日々のことば(ブログ)

✍️ChatGPTに個人情報を入れる前に──共有NG5項目と、事故を防ぐ使い方

おはよう。さて、今日はAI関連の記事だ。ChatGPTに関する注意喚起「AIに何を入れていいのか/入れちゃいけないのか」。便利さが日常に溶けた今、この線引きだけは一度、ちゃんと言葉にしておきたい。僕なりに整理して、読んだ人が“自分のルール”を持ち帰れる形にしておく。

◾️結論

AIチャットは便利だが、入力内容が保存・分析・再利用され得る前提で考えるべきだ。個人特定情報、私生活の深い話、医療情報、職場の機密、金融情報は共有を避けたい。すでに共有してしまった場合は、被害軽減策(履歴削除、設定見直し等)を取る。今後は「半ば公開空間」として扱い、情報を最小化・一般化する姿勢が大切になる。

AIチャットは“秘密の手帳”じゃない。入力した瞬間に、情報は「自分の管理外に置かれうるデータ」になる。ここを腹落ちさせるだけで、線引きは一気にラクになる。

一方で、「送ったら即、誰かに読まれる」「永久に学習される」みたいな恐怖で一律に語るのは雑だ。設定や運用はサービスごとに違うし、使い方次第でリスクの濃淡も変わる。だからこそ、怖がりすぎず、ナメすぎず、現実の使い方に落とすのが正解だ。

◾️「見られる」より怖いのは、「自分のコントロール外になる」こと

プライバシーの本質は「覗かれる」だけじゃない。もっと現実的なのはこの3つだ。保存される可能性がある(履歴やログ)。安全対策や品質改善の文脈で扱われる可能性がある(全部ではないがゼロではない)。法的・契約的な理由が絡むと、思った通りに消せない場面がある。つまり問題は“AIが悪い”じゃなく、入力した情報が「自分の外に出ていく構造」にある。だから最初から「出ていって困る情報は入れない」が最強のルールになる。

◾️まず押さえるべき、設定の話(でも過信しない)

ChatGPTには、会話の扱い方を利用者側で切り替えられる設定がある。モデル改善に使う設定をオフにする、一時チャット(履歴に残しにくい運用)を使う。ここまでを知っているかどうかで、安心感は変わる。ただ、ここで勘違いしたくないのは、設定は大事だけど万能じゃないってこと。結局、最後に守るのは入力の線引きだ。設定は補助輪、ルールが本体。

◾️僕が「絶対に入れない」と決める5つ

ここは短く固定しておく。迷ったら、入れない。

  1. パスワード、ワンタイムコード、APIキー等、秘密の質問の答え
  2. 免許証・マイナンバー・パスポート・住所・電話・各種番号など、個人特定に直結するもの
  3. 医療記録・検査結果の原本、受診先や患者情報が特定できる形の健康データ
  4. 会社の顧客情報、未公開資料、契約書、社内データ、ソースコード、守秘義務で守られる情報
  5. 口座番号、カード番号、確定申告書、給与明細など、金融の原本
    これは「AIが信用できるか」じゃなく「入力した瞬間に“第三者の管理領域”に入る」から避ける、ただそれだけだ。

◾️送信前の“10秒チェック”で事故が激減する

送る前に、一回だけ自分に聞く。「これ、家族のグループチャットに貼られても平気か」「これ、職場の誰かに見られても問題ない形に一般化できてるか」。この問いにYESと言えないなら、情報を削るか、抽象化するか、そもそも送らない。ITリテラシーって、結局こういう“習慣の設計”だと思う。

◾️一般化のコツは、固有名詞と数字を落とすだけでいい

抽象化って聞くと難しく感じるけど、やることは単純だ。固有名詞(人名・会社名・病院名)と、特定につながる数字(住所・番号・日付の細かさ)を落とす。例えば「A社のBさんに提出した見積書を直して」じゃなく「取引先に出す見積書の文章を整えて」。情報の芯は残しつつ、個人や組織が立ち上がらない形にする。これだけで安全度が上がるし、AIの出力品質も意外と落ちない。

◾️仕事で使うなら、個人アカウントと混ぜない

仕事の情報が危ないのは、漏えいの恐怖だけじゃない。契約違反・規約違反・信用失墜まで一気に飛ぶからだ。だから仕事でAIを使うなら、環境を分ける。職場のルールがあるなら、それが最優先で、その範囲内で“使える形”に情報を一般化して使う。ここを曖昧にすると、便利さの代償が大きすぎる。

◾️すでに入れてしまった場合の現実的な対処

“巻き戻し”はできないと考えたほうがいい。でも、被害の芽を小さくすることはできる。パスワードやキーを貼った可能性があるなら即変更、キーは失効。金融情報を貼った可能性があるなら迷わず金融機関・カード会社へ相談。今後が不安なら、設定を見直しつつ、重要な話ほど入力を減らし、情報を一般化する。削除は万能じゃない。でも「これ以上増やさない」「露出面積を減らす」には効く。やれることを、淡々とやる。

◾️最後に:AIは親友じゃなく、強い道具だ

AIは人間っぽく返してくる。だから距離感を間違えやすい。でも、必要なのは“信じる”じゃなく、“設計する”だ。入力を最小化する、一般化する、環境を分ける、設定を切る。これだけで、AIは一気に「頼れる道具」になる。しかもこの考え方は、ChatGPTに限らない。どのAIでも、どのサービスでも通用する。

さて、今日もね、こういったイノベーションの真ん中で、文化も科学もテクノロジーも、どんどん切り替わっていく時代を僕らは生きている。だからこそ、便利さに流されず、仕組みとリスクを理解して、ちゃんとアンテナを張って選び取っていこう。それが、間違いのない賢明な行動につながり、あなた自身の自己実現にも、あなたの周りの大切な人を守ることにもつながっていく。限りある命を、支え合いながら豊かに生きるために。

さあ、今日も愛と感謝を胸に。愛する人たちは、同じ空の下で生きている。それでは、今日もバイバイ。


松永 修 – MUSICおさむ

松永 修/音楽名義:MUSICおさむ(シンガーソングライター)/音楽と文章の作家/国家公務員/キャリアコンサルタント

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