違う──呼吸が止まると夢は“悪夢”になる

これは僕が4ヶ月で一番ハッキリ言えることだ。
呼吸が止まってるときに見る夢は、
不思議と同じ内容でも悪夢になる。

場面が暗くなるとか、怖い場面が増える。
そして、目覚めた瞬間の“身体の疲れ”もわかる。

呼吸が通っているときの夢は、
同じ内容でも悪夢じゃない。
起きた瞬間の身体の軽さが全然違う。

簡単に言うとこうだ。
「呼吸が止まっているときの睡眠は、じわじわ酸欠で内臓を締め上げている」
そんな感じだ。

寝ている間、自覚はなくても、身体は窒息の微ダメージを受け続けていた。
C-PAPをつけたときの眠りは、まったく別物だった。
呼吸が通る。それだけのことなのに、世界が違った。

◾️C-PAPは“慣れる”。顔の癖も、空気の逃がし方も、すべて自然になる

導入初期は、
・空気が口から逃げる
・息を吐く時が苦しい
そんな細かいストレスがあった。

でもね、4ヶ月経つと全く別物になる。
吸う・吐く・喉の開き・空気の流し方が、機械のリズムと馴染んでくる。

最初だけ工夫がいる。
そこを超えれば、呼吸は滑らかになり、C-PAPをつけている方が楽になる。

しかも慣れてくると、睡眠の深さも段違いだ。
夜中にトイレに行かなくなる。
臓器もちゃんと眠ってくれている証拠だ。
機械と身体が完全に同期してくる感覚。

あれは使った人しか分からない。

◾️データは正直だ──平均圧と最大圧が“まだC-PAPが必要”と教えてくれる

僕の設定は最小圧5、最大11。プリセットはだいたい4〜11が多い。
重度の人だと20以上まで必要な場合もあるらしい。

さて、僕のここ4ヶ月の圧力データは──
・平均圧:7前後
・95%圧:9前後

つまり、
C-PAPがしっかり作動している。機械の力が必要な状態。
もしこれが最小圧の「5」で止まるなら、機械は動いてない。
そうなれば卒業の可能性がある。

卒業の鍵は何か?
それは医師も言っていた。
喉周りの脂肪を落とす、体質改善。運動。減量。

無呼吸症候群の卒業条件は、実はとてもシンプルだ。
「閉塞が解消すれば空気は通る」
ただそれだけのことなんだ。
ただし構造的閉塞なので、一筋縄ではいかない。痩せてもダメなケースもある。

◾️“40回 → 1回” の劇的改善──C-PAPは本当に命を救う装置だと思う

導入前、僕の無呼吸イベント数は1時間に40回以上。
今は1回程度に落ちている。

これを数字じゃなく「体感」で言うなら、
C-PAPをつける前の睡眠は、毎晩の“静かな溺水”だったんだと思う。

昼間の疲れ、集中力の低下、だるさ。
全部、説明がつく。
4ヶ月経って確信した。
C-PAPは、ただの装置じゃない。人生の底上げ装置だ。

◾️終わりに──老眼鏡と同じ。正しく補正すれば、人生はやり直せる

さて、今日もそんなことを考えながら生活をしていこう。
現代の医学の力は本当にすごい。
無知だったら、臓器は毎晩ダメージを受け続ける。若い時は耐えられても、歳を重ねると合併症で死亡リスクが跳ね上がる。

努力とか根性とかではどうにもできないことだってある。
C-PAPは、メガネと同じだ。視力を“補正”するのと同じで、呼吸も“補正”する時代になった。

でも、これは一生つける装置ではない。
生活習慣が変われば、卒業できる可能性だってちゃんとある。

僕はこの装置を生活に取り入れて、世界が一気に変わった。
疲れが抜ける。寝起きが軽い。
歌も仕事も育児も、ぜんぶパフォーマンスが変わった。

僕はもともと睡眠時間を8時間取るタイプだ。
それでも質が悪かったなんて、本当に知らなかった。疑ってよかった。妻が指摘して背中を押してくれてよかった。行ってよかった。救われた。

C-PAPを始めて、人生が変わった。
健康は自分のためであり、愛する家族のためでもある。
僕は家族を愛している。そのためにも、自分のためにも、健康で長生きする。

心は一つ。今日もありがとう。
みなさんの健康も心から祈ってます。


松永 修 – MUSICおさむ

松永 修/音楽名義:MUSICおさむ(シンガーソングライター)/音楽と文章の作家/国家公務員/キャリアコンサルタント

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