日々のことば(ブログ)

✍️人生は総資産じゃない。総満足ポイントで決まる

おはよう。僕は長年こういうふうに生きていて、その中で「これが自分には合うな」と思っている軸がある。こういう“軸”を持つと、毎日の選択が変わる。人は何を大事にしているかで、同じ一日でも意味が変わるからだ。人生は「総資産」や地位名誉、学歴等、じゃなく「総満足ポイント」で決まる。

◾️昔のゲームは「数値が高い人が勝ち」という設計だった

昔の人生ゲームは分かりやすい。稼いだ額が多い人、資産を増やした人が勝ち。ルールが明確で、勝ち方も一本筋が通っている。だから真面目な人ほど強い。努力して、積み上げて、正しく進めば勝てる。
でも現実の人生は、そこまで単純じゃない。お金も、学力も、地位も、名誉も、確かに大事だ。ただ、それらは人生の勝敗をそのまま決める“ゴール”じゃなくて、あくまで“道具”なんだと思う。

◾️最近出会ったすごろく

最近、素敵なすごろくに出会った。そこでの勝敗は、単純にお金の多さでは決まらない。「お金をうまく活用して、エンジョイポイントをいちばん貯めた人が勝ち」というルールだった。
これを見たとき、価値観が急に変わったというより、むしろ「ああ、やっぱりそうだよな」と背中を押された感覚があった。僕の中では昔から、資産や肩書きそのものをゴールにするより、人生の納得や手触りを増やすほうが大事だと思っていた。その感覚が、ゲームのルールとして可視化されていて、すごく嬉しかった。

◾️満足ポイントは「自分だけが気持ちいい」って意味じゃない

最初にここだけは誤解を解いておきたい。「満足」と言うと、快楽とか、自分の欲を満たすことだけに聞こえることがある。でも僕が言っている満足は、もっと広い。大切な人が幸せであること、身の回りの人たちが少し豊かになること、自分が自己実現していくこと、安心できること、充実していること、やるべきことをやりきった誇り、義務や責任を果たした手応え。そういう全部を含んだ言葉として、満足ポイントと言っている。もちろん感覚的な楽しさも満足の一部ではある。でも、それだけの話じゃない。

◾️「満足ポイント」という呼び名にした理由

この手の話をすると、候補はだいたい「幸福」とか「ウェルビーイング」とか、あるいは「納得」とか「充実」とかに寄っていく。でも、どれもしっくり来ない部分があった。
「納得」は、悪くないけど少し寂しい。納得していても、現実は揺れるし、割り切れないものもある。納得が強すぎると、認知で飲み込む器の話みたいになって、僕が言いたい“生きた手触り”が薄れる。
「充実」も、いい言葉だけど、濃い・詰まってる、みたいな方向に寄りやすい。充実しているだけが正義でもないし、静かな時期だって人生には必要だ。
「幸福」や「ウェルビーイング」は一番近いけど、逆に言葉が大きすぎて、当たり前に聞こえたり、人によっては「幸福=資産最大化・収入・地位名誉」みたいな古い先入観に引っ張られたりする。僕はまさにそこを外したい。
だから、あえて僕は「満足ポイント」と呼ぶことにした。幸福という巨大な言葉を振り回すより、もっと生活に近い言葉で、でも範囲は広く、浅い快楽だけじゃなく、責任も安心も自己実現も人との関わりも含められる言葉。僕の感覚では、それが「満足」だった。これは僕の命名だ。自分の生き方の軸に名前をつけた、というのも含めて、この言葉を使っている。

◾️お金は「燃料」だ。増やすだけでは目的にならない

お金があると安心できる。家族を守れる。選択肢が増える。だからお金は大事だ。
でもお金は、目的じゃなく燃料だ。燃料は溜め込むだけでは意味がない。どこへ行くのか、何を実現するのか、何を守るのか、そのために使ってこそ価値が出る。
貯めることが上手い人ほど、いつの間にか「増やすこと」自体が目的になることがある。すると、燃料を貯め続けているのに、人生は前に進んでいない、という状態が起きる。総満足ポイントを増やすためにお金を使う。順番はここだ。

