日々のことば(ブログ)

✍️温暖化の時代に「なぜ大雪が降るのか」──気候変動の現在地と、世界と日本で起きていること

おはよう。昨日と今日にかけて、広島では大雪が降った。皆さんの地域はどうだろう?雪自体は例年ある話だし、冬に降ること自体が不思議なわけじゃない。ただ最近は、雪に限らず「季節の振れ方」が少し極端になってきた感覚がある。前に僕は、気候危機の全体像として、海外の猛暑やサンゴの漂白、政治の動き、日本の選択までをひとつの記事にまとめた。

✍️気候危機の現在地──スペイン猛暑・サンゴ漂白・世界の政治、そして日本の選択

今日はそこからもう一歩だけ踏み込んで、温暖化(気候変動)そのものに焦点を当ててみる。いま何がどこまで分かっていて、世界と日本で何が起きているのか。全体の骨組みが見える形で整理する。読んだ人が「じゃあ自分はどう考えるか」を持ち帰れるように書く。まず入口として、いま目の前で降っている雪の話から入る。

◾️なぜ温暖化の時代に大雪が降るのか

温暖化って、長い目で見れば雪が雨に変わって、雪が減りやすくなる方向はある。特に平地ではそうなりやすい。でもそれは、「雪が降らなくなる」という話とは別だ。

寒気は来る。冬は残る。0℃を下回る日もある。

そこに、海や空気が持っている水分が多い状態が重なると、雪として一気に落ちることがある。つまり、温暖化は「雪が減る方向」と「条件がそろうとドカ雪になり得る方向」を、同時に持っている。だから矛盾しない。

◾️温暖化の現状

世界全体の平均気温は、昔(産業革命前)と比べて、すでにおよそ1℃ちょっと上がった、という整理が基本になっている。もちろん、世界中をならした平均の話だ。場所によって差が出るし、年によってブレもある。でも長い目で見ると、じわじわ上がってきた、という流れは確かにある。

◾️いろんな説があるけど、今の整理はこうなっている

温暖化って、昔から太陽の活動とか、地球の自然な周期とか、都市の熱の影響とか、いろんな説が語られてきた。そもそも、まったく信じない人もいる。

でも僕が大事だと思うのは、「どの説明がいちばん筋が通っているか」。今の国際的な整理では、自然の要因だけだと近年の上がり方を説明しきれず、温室効果ガス(CO2など)を入れると整合する、という見立てが基本になっている。だから現段階では、人間活動の影響は“あるかもしれない”というより、“かなり大きい”と考えられている。推論だ。

◾️温暖化のイメージを一回、言い換える

温暖化って聞くと、「冬がなくなる」「ずっと暖かくなる」みたいなイメージが先に来る。でも実際は、そこが一番の誤解ポイントだと思う。温暖化は、ただ暖かくなる話というより、天気の“水の出方”が変わる話だ。

簡単に言うと、温暖化は「空気の中に水が溜まりやすくなる」。空気は暖かいほど、水分(水蒸気)をたくさん抱えられる。だから海や地面から蒸発した水が、以前より空気に乗りやすくなる。

そして、水分が溜まった状態で、寒気が入ったり前線ができたりすると――その水が一気に落ちる。雨なら豪雨になりやすい。雪ならドカ雪になりやすい。つまり、温暖化は“天気を水っぽくする”。これが体感に一番近い。

だから「温暖化=暑い」で終わらない。むしろ、

温暖化=水の動きが激しくなる。
温暖化=降るときに、まとめて降る。

この言い換えのほうが、現実の天気とつながりやすいと思う。

◾️世界で起きていること:暑い、乾く、でも降るときは豪雨・豪雪

世界のニュースを見ていると、暑さの話が目立つ。熱波、干ばつ、山火事。水が足りなくて困っている地域もある。
その一方で、別の場所では大雨や洪水、大雪で大混乱――気候変動は、天気を“平均的にちょっと変える”というより、偏りを大きくする。

・雨が降りにくい地域は、さらに乾きやすくなる
・降るときは、まとめて一気に降りやすくなる

つまり、「乾く」と「降りすぎる」が同じ時代に同時に起きる。空気と海があたたまり、水分を抱え込める量が増えると、普段は乾きやすいのに、条件がそろった瞬間だけ“ドカッ”と降る。豪雨も洪水も、場合によっては大雪も、そこから起きる。

世界で起きているのは、暑さが増えたというより、天気の振れ幅が増えたという話だ。

◾️日本で起きていること:暑さと大雨が分かりやすい

日本でいちばん分かりやすいのは、暑さと大雨だと思う。猛暑日が増えた感覚は多くの人にあるし、雨も「しとしと」より「短時間で一気にドッと降る」場面が増えた印象がある。台風も含めて、昔のいつもの時期とは違ってきている。

最高気温を更新したり、春や秋が短くなったり、台風の動きがいつもと違って時期がズレたり。つまり、「今までと違う感じ」がじわじわ増えてきた。理屈の前に、体が先に気づいている。そんな感覚がある。

もちろん年ごとの違いはある。涼しい夏もあれば、台風が少ない年もある。でも長い目で見ると、日本の気候は「ほどほど」より「極端」に寄ってきている――この見方がいちばんしっくりくる。

◾️いま僕たちはどこに立っているか

温暖化はすでに進行していて、人間活動の影響が大きい、という整理が国際的には基本になっている。影響は「いつか」じゃなくて、もう今の暮らしの中に出ている。そして本質は「少し暖かくなる」より「極端が増えやすくなる」ことにある。

雪もその例外じゃない。減る面もあるし、強く出る面もある。だから単純な一言にしづらい。でも、そこが現実だと思う。

気候変動を「遠い話」としてじゃなく、「自分の暮らしの条件がどう変わっていくか」という話として捉え直す。今日の記事は、そのための整理だ。読んだ人が、自分の言葉で考える材料になればいい。結局、こういう整理って「正解を当てる」ためじゃなく、自分の人生の選び方を少しクリアにするためにあるんだと思う。

さあ、そんなことをしっかり考え、人生に向き合いながら、今日も一生懸命、生きていこう。

限りある命。必ず、数十年後には終わる命。どうせ一度きりなら、一生懸命生きようと思う。こ

命の営みは、めぐり巡って歴史を刻み、僕らはその歯車のひとつとして、ここに立っている。だからこそ、この儚い命の尊さを、誰かに委ねるんじゃなく、自分の手で見つけていこう。
さあ、今日も。愛と感謝を胸に。


松永 修 – MUSICおさむ

松永 修/音楽名義:MUSICおさむ(シンガーソングライター)/音楽と文章の作家/国家公務員/キャリアコンサルタント

関連記事

最新記事
会員限定記事
おすすめ記事
PAGE TOP
ログイン 会員登録
会員登録