日々のことば(ブログ)

✍️固定資産税とは?いくらかかる?新築・土地・建物の仕組みをわかりやすく解説

おはよう。そろそろ固定資産税の納付書が手元に届く頃かな?ということで、今日は、できるだけわかりやすく固定資産税の、基本的な地域を改めて整理してお伝えしようと思う。実際のところ「何に対して払ってるのか」「いつ払うのか」「家を買ったらどれくらいかかるのか」、このあたりをちゃんと説明できる人は意外と少ないと思う。

なんとなく知ってるつもりでも、いざ人に説明しようとすると「あれ、土地だっけ、建物だっけ」「住宅ローンとは別なのか」みたいに、ふわっとしていたりする。

だから今日は、固定資産税の基本を、家や土地をこれから持つ人にも、すでに持っている人にも分かるように、なるべくスッと頭に入る形でまとめておく。


◾️固定資産税ってそもそも何なのか

固定資産税は、その名のとおり「固定資産」を持っている人にかかる税金のこと。
ここでいう固定資産というのは、主に

・土地
・建物
・事業用の設備など
を指す。

一般の暮らしの中で一番関係が深いのは、やっぱり土地と建物だと思う。つまり、家を持つ人、土地を持つ人にかかる税金だと思えばまずはいい。

賃貸住宅に住んでいる人は、自分で固定資産税を納めるわけではないけど、持ち主には当然かかっている。だから間接的には家賃の中にそういうコストも含まれていると考えると、そんなにズレていない。


◾️誰に払う税金なのか

固定資産税は、国に払う税金ではなく、市町村に払う税金。

このお金は、道路や学校、ゴミ処理、防災みたいな、その地域の暮らしを支えるために使われる。そう考えると、「そこに資産を持っている人が、その地域を支えるために負担するお金」とイメージするとわかりやすい。

なんとなく“家を持ったら払わされるお金”みたいに感じがちだけど、仕組みとしては、地域の行政サービスを支えるための税金なんだよね。


◾️何に対してかかるのか。土地だけ?建物だけ?

ここ、最初に混乱しやすいところだと思う。
結論から言うと、固定資産税は、土地にも建物にもかかる。

たとえば一戸建てを買ったら、
・土地に対する固定資産税
・建物に対する固定資産税
この両方がかかる。

マンションでも考え方は同じで、建物の専有部分だけでなく、土地の持分にも関係してくる。
つまり、「家を買ったら建物だけにかかる」というわけでもないし、「土地だけ」というわけでもない。家と土地がセットなら、基本的には両方にかかると考えておけばいい。


◾️いくらくらいかかるのか

ここが一番知りたいところだと思う。
固定資産税は、ざっくり言うと

固定資産税 = 固定資産税評価額 × 税率
で決まる。
税率は基本的に1.4%。

ただし、実際にかかる額は、買った値段そのものではなく「固定資産税評価額」という別の基準で計算される。
ここが少しややこしいところなんだけど、買った価格がそのまま税金の元になるわけじゃない。

建物なら、建築費そのものではなく、そこから一定の考え方で算定された評価額が基準になる。
土地も、売買価格そのままではなく、評価額ベースで見られる。
だから、たとえば「家を3,000万円で買ったから、そこに1.4%かかる」という単純な話ではない。


◾️新築住宅の固定資産税はどれくらいが目安か

一般的な新築住宅だと、土地と建物を合わせて年間10万円〜20万円くらいが一つの目安と言われることが多い。
もちろん、土地の広さや場所、建物の大きさや仕様によってかなり変わるから、これはあくまでざっくりした目安。でも、最初に全体感をつかむにはちょうどいい数字だと思う。

たとえば新築一戸建てで、土地と建物を合わせた条件が一般的な範囲なら、「毎年このくらいはかかるんだな」と頭に置いておくと現実的。

住宅ローンの返済額ばかり見てしまいがちだけど、実際にはこういう“持っているだけで毎年かかるお金”もある。ここを見落とすと、あとからじわっと効いてくる。


◾️新築だと軽減措置がある

ここはかなり大事。
新築住宅には、固定資産税の負担を軽くする仕組みがある。

まず建物については、一般の新築住宅なら、120㎡までの部分について、固定資産税が3年間2分の1に軽減される。認定長期優良住宅なら、これが5年間になる。
つまり、新築してしばらくの間は、建物にかかる固定資産税がかなり抑えられる。

