おはよう。今日はね、前回まとめた「2026年のリスクワード/チャンス領域」を踏まえつつ、もう一段だけ深く掘る。テーマは、社会に役に立つビジネス。これから伸びる社会課題解決ビジネスの共通点。要するに、世の中がこれから本気で必要とする“支え方”の話をしたい。
◾️「社会の役に立つビジネス」は、善意だけじゃ続かない
社会課題に向き合う動機は、綺麗ごとでいい。むしろ綺麗ごとでいい。でも、続けるには仕組みがいる。続く仕組みっていうのは、熱意の消耗戦にならない形のことだ。誰かの気合や根性で回る支援は、立ち上げはできても、時間とともに疲弊する。だからこそ、最初から“続く前提”で設計された支え方が必要になる。
◾️いま足りないのは「サービス」より「つながる導線」
高齢、障害、子育て、孤立、生活困窮、ひきこもり、地域の衰退。課題は山ほどある。でも現場の詰まり方は案外似ている。入口がわからない。どこに相談していいか分からない。制度はあるのに辿り着けない。支援が続かない。関係機関が連携したいのに、情報が散っていて引き継げない。つまり、いま本当に不足しているのは「何かを提供する一発のサービス」よりも、困りごとがこぼれ落ちない“導線”なんだと思う。
◾️社会課題が複雑化した時代に、必要なのは「多機関連携の現実解」
いまの困りごとは、単独で終わらない。介護だけ、障害だけ、子育てだけ、失業だけ、みたいに綺麗に区切れない。家計、健康、孤立、家族関係、住まい、就労が絡み合う。その時に大事になるのは、専門家が増えることよりも、ちゃんと“つながる”ことだ。相談がたらい回しにならず、必要な支援へ自然に接続され、引き継ぎが折れない。そういう連携の仕組みが、これからの土台になる。
◾️現場が燃え尽きるポイントにこそ、改善の余地がある
需要があるのに担い手が増えない領域には共通点がある。しんどいのは、作業量そのものというより、段取りと調整と記録の負荷だったりする。電話が分散する。情報がバラバラ。引き継ぎが属人化する。記録が追いつかない。会議は増えるのに前に進まない。こういう“詰まり”が、結果として人を疲れさせる。だから、社会に役に立つビジネスの出発点は、現場の努力を増やすことじゃなく、現場の消耗を減らすことになる。
◾️デジタルは「置き換える道具」じゃなく「支える道具」として使う
ここは誤解されやすいところだけど、DXの導入、デジタルやAIは、人を減らすためのものじゃない。人が大事なところに時間を使えるようにするためのものだ。相談の中身の判断や、人の心に寄り添う部分は、最後まで人が担うべき領域だと思う。だからこそ、整理、共有、引き継ぎ、連絡、スケジュール、記録、集計、報告みたいな、支援の周辺にある“摩擦”を減らす方向で使う。ここが整うだけで、支援は驚くほど折れにくくなる。
◾️「地域の資源」を束ねる発想が、これから強くなる
買い物代行、見守り、移動支援、居場所づくり、学習支援、スポーツや文化の場。ひとつひとつは小さくても、地域には資源が点在している。問題は、それが点のまま孤立していることだ。必要なのは、点と点が繋がって“面”になること。地域の人材、団体、企業、行政、学校、医療、福祉が、無理のない形で連携できる構造。ここを作れる人や仕組みが、これからの社会課題解決の要になる。
◾️「成果の言語化」ができる仕組みは、継続しやすい
社会課題の解決は、派手な成功より、地味な継続が勝つ。だからこそ、成果が“感想”で終わらない設計が必要になる。件数、継続率、再相談率、連携先の増加、参加者の変化、満足度。こういう形で、現場の頑張りが伝わると、支援は続きやすくなる。現場の人が報われる形で社会に共有される。これが、次の担い手を呼び込む。
◾️2026年以降の熱は、「孤立を減らす」「支援を途切れさせない」に集まる
結局、地域振興も、高齢者支援も、障害福祉も、子育ても、社会教育も、スポーツも、文化も、全部つながっていく。根っこにあるのは、人が孤立しないこと。困りごとが制度の狭間で落ちないこと。支援が続くこと。ここに向けて、社会全体がもう一段ギアを上げる時期に入ってる気がする。
だから、社会に役に立つビジネスを考えるなら、派手なアイデアを探すより、現場が折れないようにする支え方を探したい。人の手が必要なところに、ちゃんと人の時間を残す。そのために、周辺の摩擦を減らし、つながる導線を整え、地域の資源を束ねていく。そういう地味で強い設計が、社会を確実に楽にする。
さあ、こういう時代の変化の中で、しっかりアンテナを張りながら、自分ができる形で社会に関わっていこう。誰かの努力だけに背負わせず、仕組みとして支えていく。そうやって社会の課題を少しずつほどいていくことが、回り回って、自分と、周りの大切な人たちの暮らしを守ることにもつながる。今日も愛と感謝を胸に。同じ空の下で生きてる。じゃあ、今日もバイバイ。