おはよう。4月のはじめ、少しずつ疲れが出てきた頃だと思う。
今、風邪をひいてないかい?
直近の睡眠、ちゃんと足りてるかい?少し熱っぽくないかい?
体温は測ったかい?
変に気を張りすぎてないかい?
体のどこかに、弱りのサインは出てないかい?
忙しい日ほど、こういう自分の小さな異変って、つい見ないまま進んでしまう。
でも本当は、こういう日にこそ、ちゃんと立ち止まって、自分の体が出しているシグナルを拾ってあげた方がいい。
なんかちょっとだるい。
喉が少し痛い。
咳が出る。
頭が重い。
病み上がりで、まだ万全じゃない。
でも、仕事はある。
学校もある。
休むほどではない。あるいは、休みたくても今日は休めない。
今日は、そんな「微妙に体調が悪い日」をどう乗り越えるか。
そのことについて、ひとつ大事な考え方を書いておきたい。
◾️まず一番大事なのは、「自覚」と「方針」
こういう日、一番危ないのは、いつも通りやろうとすることだ。
これ、本当に危ない。
体調が少し悪いだけでも、人は思っている以上に能力が落ちる。
判断力も、集中力も、思考力も、体力も落ちる。
要するに、脳も体もいつもの性能では動いていない。
こういうときって、自分では「大丈夫、大丈夫」と思っていても、実際には注意力が散っていたり、反応が鈍くなっていたりする。疲労や軽い体調不良のときほど、ミスが増えたり、判断が雑になったり、感情のコントロールも少し粗くなりやすい。だから、無自覚のまま普段通りのテンションで動くのが一番危ない。
たとえば、余計な一言を言ってしまう。
確認漏れをする。
物をなくす。
判断を急いで失敗する。
空気が読めず、いつもならしない動きをしてしまう。
車の運転や歩行でも、ちょっとした操作ミスや不注意が起こりやすい。
あとから振り返って、「なんであんなことしたんだろう」と思うような日って、だいたいこういう日に起きる。
だからまず必要なのは、自覚することだ。
今日は、いつもの自分ではない。
今日は、能力が少し落ちている日だ。
今日は、無理をしたら事故る日だ。
そこを認めたうえで、方針を決める。
今日は、余計なことをしない日。
今日は、守りの日。
今日は、無事に終える日。
これだけで、見える景色はかなり変わる。
◾️こういう日は、頑張る日じゃなく「乗り切る日」
体調が微妙に悪い日は、成果を取りにいく日じゃない。
攻める日でもない。
乗り切る日だ。
最低限のことをやる。
本当に必要なことだけやる。
それで十分だ。
むしろ、それが正解だと思う。
こういう日に無理をすると、体だけじゃなく、心にもくる。
しんどさが長引くし、イライラしやすくなったり、妙に落ち込んだりもする。
体が弱ると、気持ちも引っ張られやすい。これは別に弱いからじゃなくて、自然なことだ。
だから、今日の目標は高く設定しなくていい。
今日一日を、なんとかこなす。
今日を無事に終える。
早く帰って、ちゃんと休む。
それで合格だ。
◾️セーフモードで生きる
こういう日のイメージは、パソコンでいうセーフモードだ。通常起動じゃない。
必要最小限の機能だけで起動する、あの感じ。
今日は、頭も体もフルスペックでは動いていない。
だから、自分の一日もセーフモードで運用する。
余計なタスクは増やさない。
新しいことは始めない。
大きな判断は後ろにずらす。
人とのやりとりも、できるだけ丁寧に、シンプルにする。
本当に必要なものだけ起動する。
仕事でも学校でも、どうしてもやらなければいけないことはあると思う。
インプットもしないといけないし、目の前の課題もさばかないといけない。
でも、そういうときは、その瞬間に必要なことだけに集中する。
一点集中でいい。
逆に言えば、それ以外は切る。
あれもこれも考えない。
先のことまで広げない。
今日のこの一個。
今のこの一つ。
そこだけ。
フル稼働ではなく、必要最低限の起動で、一つずつ処理していく。
それでいい。
◾️迷ったら、やらない
こういう日に意外と大事なのがこれだ。
迷ったら、やらない。
いつもなら勢いで行けることも、こういう日はやめた方がいい。
判断力が落ちているときにやる「ちょっとした冒険」って、だいたいろくなことにならない。
大事な決断。
新しい提案。
余計な正義感。
強い言い方。
確認不足のままの行動。
こういうのは危ない。
こういう日こそ、ルール違反をしない。
誠実にやる。
確認する。
迷ったら、いったん止まる。
わからないなら、余計なことはしない。
守りに入るというのは、弱さじゃない。
事故を防ぐための知性だと思う。
◾️今日のゴールは、「早く家に帰って休むこと」
こういう日は、ゴールを間違えない意識が大切。
今日のゴールは、完璧にやることじゃない。
今日のゴールは、家に帰ることだ。
そして、休むことだ。
本当は、休めるなら休むのが一番いい。
それができるなら、その判断をしていい。
でも、現実には休めない日もある。
仕事が立て込んでいる日もある。
学校で抜けられない日もある。
だからこそ、今日はここまでやればいい、という線を引く。
最低限を終えたら、それ以上広げない。
寄り道しない。
早く帰る。
温かくして、ゆっくり寝る。
長めに寝る。
回復することが、今日の最大ミッションだ。
◾️少し不調な日ほど、自分に厳しくしすぎない
微妙にしんどい日って、周りから見えにくい。
自分でも「このくらいで弱音を吐いたらダメかな」と思いやすい。
でも、こういう微妙な不調って、案外しんどい。
しかも、無理してこじらせやすい。
だから、自分に対して雑にしないこと。
ちょっとした不調を、ちゃんと不調として扱ってあげること。
それが結局、一番長い目で見て得だと思う。
体のサインを拾う。
今日は弱ってるなと認める。
そのうえで、一日を組み立て直す。
それだけで、かなり違う。
今日は、ちょっとしんどい人もいると思う。
4月のはじめは、気づかないうちに疲れがたまる。
環境の変化があった人も、なかった人も、春はそれだけで少し体も心も揺れやすい。
でも、こういう日も含めて人生だと思う。
元気いっぱいの日だけじゃなくて、少し弱っている日をどう越えるかも、その人の力になっていく。
今日を完璧にやる必要はない。今日を、今日なりに越えればいい。
さあ今日も、そんなことを考えながら。
こういう日も含めて、どんな日も含めて、豊かな一日。
それもまた、力になるし、思い出にもなる。
これもまた、味わい深い人生の一つだ。感謝と愛を胸に、今日も一日頑張ろう。
では、また。ばいばい。
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