日々のことば(ブログ)

✍️重度OSAにおけるC-PAP機器の選定と設定──ムラタ CPAP MXからResMedへの切り替え事例

おはよう。今日は夏休み6日目。めちゃくちゃ眠り過ごしてるよ、最高だ。今日を含めてあと2日休みがあるなんて、まだ信じられない。そろそろ仕事にも行きたくなってきた頃だ…なんてことを思いながら、生活を楽しんでいる。

▪️診断と治療開始の背景

7月中旬、病院でPSG(終夜睡眠ポリグラフ)検査を受け、重度の閉塞性睡眠時無呼吸症候群(OSA)/体位非依存型と診断された。AHI(無呼吸・低呼吸指数)は42.9回/時で、重症基準(30以上)を大きく上回り、CPAP療法の保険適用対象に。OSAというのは、寝ている間に喉の奥が塞がって、10秒以上呼吸が止まることを何度も繰り返す病気で、放っておくと高血圧や不整脈、脳卒中、心筋梗塞なんかのリスクが上がるやっかいなやつだ。

ちなみに、この病気、年配の人に多いイメージがあるかもしれないけど、実はそうでもない。調べていないだけで、若い人にもけっこういるらしい。国内の調査でも、30歳未満の男性でも数%は無呼吸の傾向があって、中には中年層と同じくらいの割合という報告もあるそうだ。世界的なデータを見ても、中年男性では約9%、女性でも6%くらいが中等度以上のOSAとされていて、「若いから大丈夫」とは言えない。むしろ、知らずにずっと放置してしまっているケースが多いのかもしれない。

実際に、CPAP機器を配給している業者の営業マンに聞いたところでも、「若い方の利用者もかなり多い」とのことだった。見た目や年齢ではわからないが、蓋を開けてみると幅広い世代でOSAが見つかっているのが現実らしい。

▪️初期導入機器:ムラタ CPAP MX

導入されたのは、日本製のムラタ CPAP MX(村田製作所製)。メインユニットとベースユニット(加湿器付き)を組み合わせた二層式構造で、必要に応じてベースユニットを外してポータブル使用が可能。加湿には精製水だけでなく水道水(カルキ入り)も使用でき、メンテナンス面では比較的手軽だった。

臨床データや長期的な使用実績はまだ少ない新製品ではあったが、決して性能が劣っているわけではない。むしろ、日本製ならではのコンパクト性や持ち運びやすさという大きな利点があった。今回の機器変更は、この機種が不適切だったからではなく、複数の機種や設定を比較・検証し、自分に最も合った治療環境を探るための一環である。

▪️機器変更の経緯と選定理由

8月10日、オーストラリア製ResMedに変更。ResMedは世界的に長年の臨床実績があり、信頼性が高い。アプリ連携で使用データを簡単に確認できるほか、病院側が遠隔で設定変更できるシステムも備えている。

今回の切り替えは、より多くのパラメータや使い勝手を試すことで、治療の最適化を目指す意図が大きい。日本製機器のポータブル性は魅力だったが、ResMedの実績とサポート体制を試す価値があると判断した。

▪️圧力設定と機能

  • 旧設定(ムラタ):最小4/最大10
  • 新設定(ResMed):最小5/最大11
  • ERP(呼気時圧力軽減):2(吐く時の圧を軽減)※変更なし

最小圧は通常呼吸時に使用され、最大圧は無呼吸が発生した際に気道を確保するために使用される。標準設定は4〜8だが、僕のAHIが高いため、上限はやや強めの設定になっている。とはいえ、僕の場合はまだ11だが、大柄な力士などでは20を超える圧力が設定されることもあるという。

設定変更は病院のPCから遠隔で行われ、担当技師を通じて依頼する形だ。本来は機器本体でも設定変更は可能だが、これは治療行為にあたるため、医師の判断のもとで変更するというのが正しい手順となる。

なお、今回は機種をまたいで設定を変更しているため、単純に「設定だけの違いによる使い心地」を比較することはできない。機種特性や操作感の違いも含めて体験が変わってくる点は前提として押さえておきたい。

▪️呼吸のコツと慣れ

  • 口呼吸は禁止(空気漏れ判定で最大圧まで上昇)
  • 鼻呼吸維持のため口テープを活用
  • ERP2でもゆっくり吐けば圧感を軽減
  • 慣れるまでに3〜4ヶ月かかる場合もある

▪️加湿の運用

ResMedは精製水の使用が必須で、毎日の洗浄やカビ対策も必要。手間を避けたい場合は部屋全体を加湿する方法も有効で、湿度が高い時期は加湿器が不要なこともある。

▪️まとめ

本事例は、性能が劣るからではなく、複数の機種を比較しながら治療精度を高めるために行われた機器切り替えの一例だ。
日本製ムラタ CPAP MXのポータブル性や手軽さも魅力だが、ResMedの実績・遠隔調整機能・アプリ連携の使いやすさも大きな利点となる。機械は万能ではなく、適切な設定と慣れ、そして自分に合った運用スタイルの確立が“良い睡眠”への鍵となる。

さて、今日もそんなこんなで一生懸命生きている。近くにいる家族も、離れて住む家族も、平等に愛している。それぞれの環境の違いによって、より強くなる濃さもある。目を瞑り顔を浮かべ名前を呼ぶ。愛してる。今日もありがとう。


松永 修 – MUSICおさむ

松永 修/音楽名義:MUSICおさむ(シンガーソングライター)/音楽と文章の作家/国家公務員/キャリアコンサルタント

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