日々のことば(ブログ)

SPI3を初めて受ける人へ|直前に読むと効く試験対策術

おはよう。今日は、就職試験でよく使われているSPI3について、超わかりやすく整理しておきたい。後半に、対策の真髄として超重要な考え方を書いているから、最後まで読んでほしい。

では、さっそくなんだけど
就活をしていて、「SPI3を受けてください」と言われたときに多くの人はたぶんこう思ったと思う。
・SPIって聞いたことあるけどなんだっけ。
・勉強いるのかな。難しいのかな。
・どこで、どんなふうにどうやって受けるんだろう。

そして、とりあえず問題集を一冊買ってみる。開いてみて、ああ、こういう感じか、と少し安心する人もいれば、逆に、思ったより時間が足りなくて焦る人も多いと思う。

今日は、SPI3の中身、難易度、受け方、勉強のコツ、そして今のAI時代にどう向き合うべきかを僕なりに熱弁する。


◾️SPI3は、ただの学力テストではない

まず最初に大事なのは、SPI3は単なる学力テストではないということだ。

企業がSPI3で見たいのは、学力の成績そのものではなくて、仕事の場面で必要になる基礎的な処理力や判断力、そして性格や行動傾向だ。

大きく分けると、SPI3には次の2つがある。
・能力検査
・性格検査

能力検査は、いわゆる国語っぽい言語分野と、数学や論理っぽい非言語分野。
性格検査は、その人がどういう考え方をしやすいか、どういう行動傾向があるか、どういう環境で力を出しやすいかを見るものだ。

つまり、単純に「頭がいいか」だけを見ているわけではない。
もっと実務に近いところで、その人の土台を見ている


◾️難易度は中学〜高校基礎レベル。でも本当に大事なのはそこじゃない

SPI3の問題そのものは、難関大学の入試みたいな難しさではない。
レベル感としては、中学〜高校基礎レベルが中心だと思っていい。

言語なら、語句の意味、文の並び替え、長文読解。
非言語なら、割合、速さ、損益、場合の数、確率、推論、集合などがよく出る。

数的処理、文章理解、推論、集合、そして空間把握っぽい頭の使い方。あのあたりにかなり近い。難易度によるが、基本的には、一問一問が深いというより、テンポよく切り替えていく基礎学力と能力を測る感じが強い。

だから、超難解な公式を覚えていないと解けない試験ではない。
むしろ、難しい公式がなくても、考え方がわかれば解ける問題は多い。

ただし、SPI3の本当の難しさは、問題のレベルそのものではなく、短時間で大量の問題を処理しないといけないことにある。SPI3は、じっくり2時間、3時間あれば解けるかどうかを見ている試験じゃない。
・短い時間の中で、脳をどれだけ効率よく動かせるか。
・どれだけ速く、どれだけ無駄なく、どれだけ判断できるか。
つまりこれは、脳の回転、判断力のテスト。
限られた時間で、どこまで合理的に脳を動かせるか」の試験なんだ。


◾️SPI3の本質は、スピードと判断力にある

本番では、ゆっくり考えている時間はない。
だから問われるのは、王道の解き方を知っているかだけじゃない。

少しでも速い解き方を瞬時に選べるか。
・これは解き切る問題か、諦めるべき問題かを即断できるか。

完璧に解けなくても、選択肢を2つまで絞って最後は確率にかけるか。
そういう全部ひっくるめた判断力なんだ。

ここを勘違いすると、SPI対策がズレる。
ゆっくり理解して満足するだけでは足りない。

時間内に再現できるところまで持っていかないと意味がない。


◾️受け方はいくつかある。パソコン形式では適応型のこともある

SPI3にはいくつか受け方がある。
・テストセンター
・Webテスティング
・インハウスCBT
・ペーパーテスト

会場のパソコンで受けることもあれば、自宅でWeb受験することもある。
企業の中で受ける形式もあるし、紙の試験のこともある。

この中で、ペーパーテスト以外のパソコン形式では、いわゆる適応型、CATの考え方が入ることがある。
これは簡単に言えば、受けている人の答え方によって、次に出る問題の難しさや流れが変わる仕組みだ。
これ、実は、すごい恐ろしい仕組みで。ある意味、不正を見抜くシステムでもある。

正解が続けば少し難しくなったり、逆に間違えばやや易しくなったりする。
だから、みんながまったく同じ順番、まったく同じ問題を受けるとは限らない。
これもあって、AI等を使ったカンニングなど、その場しのぎで対応し、不自然な回答になると、痛い目に合う。


◾️自宅受験ならカンニングできるのでは、と思う人へ

今の時代だからこそ避けて通れない話だと思う。
自宅で受けるWebテスティングなら、カンニングできるんじゃないか。
AIに聞けばいいんじゃないか。

そう考える人はいると思う。
でも、そこを甘く見ない方がいい。

提供側は、ただ問題を出して終わりじゃない。
当然、企業に対しては評価の仕方や見方、レポートの読み方、活用方法が提供されている。

しかも今は、昔よりずっとその精度は高度になっている。
単に点数だけではなく、回答傾向や、性格面の一貫性、不自然さ(カンニングの可能性)、能力の出方、特性の見え方、そういったものをよりAI分析などでより細かく見られる前提で考えるべきだと思う。

人事担当者が複雑な情報をそのまま全部読み解くのが難しいからこそ、分析結果をAIなどの高度なシステムで整理して見せる仕組みもどんどん洗練されている。つまり、一昔前よりはるかに、不自然な行動は実力じゃない嘘は、見透かされやすくなっている。ここを侮ってはいけない。


