日々のことば(ブログ)

✍️人の話を「聴く」ということ。

おはよう。

夏の入り口の中に、少し涼しさも混じる朝。そんな空気の中で、ふと思う。

今日は「人の話を聴く」ということについて、少し考えてみたい。

■ただ聞く、のと「聴く」のは全然違う

日常の中で、人の話を「聞いているつもり」で、実は自分が主導してしまってる場面って、意外と多い。相手が話してる途中でアドバイスしたり、良かれと思って「こうした方がいいよ」と口を挟んだり…。

もちろん、そういう積極的な提案が大事な場面もたくさんある。でも、「相手が今、自分の中を整理しようとしている時」「考えたい時」「悩んでいる時」は、ちょっと違うスタンスが必要になる。

実は、そういう時ほど、こちらがどう受け止めるかがすごく大事だったりする。

■大事なのは「受け止める」と「整理を手伝う」

相談でも、普段の会話でも、まず一番大切なのは「相手の話をそのまま受け止める」こと。でもそれは、ただ黙って聞くこととは違う。

・相手の話をそのまま受け止める

・少し整理しながら「今ってどんな気持ち?」と軽く確認していく

・「それって、どんな時に特にそう感じる?」と自然に深めていく

・話を整理しながら、相手が自分で考えやすいように間を取ってあげる

・こんなふうに整理と確認を繰り返しながら、だんだん表面的な話から、もう少し奥の気持ちや考えまで入っていく

・それが進んできたら「もしかして、今の話って〇〇と△△のところがちょっと整理ついてないのかな?」みたいに、ちょっと焦点を整理して気づいてもらう

・そのうえで「こんなやり方もあるけど、どう思う?」「もしよければ試してみる?」みたいに具体的なアイデアも出しながら、一緒に考えていく

つまり、「受け止め → 整理 → 深める → 焦点整理 → 方策提示」みたいな流れを、ゆったりと一緒に歩く感じ。こちらが主導権を握るんじゃなく、相手が考えるための“伴走者”になることがコツ。

■決めつけない。でも提案もしすぎない

「こうすべき」「あなたはこういう人だから」という決めつけは、相手の整理の邪魔になる。でも一方で、ただずっと話を聞きっぱなしでも、相手はモヤモヤしたまま終わってしまうこともある。

大事なのは、👉「考えてもらう問いかけをしていくこと」👉「必要に応じて、具体的な選択肢や整理のやり方を“提案”してみること」

でもあくまで「提案」。それをどう受け取るか、どう考えるかは相手の自由。こちらはその材料を出していく役割。

■本当の変化は「気づき」からしか始まらない

人は、話をしていく中で自分で気づいたことの方が、ずっと行動に繋がりやすい。だからこそ、こちらが「気づきを促す問いかけ」をできるかどうかが大事になる。

このスタンスは、相談に限らない。親子でも、夫婦でも、友人でも、職場でも、全部そう。

「相手の言葉を待つ」「考える余白を残す」「問いを投げかける」

それだけで、関係性は驚くほど変わっていく。

■僕自身も、まだ完璧にはできていない

正直、僕自身もまだ完璧にできているわけじゃない。でも、日々意識している。少しずつでも、そういう聴き方を心がけたいと思ってる。

年齢を重ねれば重ねるほど、つい「アドバイス癖」が出てしまうものだ。だからこそ、意識し続けていきたい。相手が本当に考えたい時に、ちゃんとその余白を作ってあげられる自分でありたい。

それができたら――親子でも、夫婦でも、同僚でも、友人でも、誰との関係でも、人生は穏やかに変わっていくはずだと、僕は信じている。

■さあ、今日もそんなことを少し意識しながら、また一日が始まる。

家族のみんなも、それぞれの場所で頑張ってる。離れていても、同じ空の下で、心は繋がっている。

愛してるよ。

バイバイ。


松永 修 – MUSICおさむ

松永 修/音楽名義:MUSICおさむ(シンガーソングライター)/音楽と文章の作家/国家公務員/キャリアコンサルタント

関連記事

最新記事
会員限定記事
おすすめ記事
PAGE TOP
ログイン 会員登録
会員登録