おはよう。雨上がりの涼しい朝。今日は、ついに検査入院の日を迎えた。
この入院は、ある意味で「ようやくここまで来た」という到達点でもある。きっかけは数週間前、自宅での簡易検査キットを用いたスクリーニング検査だった。町の呼吸器内科クリニックで紹介された在宅型の無呼吸検査キットを使用したところ、その結果、無呼吸・低呼吸指数(AHI)が保険適用基準を大きく超える「重度」との判定が出た。医師からは「これは明らかに治療対象。精密検査が必要です」と説明を受け、紹介状を書いていただいて、今回、総合病院で脳波も含めた終夜睡眠ポリグラフ検査(PSG)を受ける運びとなった。
つまり、今回は単なる予防や確認の検査ではなく、すでに異常が確認されたうえで、今後の治療方針を定めるための“本格的な検査”という位置づけになる。
◾️検査に対する今の気持ち──まるで“体のメンテナンス”に行くような
実は僕自身、この検査をとても楽しみにしている。無呼吸症候群の症状は、自覚はあまりなかったが、もう長年付き合ってきた。パートナーから「夜中よく息止まってるよ」とか言われたことはあったけど、それはもう日常であり、今さらそれを憂うというよりも、周りのすすめもあり、「このタイミングでようやく整える気になってきた」という実感のほうが強い。生活にも時間的にも少し余裕ができた今、ようやく心と身体に目を向ける余裕ができた。今回の検査入院は、僕にとって「久しぶりに時間ができたから検査に行こうか」という感覚に近い。いわば、余暇の延長で“身体のメンテナンス”を受けに行くような、そんな軽やかで、前向きな気持ちなのだ。
きっとこの先、睡眠の質が改善されれば、もっと暮らしが楽になるのかも。もっと毎日を楽しめるようになる。だから今、僕は素直にウキウキしている。新しい「快適な人生の入り口」が開くような、そんな期待感がある。
◾️無呼吸症候群とは──“寝ている間の低酸素”が命を削る
検査の対象となる「睡眠時無呼吸症候群(SAS)」は、睡眠中に繰り返し呼吸が止まる病気で、主に以下の2つに分類される。
• 閉塞性睡眠時無呼吸症候群(OSA):舌や咽頭周囲の筋肉が緩むことで気道が物理的にふさがる、最も一般的なタイプ
• 中枢性睡眠時無呼吸症候群(CSA):脳からの呼吸指令がうまく出なくなるタイプ(心不全や神経疾患との関連が多い)
僕の場合は、構造的に「舌根が下がりやすく、気道が塞がりやすいタイプ」で、仰向けで眠る癖がある。これまでの問診や簡易検査からも、閉塞型(OSA)の傾向が強いと言われている。
この状態が続けば、日中の眠気、集中力低下、高血圧、脳卒中、糖尿病など、さまざまな疾患につながるリスクがある。「眠れない」というだけの問題ではなく、生命にも関わる全身疾患の入り口なのだ。
◾️検査の仕組み──“PSG”で夜の呼吸を丸ごと測る
今回行われるのは、終夜睡眠ポリグラフ検査(Polysomnography:PSG)という精密な検査だ。これは、眠っている間の呼吸・脳波・心拍・体位・筋電図などを同時に測定し、“眠りの質”を構造的・多角的に可視化するもの。
測定項目には、脳波、胸腹部の呼吸運動、鼻口の気流、血中酸素濃度(SpO₂)、心電図、体位、下肢の筋活動、いびき、顎の動きなどが含まれる。これにより、何回呼吸が止まり、どの程度酸素が下がったか、どのタイミングで目が覚めてしまったかが詳細に明らかになる。
◾️制度と運用のリアル──“個室料”の壁をどう越えるか
この点については、一昨日のブログでも詳しく記載したとおり、無呼吸症候群の検査入院には、現場ならではの“制度と運用のねじれ”が存在する。
検査そのものは健康保険の適用対象で、自己負担は3割でおおよそ45,000円前後。しかしここに、“個室料”という別途費用がかかるのが一般的である。
SASの検査は、他者のいびきや生活音による妨害を避けるため、原則として個室で行われる必要がある。にもかかわらず、この個室料については、多くの医療機関で保険外の“宿泊サービス料”として別建てで請求されているのが実態だ。今回の病院でも、2泊あたり12,000円〜28,000円程度で、空室やグレードにより異なるという説明がなされた。
だが、これは制度の本来の趣旨とは異なる。実際には、厚生労働省の通知などで「検査に医学的必要性がある個室については、個室料を別途請求してはならない」ということが、制度上の明確な決まりごととして定められている。
今回、僕自身がその通達や解釈を調べ、病院側と冷静に確認と調整を重ねた結果、正しく、個室料は不要というかたちで対応いただくことができた。こうして、制度と現場の“狭間”にある曖昧さを、冷静な対話で埋めることの大切さをあらためて実感した。
◾️治療の可能性──CPAPで“呼吸を届ける夜”へ
今夜の検査で「無呼吸・低呼吸指数(AHI)」が一定の基準を超えれば、CPAP(持続陽圧呼吸療法)が保険適用で処方される。
これは、寝ている間にマスクから一定の空気圧を送り続けることで、舌根や咽頭が塞がるのを防ぎ、呼吸の中断をなくすための装置だ。
実際に使用している人たちは、「朝の目覚めがまるで別人のように変わった」「日中の眠気が激減して生活が変わった」と語っており、その効果は多くの研究でも実証されている。保険適用後は月額5,000円前後で、医療機関からレンタルという形になる。
僕もこの検査を通じて、自分の睡眠の現実をきちんと受け止め、必要であればその一歩を踏み出していきたいと思っている。
◾️ちなみに、今日はもう一つうれしいことがあって
今日まで開催中のAmazonプライムデーで、ついにポータブルエアコン「EcoFlow WAVE 3」+拡張バッテリー+走行充電用の800W Alternator Charger を購入。数十万級の金額で安い買い物ではないが、それでも今回のセールで相当お買い得に買えた。一年越しにセールを狙っていた商品だけに、めちゃくちゃ嬉しい。
このモデルは、車のエンジンを切ったままでも使用できるのが最大の魅力。ポータブル電源単体でも、外部電源(AC)でも稼働するため、エンジンをかけずに一晩中使用でき、騒音が少なく、燃費にも環境にも優しい。アイドリングの必要がないというのは、車中泊においてとても大きなメリットだ。さらに、僕が以前から所有している大容量ポータブル電源(EcoFlow DELTA2)と組み合わせれば、外部電源がない場所でも8時間以上の連続稼働が可能。真夏でも安心して快適に車中泊ができる体制が、ようやく整った。
今日までプライムデーの期間が続くので、入院中に久しぶりにできた時間を使って、ゆっくりとお買い物を楽しみたい。他にも狙っている商品がたくさんある。
◾️生きている。それぞれの場所で。
検査入院という一日も、僕にとってはただの医療行為ではなく、“日常の中に訪れた余白”であり、“もっと元気に生きていくためのメンテナンス”でもある。眠りの質は人生の質に直結しているという確信。それらすべてを抱きしめながら、今日も僕は一歩ずつ、前へ進んでいこうと思う。
朝から歌をうたった。今日も元気だ。
それでは、またね。
バイバイ。
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