日々のことば(ブログ)

✍️検査入院での個室利用 通達と異なる運用も。厚労省方針と現場対応の間で揺れる費用負担

おはよう。今日もいい天気だ。

休みの日は、いつもの空気が少しゆるやかに感じる。少し早起きして時間があったので、昨日の出来事を振り返ってみたい。自分にとっても整理になるし、同じような場面で困っている人の参考になればと思う。

きっかけは、とある検査入院の事前説明だった。

僕が無料の複数人部屋を希望すると、「無呼吸症候群の検査なので、個室での実施になります」病院側からそう説明されたのだが、こちらから希望したわけではなく、検査の性質上、病院側が必要だと判断したという流れだった。

無呼吸症候群の精密検査では、複数名との同室では正確な測定が難しく、検査の妥当性や集中環境を確保するために個室を用いることが多い。それ自体は理にかなった対応だと理解している。

ところがその説明の中で、「個室料については自己負担となります」と告げられた。

ここでふと、制度上それはどうなのかという疑問が湧いた。
自己負担すること自体が嫌だったわけではない。
ただ、制度に照らしてそれが正しい処理なのか、自分でも確認しておきたかった。

▪️補助制度と費用の仕分け
自分の勤務する職場では、入院に係る自己負担について一定の補助制度がある。ただし補助の適用可否には、制度上「どのような費用か」の整理が必要になる。医師の判断による個室入院であれば、本来患者が負担すべきではない費用かもしれない。そうした観点から、きちんと仕分けをする必要があった。

▪️通達に基づいて
自分で調べてみたところ、見つけたのが令和4年3月4日に発出された通達(保医発0304第5号)だった。
その16〜17ページにはこう書かれている。

(8)患者に特別療養環境室に係る特別の料金を求めてはならない場合としては、具体的には患者本人の「治療上の必要」により特別療養環境室へ入院させる場合が該当する。

これは明快な記述だ。

つまり、患者自身の希望ではなく「治療上の必要」によって医療機関が個室を指定した場合は、個室料を請求してはならないという方針が示されている。

▪️現場とのギャップ
では、今回のように検査の都合上、病院が個室を割り当てるケースはどうなのか。通達に照らすと、自己負担は求められないのではないか。そう思って、病院側に確認をとった。

最初は担当看護師の方とやりとりしていたが、途中で看護師長が出てきた。その際の対応で少し気になることがあった。制度の解釈を尋ねていたつもりだったが、

「このようなお問い合わせをされる方には、語弊がないようお伝えしていますが、場合によってはお断りすることもあります」

といった言葉が返ってきた。この発言の意図は不明だ。注意喚起なのか、事実の伝達なのか、あるいは一種の牽制なのか。だが、このタイミングでそのような話が出ること自体が、制度を確認しようとする患者に対して、不必要な圧力に感じられる部分もあった。

制度の適用を確認することが「面倒な人」と見なされるような空気が生まれてしまっては、本末転倒である。

◾️ 医療機関における制度整理の不在と構造的な問題

今回確認した病院では、提供されている有料の個室はすべて「特別療養環境室」に該当するとの説明だった。つまり、設備やグレードによって「該当する・しない」が分かれているわけではなく、制度上はすべての個室が該当するという整理になっていた。

けれど、ここにひとつ大きな問題がある。

それは、医療上の必要によって個室使用が指示された場合と、患者の希望で選んだ場合の区別が、病院内で明確にされていないという点だ。

制度の趣旨としては、

  • 医療上の必要があると医師が判断した場合 → 自己負担を求めてはならない
  • 患者の希望による利用 → 自己負担が発生する

とされている。けれど、実際にはこの区別が曖昧なまま、「患者の希望」として扱われることで、自己負担が求められてしまうことがある。

これは、制度の趣旨と現場の運用との間に、静かなずれがあるということを意味していると思う。が存在しているように思える。

▪️最後に
今回は自分自身の補助申請の整理という目的で確認を行ったにすぎないが、もしこれが制度に疎い患者だったら、何も疑問を抱かずに高額な請求に応じていたかもしれない。

繰り返すが、制度を確認することは決して「クレーム」ではない。公的制度の適用が正しくなされているかを確認する行為は、患者にとって当然の権利だ。

そしてそれは、現場にとっても制度運用の適正化という意味で、重要なフィードバックになるはずだ。今後、こうした細かい論点が、より整理され、医療機関と患者の間で齟齬なく共有されることを願いたい。

制度は「ある」のではなく、「運用されてこそ」意味がある。今日はそんなことを考えながら、記事としてまとめてみた。今回は、特定の医療機関や対応を批判したいわけではない。むしろ、こうした制度運用の中にある「盲点」や「現場とのギャップ」を知っておくことが、今後誰かの助けになるかもしれないと思い、記録に残すことにした。制度に疑問がある場合は、所管官庁に問い合わせるのが望ましい。病院の説明に納得できない場合は、国の通達に基づく確認を行うことで、不必要な自己負担を防ぐことができる場合もある。

そんなことを、今日の朝にふと思い返しながら、一日が始まる。
今日は仕事も、音楽も、勉強もお休み。生活そのものを、ただ楽しもう。
家族も仲間たちも、それぞれが今日を懸命に生きていることだろう。

愛している。今日も明日も明後日も。
心は一つ。ずっとつながっている。


松永 修 – MUSICおさむ

松永 修/音楽名義:MUSICおさむ(シンガーソングライター)/音楽と文章の作家/国家公務員/キャリアコンサルタント

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