おはよう、今日もいい天気。日曜日で仕事は休み。のんびりできる最高の日。
さて、先日、ふと通りすがりに見た、アコースティックギターのインストの演奏を聴いた。足を止めて聴いた。アコースティックギターが、とても僕の心に響いた。歌はないのに、ギター一本で僕の心を揺さぶってくれたよ。
この最近で、僕自身の声も変わった。正確に歌うことよりも、「音が今、ちゃんと響いているかどうか」を確かめながら歌うようになった。声は技術で磨かれていくけれど、響きは心の深さに比例する。そんな気がしている。
▪️風景を描ける“語り手”としてのギター
だからこそ、アコースティックギターにも、今あらためてさらに向き合っていきたい。コードを押さえ、リズムを刻むだけの存在ではなく、歌と共に情景を描く、もうひとつの“語り手”として。今の自分の歌に寄り添う、風景を描ける楽器として。
たとえば、自作の曲をひとつだけ選び、そこから始める。コード進行を骨格とし、リズムの脈を整え、アルペジオやカッティングで輪郭を描き出す。主旋律だけではなく、呼吸の隙間に添える対旋律も、内声も、すべてが“音楽の温度”を決める大切な要素だ。
▪️新しいスタイルと、わくわくする未来
この歳になり、今の段階で、また新たなスタイルを見つめなおし、構築しようとしている。僕は今、43歳。今のように、努力と研鑽をつづけていって、50歳、60歳、70歳になったとき、どんな音楽ができるようになっているのか、未来が楽しみだ。心から未来がわくわくする。技術の進化というより、表現の自由や、自分なりの変化を楽しむ感覚だ。
▪️音楽理論は、感覚を言葉にする地図
音楽理論は、感覚を言葉にするための地図のようなもの。主調と平行調の切り替えがもたらす陰影、テンションコードの持つ繊細な色彩、終止形がつくる「語りの終わり方」。それらはどれも、聴く人の心の景色を変えてしまうほどの力を持っている。
▪️響きを宿す奏法の工夫
アコースティックギターの奏法もまた、構成と質感に大きく影響する。ただのアルペジオではなく、内声に小さな揺らぎを加える。ストロークではなく、余韻の残し方で語る。シンコペーションやゴーストノートを使いながら、リズムに“体温”を加える。フレーズや音符も記号ではなく、感情の記憶を言語化したものだと感じる。
▪️ひとりでは深くなれない──音楽と他者の存在
音楽は、ひとりでは深くなれない。自分の世界だけで完結する表現は、たしかに自由だけれど、ときに閉じてしまう。だからこそ、外からの視点を“風”として迎え入れる。誰かの声で、自分の輪郭が初めて見えてくることがある。たった一言のフィードバックが、ずっとほどけなかった思考の結び目を解いてくれることがある。「なぜ、ここでその響きにしたのか?」そんな問いを他者と心で交わし、演奏を“選択の積み重ね”として再構築させてくれる。創作が“対話”になる。そんな瞬間に、音楽は一段、深くなる。
▪️“新しい相棒”との出会いに向けて
最近、アコースティックギターについても、考えている。僕が今使っているのは、11年目。長く弾いてきたこの一本には、言葉にならない記憶が染み込んでいる。けれど最近、ボディやネックなどの経年劣化から、押弦の手応えや響きなどに、どこか“限界”の気配を感じている。
もちろん、手放すわけじゃない。一生の宝物だ。でも、これからの表現をともにつくっていける“新しい相棒”との出会いも、そろそろ探し始めたい。大切なのは、そこに、愛と、魂がこもっているかどうか。また、自分の中の風景が変わるような一本との出会いを求める時期に来たのかもしれない。もしそれに出会えたら、それはもはや楽器を超えて、僕の身体の延長になっていくと思う。
▪️響き合う音楽へ。真実に触れる一音を
音楽は、誰かに聴かせるためのものじゃない。でも、誰かと響き合うものだ。上手に歌おうとしなくていい。ただ、嘘のない音を鳴らしたい。華やかな表現でなくていい。けれど、沈黙のなかにある真実に触れる音を目指したい。人生を全部注がなくてもいい。でも、その一瞬、その一音に、自分の“いま”を託せるかどうか。たぶん、それが僕にとっての音楽なんだと思う。
▪️今日という一日、音楽と家族に想いを寄せて
さて、今日も、そんな音楽への愛を、確かめながら、今日も生きていく。僕の愛する家族。それぞれの場所で、一生懸命に、幸せを紡いでいる。その健闘に誇りを感じる。
絆と誇りは消えない。僕らは同じ空で繋がっていて、いつも心は隣だ。
あいしてる。
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