◾️学力も「道具」だ。高いほど勝ち、では終わらない

学力も同じだ。頭がいい人が勝ち、いい大学に行った人が勝ち、難しい資格を持っている人が勝ち。そんな空気は、たしかに昔からある。
でも学力や学歴や資格は、それ単体で人生の勝敗を決めるものじゃない。それを使って、どう満足いく生き方に変換できるかが本質だ。
学力があっても、自分の人生を苦しめる方向に使ってしまえば満足ポイントは増えない。資格があっても、誇りや安心や自由に還元できないなら、ただのコレクションで終わる。学力は強い道具だ。でも道具は、使い方で人生の質が決まる。

◾️地位も名誉も「道具」だ。それ自体が高い人が勝ちではない

地位や名誉も同じだ。高い地位があると、できることが増える。影響力が増える。人を動かせる場面も増える。つまり、選択肢が増える。
でも、地位や名誉それ自体が高い人が勝ちではない。それをどう使って、自分の人生の納得を増やすか。あるいは周りの人の納得まで増やせるか。そこに意識が向いているかどうかが大切だ。
地位も名誉も、満足ポイントに変換されてこそ意味がある。変換できないままだと、外側の評価は立派でも、内側の納得は薄いまま残る。

◾️満足は「短期」と「長期」がある。種まきの満足は強い

満足ポイントには、すぐ貯まるものと、時間がかかって貯まるものがある。すぐ楽になる、すぐ嬉しい、すぐ報われる。そういう満足もある。
でももう一つ、長い時間をかけて“種をまいて”、やっと満足に変わるものもある。むしろ後者のほうが、喜びは深くて長い。時間がかかった分だけ、自分の中に根が張るからだ。
だから僕は、満足を増やすと言っても「今この瞬間だけを最大化する」という発想ではやっていない。短期の満足も大事にしつつ、長期の満足のための積み重ねも同時に走らせる。タイムラインが複数ある、という感覚で生きている。

◾️人は他者との関わりの中で、満足が最大化していく

人間は最終的に、自分一人で完結して満足を最大化するわけじゃないと思う。他者との関わりの中で満足を得ていくし、その中で意味を生み出していくと言っても過言じゃない。
誰かの笑顔が自分の満足になることがある。誰かの安心が、自分の満足になることがある。自分の成長が、誰かの役に立つ形に変わっていくこともある。満足ポイントは、孤立して貯めるより、関係の中で深くなっていく。だからこそ「自分だけが満足できればいい」という話ではないし、僕の言う満足は、ちゃんと広い。

◾️「勝ち組」の先入観をほどくと、人生の評価軸が変わる

昔は、資産が多い。学歴が高い。地位と名誉が高い。そういう条件が揃うだけで勝ち組、みたいな表現が横行した。だから先入観が残りやすい。
でも本当は、そこより大事なものがある。総満足ポイントが多いかどうかだ。もし資産も学力も地位も名誉も、満足ポイントに還元できていないなら、どれだけ持っていても、死に際の幸せ度、納得度、満足度、幸福感は増えにくい。
逆に言えば、持っているものが大きくなくても、日々の選択を満足ポイントの方向に積み上げられる人は強い。人生の最後に残るのは、見せびらかせる数値じゃなくて、自分の中に残る納得だ。

◾️最後に:人生に方針があるだけで、選び方が変わる

会社で言えば、方針が決まらないまま経営しているようなものだ。忙しいだけで、どこに向かっているか分からない。人生も同じで、方針がないと、目の前の義務と不安に引っ張られて、気づけば一年が終わる。
でも「総満足ポイントを増やす」と決めると、選び方が変わる。時間の使い方が変わる。断り方が変わる。休み方が変わる。お金も、学力も、地位も、名誉も、全部“道具”として扱えるようになる。増やすことが目的じゃなく、満足に変換することが目的になる。
だからこそ僕は、毎日一生懸命に満足ポイントを増やす活動をしている感覚で、楽しくて仕方ない。無理やり頑張っているわけじゃない。苦じゃない。仕事も家庭も趣味も個人活動も勉強も、全部「満足に変換する」という目的の中に置けるから、日々が前に進む。
総満足ポイントを増やす。その方針があるだけで、毎日は変わる。自分がどう生きたいか、その地図を持つだけで、選択は驚くほど整っていく。今日も、総満足ポイントが増えるほうへ、一生懸命に舵を切っていこう。


松永 修 – MUSICおさむ

松永 修|MUSICおさむ|国家公務員|キャリコン|作家・メディアクリエイター/音楽クリエイター(シンガーソングライター)|DTM作編曲

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