◾️今の時代のAIとの向き合い方

これはSPIだけじゃない。面接シートでも、エントリーシートでも、面接の受け答えでも同じだ。
採用する側が見たいのは、100点の答案そのものじゃない。

その人本人が、どのくらいのレベルで、どんな考え方をして、どんな強みと弱みを持っているのか。
今の時代の、評価の価値は、そこなんだ。

昔は、AIのない時代は、カンニングや裏技なしで高得点なら、そのまま高評価につながりやすかった。
もちろん今でも、高い能力の人を選抜したいという試験の根底は変わってはない。

だが、今はAIがあるせいで、そこが正しく選抜しづらくなっている。
だからこそ、不自然に高すぎるものは逆に「本当に本人の力か?」と見られやすい。

今、一番価値があるのは、AIを使って盛った結果ではない。
多少、稚拙でも、不器用でも、本人の実力が、そのまま自然に出ている情報だ。

だから、一番大事なのは、自分の実力を、自分の力で、できる限り出し切ることだ。
そこに全力を尽し、少しでも点数をあげるべきなんだ。
なんだ、当たり前じゃないかと思うだろうが、もう少し我慢して読み進めてほしい。


◾️正直に言う。AIやカンニングで見抜かれて落ちる後悔は重い

ここは少し強く言いたい。
AIやカンニングを使って、もし見抜かれて落ちたら、その後悔はたぶん凄まじい。
しかも、その後悔は取り返しがつきにくい。

一方で、家事や仕事や育児の合間を縫って、一生懸命勉強した。
時間が足りなかった。
合格ラインに少し届かなかった。
それで落ちた。

そっちの方が、まだずっといい。
なぜなら、それは次につながる、人生につながるからだ。
その過程であなたの中にちゃんと力が残るからだ。

試験のために久しぶりに
筆算した。
引き算した。
かけ算した。
言葉の意味を考えた。
問題を解いた。

たぶん、少し楽しいはずなんだ。いや、ものすごく楽しさを実感しているはずだ。
昔学んだ知識を学び直す懐かしさだけでなく、学ぶことは人の欲求の土台だと、眠っていた頭が起きる感じがしたはずなんだ。これは、まさに幸福度を体感している瞬間なんだ。

そこが、ものすごく大事なんだよ。
カンニングやAIに頼ると脳が思ったその時点で、動機・モチベーションが一気に下がるので、勉強や試験は途端にストレスに変わるしかも、落ちる。しかも、人生に繋がらない。たとえ、それで、合格を掴んでも。自分が正しい能力でないので、自分の属性が周囲と合わずに苦しむ。
全く、いいことがない。

焦っている時間。
少し分かるようになってきた時間。
前より速く解けた時間。そういう途中の中に、価値がある。

だから、楽しんでほしい。ありのままで勝負してほしい。
そして、ありのままの自分の基礎力を、ちゃんと上げてほしい。


◾️今勉強している人に向けて、シンプルな勉強法の話

最後に、勉強法をすごくシンプルに整理する。

まず、問題集やテキストは一冊でいい。
いろいろ手を出しすぎなくていい。
まずは一通り、全体のパターンをなるべく短期間に解き切ること。

この1回目は、うろ覚えでもいい。
一文一文が回答を見ながら30分かかってもいい。
とにかく、SPIにはこういう型があるんだと頭に入れる。

そして、その後だ。
凡人は、心配だから、同じ要領で、覚えるまで2回、3回をゆっくり繰り返す。
これ、実は、脳にとっては罠で、どんどん効率や集中力が下がるだけでなく、ひとつのパターンを超えた部分も完璧に覚えすぎて応用力も減っていく。

そもそも、2回も、3回も、じっくり繰り返している暇なんて、正直ない場合が多い。

仕事もある。
家事もある。
育児もある。

だから2回目以降からは、すでに本番みたいにやる。

・時間を測る。
・少し焦る。
思い出しながら解く。
・迷ったら切る。
・無理なら絞る。
・最後は選択肢を推論で絞って、山勘も含めて判断する。


これが、究極の練習なんだ。

そして、脳の記憶の定着の理論から考えても
覚える過程で、思い出そうとするその負荷が、記憶を定着させる。

脳に少し尻に火がついた状態の方が、ただのんびり復習するより、短期間で頭に残る。
思い出す作業。あの負荷。わざと、やるんだ。しかもスピーディーに。わざとうろ覚えの段階からそれをやる。

SPIは、じっくり解けるかのテストじゃない。
短い時間の中で、脳を効率よく動かせるかのテストだ。

だから、練習もそれに合わせる。

もし、これが、本番だったら?
毎回、わざと常にその疑似体験の中で、解いてみる。

もちろん、解き終わったら、きちんと正しい解法を見直して復習する。
でも、本気の後の、復習は驚くほど、記憶に残る。


ここがすごく大事だと思う。
勉強が得意な人は、こういったことが自然に身についていて、かつ、継続力や、実行力があるだけだ。


さぁ、一つずつ諦めずに、今日の5分を・・・1時間の積み重ねを大切にしよう。
この合間の積み重ねが、未来に繋がっている。

続けていると、塵も積もれば山となって、ふと振り返った時、いつの間にかすごく高い位置まで登ってきたことに気づくはずだ。

大丈夫、ここまで、読んでくれたあなたは、もう、真剣そのもの。その時点で、乗り越えられる素養を持っている。さぁ今日も愛と感謝を胸に頑張ろう!
またね!


松永 修 – MUSICおさむ

松永 修|MUSICおさむ|国家公務員|キャリアコンサルタント|作家・メディアクリエイター/音楽クリエイター(シンガーソングライター)|IT・AI設計・コンサルタント

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