おはよう。今日の記事は、個人でブログやWebサイトを運営していて「更新を読みたい人に確実に届けたい」と思っている人に向けて書く。自社サイトの担当、あるいはマーケティングの担当として、更新情報をプッシュ通知やメールなどで配信し、再訪や読者の定着につなげたい人。目的はひとつで、OneSignalというサービスを「何ができるのか」「どの機能がどんな用途に向くのか」「WordPress運用で迷いやすいポイントはどこか」を、専門用語と、平たいわかりやすい言葉を交えながら、体系的に理解できる状態にすることだ。結論から言うと、OneSignalは通知配信を軸にした“統合メッセージング基盤”。ブログ運営で使う場合は、Web Push(ブラウザ通知)だけでも十分価値があるし、必要が出た段階でEmailやIn-App、Journeys(シナリオ配信)まで伸ばせる。
◾️OneSignalでできること(全体像)
OneSignal https://dashboard.onesignal.com(公式サイト)は「ユーザーに届ける」を複数チャネルで実行できるサービス。言い換えると、更新情報やお知らせを、いろんな“届き方”で配れる道具箱だ。代表的な機能は以下。
・Push notifications(プッシュ通知)
一番よく使うやつ。スマホやPCに「ポン」と出る通知。WordPressと組み合わせる用途の中心。
・In-app messages(アプリ内メッセージ / Web内メッセージ)
サイトを開いている最中に、画面の中に「案内」を出す機能。通知そのものじゃなくて、サイト内の掲示板みたいなもの。
・Email(メール配信)
メールで告知。文章量を確保できるので、まとめ通知や丁寧な案内向き。
・SMS / RCS(ショートメッセージ)
スマホのショートメッセージ。到達力は強いが、運用コストと同意の扱いが重くなるので、一般ブログ用途では通常使わない。
・Journeys(ジャーニー:シナリオ配信 / 自動化)
「こうなったらこう出す」を自動化する仕組み。たとえば購読してくれた人に、最初の案内を一回だけ出す、みたいな使い方ができる。
・Audience / Segments(オーディエンス / セグメント)
購読者を条件でグルーピングして出し分けたり、分析したりする場所。販促でも使うし、ブログでも「今どれくらい登録されてるか」を把握するのに役立つ。
◾️用語を日本語にして分かりやすく説明
ここで一回、言葉の意味を固定しておく。ここが曖昧だと、設定画面の英語に全部振り回される。
・購読(Subscribe)
「このサイトの通知を受け取る」とブラウザが覚えた状態。
・許可(Permission)
ブラウザやOSが「通知を許可しますか?」と本人に確認すること。
・Web Push
アプリじゃなく、Webサイトなのに通知が届く仕組み。
・Service Worker(サービスワーカー)
通知を受け取ったり表示したりする裏方の仕組み。普段は意識しなくてOK。OneSignalやプラグインが用意してくれる。
・A2HS(Add to Home Screen:ホーム画面に追加)
サイトをホーム画面に置いて、アプリっぽく起動できるようにすること。
・PWA(Progressive Web App)
A2HSと相性が良く、「Webをアプリに寄せる」技術群のこと。
◾️Web Pushの仕組み(WordPress運営者が押さえるべき構造)
構造はシンプルに二層で捉えると迷わない。
① WordPress(発信側)
記事公開などの“きっかけ”が起きたら、OneSignalに「通知お願い」と投げる。
② OneSignal(配信側)
購読しているブラウザへ通知を配る。購読者数や配信結果もここで管理する。
つまり、WordPressは「合図を出す」、OneSignalは「配る」。ここを理解しておけば、設定画面の項目が増えても迷子になりにくい。
◾️iPhone / Android / PCで挙動が違う理由
ここは一番つまずきやすい。通知って、同じWeb Pushでも“どのブラウザで、どう許可したか”で挙動が変わる。
・PC(Edge / Chrome等)
ブラウザで許可すると購読状態になる。ブラウザを閉じていても、バックグラウンド側で通知が表示される。
・Android
基本はPCと同じ。ブラウザで許可すれば購読になる。ホーム画面追加(A2HS)は必須じゃないケースが多い。
・iOS(iPhone)
iOSは前提条件が厳しめで、少なくともiOS 16.4以降の「ホーム画面に追加したWebアプリ」から通知許可を取る、という導線が現実的になる。
ここで言いたい本質はひとつ。購読の主体は“端末そのもの”というより「その端末の、そのブラウザ(あるいはホーム画面から開く入口)」だということ。だから、人によって「同じiPhoneでも通知が出たり出なかったり」が起きる。
◾️Permission Prompt(許可のお願い画面)は何をするものか
許可(Permission)は最終的にOS/ブラウザが出すダイアログで決まる。OneSignal側でできるのは、その“手前の説明”をどう出すか、という設計だ。
・何ページ見たら表示するか(例:1PV、2PV)
・何秒経ったら表示するか(例:45秒)
・文言(何が届くのか、解除できるのか)
・ボタンラベル(「あとで」「通知を受け取る」など)
要するに、押し売りにしないための「礼儀づくり」だと思うといい。ここが雑だと、許可されないどころか、二度と表示できなくなる(ブロックされる)こともある。
