日々のことば(ブログ)

✍️FAT12にしたいのにできない人へ|Macで超小容量ディスクをFAT12にできた実体験メモ

おはよ。今日はかなりニッチだけど、同じことで困る人は確実にいるはずなので、自分の実体験をそのまま残しておく。

おもちゃとか、グリーティングカードとか、録音再生モジュールとか、そういう小さなサウンドモジュールを触っていると、普通にMacで初期化しただけではうまく読んでくれないことがある。見た目はMS-DOS(FAT)になっているのに、肝心の機械が反応しない。なんでだろうと思って調べていくと、どうやら欲しいのはFAT12らしい。今回の話はそこ。

結論から言うと、MacでもFAT12にはできた。ただし、ディスクユーティリティの画面を触るだけでは無理で、ターミナルを使う必要があった。しかも最初から一発でうまくいったわけじゃない。少しずつ確認しながら進めて、ようやくたどり着いた。だからこそ、同じところで困る人のために残しておこうと思う。


◾️最初にハマったこと

今回触っていたのは、8.4MBくらいのかなり小さい外部メディアだった。こういうサイズなら、感覚的にもFAT12っぽいよなと思っていたんだけど、Macのディスクユーティリティではそこを選ぶ項目がない。

じゃあMS-DOS(FAT)でいいかと思ってやってみても、実際には自動でFAT16になっていた。ここが最初の落とし穴だった。見た目は同じFAT系でも、中身は違っていたということ。

しかも最初は、そもそも外部メディアがパーティションすら切られていないような状態で見えていて、そこから整理しないと前に進めなかった。


◾️今回やった流れ

まず、ターミナルで対象ディスクを確認した。

diskutil list

ここで僕の環境では /dev/disk4 が対象だった。これを間違えると本当に危ないので、ここだけはかなり慎重に見た方がいい。内蔵ディスクを消したらしゃれにならない。

そのあと、まずはMBRで1パーティション作った。

diskutil partitionDisk /dev/disk4 MBR MS-DOS TEMP 100%

この時点では一見うまくいったように見える。でも、ログをよく見るとこうなっていた。

/dev/rdisk4s1: 16220 sectors in 8110 FAT16 clusters

つまり、やっぱりFAT16。ここで、ああやっぱり自動ではFAT12にならないんだなと分かった。


◾️ここからが本番だった

じゃあどうするかというと、作られたパーティションをいったんアンマウントして、そのあと明示的にFAT12で上書きする。

まずこれ。

diskutil unmount /dev/disk4s1

そのあと、これ。

sudo newfs_msdos -F 12 -v MAIYOUT /dev/rdisk4s1

この -F 12 がいちばん大事なところ。これでFAT12を明示して作る。

で、実際に出たログがこれ。

512 bytes per physical sector
/dev/rdisk4s1: 16260 sectors in 4065 FAT12 clusters (2048 bytes/cluster)

ここでようやく、きた、と思った。ちゃんと FAT12 clusters と出た。たぶんこの瞬間めっちゃ嬉しかった。


◾️途中で引っかかった細かいところ

今回、地味に引っかかったこともいくつかあった。
ひとつは、マウント中のままだとFAT12で上書きできないこと。実際に

is mounted on /Volumes/TEMP

と出て止まった。でもこれは壊れているわけじゃなくて、ただマウント中だから書けないだけだった。なので、アンマウントしてからやり直したら普通に通った。

あと、sudo のパスワードは打っても画面に何も出ない。これもMacやLinux系では普通なんだけど、知らないとちょっと不安になる。


◾️最後の確認

最後に、ちゃんと問題ないか軽く確認した。

sudo fsck_msdos -n /dev/rdisk4s1

すると、こんな感じでエラーなく通った。

** /dev/rdisk4s1
** Phase 1 - Preparing FAT
** Phase 2 - Checking Directories
** Phase 3 - Checking for Orphan Clusters
Warning: 0 files, 8130 KiB free (4065 clusters)

これで、少なくともMac側から見て、空のFAT12ディスクとして正常にできていることは確認できた。


◾️今回、実際に通った手順だけまとめる

同じようなことで困っている人向けに、今回の実績ベースの手順だけ最後にまとめておく。

まず対象ディスクを確認。

diskutil list

次にMBRで1パーティション作成。

diskutil partitionDisk /dev/disk4 MBR MS-DOS TEMP 100%

次にアンマウント。

diskutil unmount /dev/disk4s1

そのあとFAT12で初期化。

sudo newfs_msdos -F 12 -v MAIYOUT /dev/rdisk4s1

最後に確認。

sudo fsck_msdos -n /dev/rdisk4s1

今回の僕の環境では、この流れで8.4MBの小容量メディアをFAT12にできた。



今日の記事で、世の中の誰か、同じことで困っている人の助けになればうれしい。
愛と感謝を胸に。


松永 修 – MUSICおさむ

松永 修|MUSICおさむ|国家公務員|キャリアコンサルタント|作家・メディアクリエイター/音楽クリエイター(シンガーソングライター)|IT・AI設計・コンサルタント

関連記事

最新記事
会員限定記事
おすすめ記事
PAGE TOP
ログイン 会員登録
会員登録