おはよう。
昨日は、いよいよキャリア支援の上位資格に挑戦する試験本番の日だった。
前回、国家資格キャリアコンサルタントの合格を経て、次に目指してきたのがこの技能士試験。積み重ねてきた経験と知識を、さらに体系立てて証明するチャレンジでもある。
まずは午前中の学科試験から振り返ろう。
正直ここについてはもう、完全に博士級の自負がある。
これまで積み重ねてきた知識量は伊達じゃない。解いていて思った。
「うん、これ全部知ってる…」
分からない選択肢が一問だけあったけど、それすらその他の選択肢で消去法でとけた。本当にすらすら解けた。知識だけは段違いなところまで到達している。自信満々で終了。おそらく自己採点でもかなり高得点が叩き出されるはず。ラクラク基準点クリアの予感。
午後の論述に向けて、良い流れだった。
そして──午後、ドラマの幕が上がる。
試験の合間、レストランで昼食。
たまたま仕事の同僚である受験仲間たちとも顔を合わせて、和やかなランチタイム。
「たまにはジュースでも飲むか」と軽い気持ちでドリンクバーを注文。
まさか、これがすべての伏線になるとは…このときは思いもしなかった。
ドリンクバーでジュース2杯。
直前に念のためトイレを済ませておいた。準備万端のつもりだった。
ところが、午後の論述試験の直前オリエンテーションが始まると──
…急激な尿意。
時間は刻々と進み、開始10秒でピークに達する。「では、これから試験を開始します」
その瞬間、問題の逐語録を読み始めたが、全く集中でしない。完全にやってきた。「…やばい。」
心臓はバクバク、脳は真っ白、手が震え、まさに極限状態。
試験開始から30秒で、挙手をして緊急トイレ離脱。恥を忍んで、ダッシュでトイレへ。
試験時間が刻一刻と削られていく中での戦場からの離脱。係員付き添いのなかでトイレに行き、またダッシュで会場にもどり、席に復帰後も、手の震えは止まらず、冷や汗は止まらず、脳内はホワイトアウト。完全に、時間配分の計画が崩れたと、これまでの苦労がすべまで水の泡になるかもしれない、と恐怖が襲われて、思考のスイッチが入らない。とりあえず、一文字目を書いたが、手が震えて、何度も消して書き直す、余計混乱する。
だか、ここから、リカバリー劇、始動。
ここからが、まさに今回の僕の真骨頂だった。
最初の10分は完全にパニック状態。でも、少しずつ冷静さを取り戻していった。
「まずは自分の型に乗せるんだ。ふだんの努力は身体に染み込んでいる。」
問いを一つひとつ整理し、訓練してきた思考回路を呼び起こしながら書き始める。
構造をしっかり積み重ねていく。
もちろん、完璧ではない。
冷静ならばもっと上手く書けたとは思う。
深掘りの余地は残したまま。
でも、崩れず最後まで書き切れたこと自体が勝負だった。きずけば、最後はいつもと変わらず10分前に一通りぎっしり書き終えることができ、最後は、見直し時間も確保できて、誤字脱字の修正までやりきれた。
しかし、全体的にドキドキ状態が最後まで続いていた感じだったので、終了5秒前に、見直し漏れいた発見した脱字は、悔しかったけど、意味が通じないわけではない。
少なくとも「最後まで逃げずに立ち向かえた自分」を誇りに思う。
今回は、人生の縮図だった
あのパニックの瞬間。手の震え。
でも、その先に自分の積み重ねてきたものがちゃんと残っていた。
究極の、極限状態のときは、小手先の思考やテクニックよりも、普段の努力だけが助けてくれた。
午前の学科は余裕で突破。
午後の論述は、荒削りだけど合格圏内には十分届いている。採点監督官にはこのドラマは届かない。答案用紙の論述にそれが多少は現れて未熟な点はあるだろうが構造と本質を保てて完走しきった。だから今はもう、心は次の面接試験へ完全に切り替わっている。
とにかくまだ今も思い出すだけで恐ろしい体験だった。あんなに普段試験前の体調管理精神統一について、みんなにアドバイスしている立場なのに、そして自分自身もしっかりと意識してきたはずなのに、昨日はつい午前中の学科試験がうまくいった高揚感と、久しぶりに会社の同僚仲間とランチをする喜びで、浮かれてしまって、ハメを外してしまった。笑っちゃうぜ。ただこんな時も人生これからもたくさんある。それで危機に遭遇した時にいかに乗り越える力があるかどんな状況でもとにかく乗り越えて結果を出す。それが昨日100%じゃなくても80%でもそれが達成できたことが、僕のリカバリー力が自分の自信となり、今後の自己効力感となった。これは大きな体験だ。
そんなこと言いながら、今日も仕事も頑張ろう。次の二次試験の対策に備えている。
今この瞬間も、家族たちもまた、それぞれの場所でドラマを生きている。
僕がこうして戦っている時、みんながそれぞれの物語を歩んでいる。同じ空の下で、同じ雨雲の下で、僕らは今日も生きている。
心はいつも一つ。
愛してるよ。