◾️文言設計の原則(現場で効く考え方)
通知登録って、ユーザーからすると一瞬で「うっ…」となりやすい。だから文章は上手さより、安心の設計が大事だ。
① 何が届くか(内容)
② どれくらい届くか(頻度感)
③ いつでも解除できる(安心)
たとえばこういう骨格になる。「最新記事の公開をプッシュ通知でお知らせします。不要になったらいつでも解除できます。」ボタンも迷わせない。「あとで」「通知を受け取る」。この“安心の三点セット”があるだけで、許可率の体感が変わる。
◾️“ホーム画面に追加”(A2HS)とPWAはOneSignalの機能ではない
A2HSやPWAは、OneSignalそのものの機能ではなく、別の仕組み(テーマ機能やプラグイン等)で実現する領域だ。OneSignalは「通知を配る・購読を管理する」側で、A2HSは「サイトをアプリっぽく置く」側。役割が別。
そしてここが今回いちばん大事な補足。たとえばTCDさんのテーマに付属する「PWA(Progressive Web Apps)」系プラグインで“サイト更新をWebプッシュ通知として送る”場合、プラグイン単体で通知網を持っているわけじゃない。外部サービスのOneSignalと連携してはじめて動く。流れはこうだ。OneSignal側でアプリを作成し、App IDとAPI Key(OneSignal側の名称だとREST API Key / App API Key)を取得して、WordPress側(TCDのPWAプラグイン設定)に入力して使う。つまり「PWAで入口を整える」と「OneSignalで配信の心臓部を持つ」を分けて理解すると、全体が一気に整理される。
◾️OneSignalの“他の機能”は何に使うのか(プッシュ以外も理解しておく)
今回の目的がプッシュだけでも、OneSignalの強さは「必要になったら一段ずつ増やせる」ことにある。用途だけ整理しておく。
◾️In-App messages(アプリ内/サイト内メッセージ)
ブラウザ通知が“端末の外側に飛ぶ通知”だとしたら、In-Appは“サイト内の案内板”。初回訪問者に「通知で更新を受け取れる」説明を出したり、購読済みの人へ設定変更の案内を出したりできる。やりすぎるとサイトがうるさくなるので、弱め運用が基本。
◾️Journeys(ジャーニー:自動シナリオ)
“登録した人に送る”が基本。ブログなら、最小限のオンボーディングに留めるのが安全だ。例としては、購読完了→翌日に「解除や設定変更はいつでもできる」案内→反応がなければ終了、くらいで十分。販促色が強くなると一気に嫌われるので、目的が増えた時だけ触ればいい。
◾️Email / SMS
できることは増えるが、運用コストと同意設計が跳ね上がる。個人ブログなら、まずWeb Pushで十分。
◾️Advanced Push Settings(Optional)は触るべきか
ここは“必要な人だけ”。外部ツール連携や特殊構成のときに触れる場所で、登録者を増やす目的なら、ここじゃなくPermission Promptの設計の方が効く。
◾️無料プランでどこまでできるか(安心のための基本知識)
OneSignalは、Web Pushの基本運用を無料枠から始められる。ダッシュボードに出るPlan/Usageは「いまの契約と利用状況」の表示で、何もしないのに勝手に課金が始まる類ではない(有料化は、プラン変更や契約手続きを踏んだときに起きる)。無料枠には上限や一部機能制限があるので、最初はプッシュ通知を確実に動かす範囲に絞り、必要が出てから拡張するのが合理的だ。
◾️実務の推奨:ブログ運営で“最短で成果が出る”構成
ブログ用途で、最小の構成で最大の効果を狙うならこの順。
① Web Pushを正しく動かす(WordPress連携+テスト)
② Permission Promptの文言を日本語で整える(安心感重視)
③ 表示タイミングを調整する(邪魔にならない)
④ iOS向けにA2HS導線を用意する(必要な場合。ここはOneSignal外)
⑤ 余計な機能は触らない(必要になったら拡張)
◾️まとめ:OneSignalは“ビジネスの道具箱”だが、ブログにも効く
OneSignalは販促にも使える強い道具箱。でもブログ運営では“押し売り”に寄せる必要はない。目的を「更新を読みたい人に、静かに届く」に置けば、プッシュ通知は長期で効く導線になる。機能の多さに引っ張られず、読者体験を壊さない強度で設計する。これだけで、通知はちゃんと味方になる。
◾️追記(実際の挙動を確認したい方へ)
僕自身もこの記事で紹介した考え方で、このサイトにプッシュ通知を導入して運用している。スマホやPCでアクセスすると、通知の購読を促す案内(ポップアップ等)が表示されることがある。通知を許可すると、このサイトで新しい記事を公開した際に、プッシュ通知で更新情報を受け取れるようになる。表示のされ方や導線、通知の届き方は端末やブラウザによって少し違うので、「自分の環境だとどう見えるか」を確認する意味でも、よかったら挙動を参考にしてみてほしい。
◾️さいごに
さあ、今日も一生懸命生きていこう。限りある命、数十年後には絶対に消えてなくなる命なんだ。じゃあ頑張っても頑張らなくても意味ないのか。それはそれを決めるのは人それぞれだ。僕は生きている間、有意義に過ごすためにも、豊かに過ごすためにも一生懸命生きることで輝くと思っている。その中で同じ時を過ごす家族や仲間たちと支え合い、笑い合い、楽しくやっていくために。
では、今日も愛と感謝を胸に。またね、バイバイ。