さらに土地にも特例がある。住宅用地、とくに200㎡以下の部分については、小規模住宅用地の特例で、評価額が6分の1になる仕組みがある。

これがかなり大きい。だから新築住宅の固定資産税は、制度上、最初の数年はだいぶやさしく設計されている。


◾️ざっくりした計算イメージ

たとえば3,000万円くらいの新築一戸建てをイメージしてみる。
土地1,500万円、建物1,500万円くらいの感覚だとして、評価額はそれぞれ購入価格そのままではなく、一定程度圧縮される。そこに税率1.4%をかける。

さらに、建物には新築軽減、土地には住宅用地の特例が入る。
そうすると、初年度から数年間の固定資産税は、ざっくり8万円台〜10万円前後に収まるケースも十分ある。
ここだけ見ると「思ったより高くない」と感じる人もいると思う。

ただし、ここで安心しすぎると少し危ない。
なぜかというと、新築の軽減措置はずっと続くわけではないから。


◾️数年後に税額が上がることがある

新築時の軽減措置は、一般住宅なら3年、長期優良住宅なら5年で終わる。
すると、それまで半額になっていた建物の固定資産税が本来の水準に戻る。だから、数年後に「あれ、税額が上がった」と感じることがある。

これは急に高くされたわけではなく、最初の軽減が終わっただけ。
新築の時期はどうしても、住宅ローン、引っ越し、家具家電、保険、各種手続きで頭がいっぱいになる。だからこの「数年後に税額が変わる」という点は、最初に知っておくとかなり違う。


◾️いつ払うのか。みんな同じ時期なのか

固定資産税は、1月1日時点の所有者に対して課税される。

そして、納税通知書は毎年だいたい4月〜6月頃に自治体から届くことが多い。そこから、一括で払うか、年4回くらいに分けて払うのが一般的。

ただし、細かい納期限は自治体によって少し違う。だから「全国全員まったく同じ日」というわけではないけど、だいたい春から初夏に通知が来て、その後分割または一括で納める流れと思っておけば大きくは外れない。

ここで大事なのは、1月1日時点の所有者に課税されるという点。たとえば年の途中で家を買った場合でも、その年の固定資産税の扱いは、売買の精算で調整されることはあっても、制度の基準日は1月1日なんだよね。


◾️住宅ローンとは別の話

これもすごく大事。
固定資産税は、住宅ローンとは別。

ローンを組んで家を買う人は多いけど、住宅ローンを返しているから固定資産税が含まれている、というわけではない。基本的には別で考える必要がある。そしてもっと言うと、住宅ローンが終わっても、固定資産税は終わらない。

ここが“持ち家の現実”の一つだと思う。
家は、買ったら終わりじゃない。
ローンの返済もあるし、修繕費もかかるし、固定資産税も毎年ある。

だから、持ち家か賃貸かという話をするときも、単純に「家賃を払うか、ローンを払うか」だけで比べると見誤る。持ち家には、こういう継続コストがちゃんとある。


◾️固定資産税の本質は「持っていることへの課税」

固定資産税の本質は、利益が出たかどうかではなく、「持っている」という事実そのものに対して課税されるところにある。

使っていない土地でもかかる。
誰も住んでいない空き家でもかかる。
つまり、資産を持つというのは、それだけで責任とコストが発生するということでもある。

投資とか、資産形成とか、マイホームとか、言葉だけ見ると前向きで明るい響きがあるけど、実際には「持つ」ことには管理も維持も税もついてくる。この感覚は、知識として持っておくとかなり大事だと思う。


さあ今日も、世の中のことを少し俯瞰しながら、一日頑張ろう。

忙しいと思うけど、今日も一日ファイト。
では、また。


松永 修 – MUSICおさむ

松永 修|MUSICおさむ|国家公務員|キャリアコンサルタント|作家・メディアクリエイター/音楽クリエイター(シンガーソングライター)|IT・AI設計・コンサルタント

関連記事

最新記事
会員限定記事
おすすめ記事
PAGE TOP
ログイン 会員登録
会員登録