日々のことば(ブログ)

✍️ChatGPTで終わらない|“作れる側”に回るアプリ開発の現実

おはよう。今日はテクノロジーの話。AIも絡めたアプリ開発の話だ。最近、広告を眺めていると、「これからはAIで億万長者が量産される」「90秒でアプリが作れるのに・・・ChatGPTで終わっている人が多い」――煽り文句としては強い。でも、たぶん多くの人がこう感じてるはずだ。

「いやいや、そんな簡単なわけないだろ」
「有料コンテンツに誘導する詐欺だろ」

アプリ開発と聞いた瞬間に、頭に浮かぶのはだいたい決まってる。

開発費用が高そう。全部英語で無理そう。コードが読めない。エラーが出たら詰む。環境構築で心が折れる。そもそも何を作ればいいかわからない。

これ、別に恥ずかしい感覚じゃない。世の中の“普通の理解”として、そういうイメージが定着してるだけだ。だからこそ、広告の「90秒」なんて話は、半分ネタだと切り捨てられて終わる。

ただ、ここからが本題。

結論から言うと――「90秒でアプリが作れる」は、言い方は雑だけど、現実の変化の方向性としては当たってる。

正確にはこうだ。
90秒で“動く何か”は作れる。

そして、この“動く”を一回でも前提に置ける人が増えると、アプリ開発に対する認知は変わる。今日は、その現実を、煽りじゃなく手触りのある形で整理する。

◾️90秒広告は、どこまで本当なのか

世の中には煽りがある。無料PDFに誘導して、高額ノウハウに繋げる広告も増えた。中には詐欺まがいもある。だから疑うのは当然だし、疑わない方が危ない。

ただ、「全部ウソ」でもない。ここが厄介で面白い。

アプリが90秒で作れる、という言い方は誇張だ。でも、“何をもって作れたと言うか”を整理すると半分は現実になる。完成品が一瞬でできるわけじゃない。けれど「動く入口に立つ」ことなら、以前より圧倒的に短時間で到達できる。

◾️アプリ開発が難しかった理由は「才能」じゃなく「環境とコスト」だった

昔のアプリ開発は、いきなり壁が高かった。難しいのは技術だけじゃない。

開発環境が分かりにくい。エラーの原因が特定できない。英語の情報が多い。フォーラムを彷徨って沼る。そもそも相談相手がいない。だから外注になって金がかかる。

ここで多くの人が止まる。止まるのが普通。入口が“デバッグ地獄”だから。
でも、これが今、決定的に変わった。AIが「相談相手」と「切り分け役」を兼ねるようになったからだ。

◾️iPhoneユーザーが有利な理由:まずは無料で始められる

まず誤解を解く。

Macがあるなら、Xcodeは無料で使える。シミュレータで動かすだけなら、ここは本当に無料で始められる。公開して世界に配る段階で、年99ドル(Apple Developer Program)が必要になるけど、それは“その後”でいい。

大事なのは、最初から「公開」を目標にしないことだ。まずは“動かす”。入口が見えれば、次の選択肢はいくらでも増える。

◾️Xcodeは怖くない。「道具」だから、触り方が分かればいい

Xcodeを開くと英語だらけで一瞬ひるむ。わかる。

でも冷静に言うと、Xcodeは「作る場所」でしかない。Wordで文章を書くのと同じ。WordPressでブロックを配置するのと同じ。道具は道具。

怖さの正体は英語そのものというより、「どこを触って、何が起きたか」が見えないことだ。逆に言えば、触る場所と順番が分かれば、ちゃんと慣れる。

◾️SwiftUIは“書くプログラミング”というより「組むUI」に近い

ここは感覚の話だけど、初学者にとって大事なポイントだ。

SwiftUIは、頭の使い方としては「HTML+CSS+ちょいJavaScript」に近い。もちろん同じではない。でも、画面を部品で組み立て、配置し、見た目を整えるという意味で、Webを触ったことがある人ほど既視感がある。

そして、アプリが“アプリっぽく見える”瞬間は、だいたい細部の一手で起きる。背景が整う、余白が整う、タイトルが出る、ナビゲーションの枠が揃う。そういう小さな一歩が「急にそれっぽくなる」境目になる。

◾️Swiftは“英語”じゃなくて「言葉」だ。日本語で進められる時代が来た

SwiftはAppleのプログラミング言語。昔なら「新しい言語?無理」で終わってた。C、Java、Python…全部追うなんて不可能だし、全部覚える必要もない。

でも今は違う。

AIが翻訳も代筆もしてくれる。文章も、英語も、そしてコードも。つまり、日本語が分かるなら、Swiftは“日本語から操作できる距離”に降りてくる。

プログラミング言語って、結局は言葉だ。構文があるだけで、意思伝達の道具でしかない。だから、入口の壁が崩れた今は、「言語ができないから無理」という理由は、かなり弱くなった。

◾️最大の敵だった“デバッグ地獄”が、AIで別物になった

昔のアプリ開発が辛いのはここ。

RUN押したのに動かない。エラーが出る。原因が分からない。ネットで検索する。フォーラムを読む。同じエラーが見つからない。時間だけ溶ける。

これが“デバッグ地獄”。才能の問題じゃない。孤独と時間の問題だ。

でも今は、AIがいる。

エラーを貼る。状況を説明する。「何をしたい」を日本語で言う。すると、原因の切り分けと修正案が返ってくる。人間のメンターが隣に座っている状態に近い。ここが一番、時代の差が出るところだ。

◾️“90秒”の正体:「完成」じゃなく「動かすまでの距離」が短くなった

結局こういうことだ。
90秒で完成品ができる、は誇張。
でも、90秒で“動く入口”に立てる、は現実。

昔は入口で詰まった。今は入口が開いた。だから、億万長者云々は置いといても、「作れる側に回れる確率」は桁違いに上がってる。

そして何より、作る側に回った瞬間、世界の見え方が変わる。「人が作ったものを使うだけ」じゃない。「自分で作って試す」ができる。この差はでかい。

◾️まずやってみよう。入口を越えれば景色が変わる

もしあなたがiPhoneユーザーで、「自分のアプリ作ってみたい」と一回でも思ったことがあるなら、まずは入口だけでいい。

公開は後でいい。年会費も後でいい。
まずはXcodeを入れて、動くものを一つ作る。

そのうえで、公開を目指すなら、審査や規約の世界がある。そこは“ルールの読み方”を身につければいい。最初から全部を背負わなくていい。

◾️さて今日も

創作やものづくりは、昔から一人でもできた。でも、苦手な部分がボトルネックになって止まりやすかった。今は、その苦手な部分をAIで補完できる。だから「できる人だけが前に進む世界」から、「やる人が前に進む世界」に寄ってきた。

さあ今日も、社会のテクノロジーと変化を俯瞰して、自分の人生に逆算して、行動していこう。自分自身と、愛するもの、家族、すべての愛と感謝を胸に。

またね。


松永 修 – MUSICおさむ

松永 修|MUSICおさむ|国家公務員|キャリコン|作家・メディアクリエイター/音楽クリエイター(シンガーソングライター)|DTM作編曲

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