日々のことば(ブログ)

MacBook完全バックアップガイド──Time Machine・iCloud・クローンで環境をまるごと守る方法

おはよう。今日は大切な、特別な日。今日という日を噛みしめながら、ゆっくりと過ごしたい。
さて、今日は「大切なPCのバックアップ」、とりわけ僕の相棒であるMacBookのバックアップについて話しておきたい。

MacBook Proには、長い年月をかけて積み重ねてきたすべてが詰まっている。Logic Pro XFinal Cut ProMotionOzoneNeutronRX、そしてOBSBlackHole音楽と映像の命を支えるツールたち。
もしこのMacが突然壊れたら──と思うと、正直ゾッとする。お金を出せばハードは買える。でも、積み上げた設定や音の流れ、心の手触りは二度と戻らない。だから僕にとってバックアップとは「命のコピー」そのものだ。

◾️Time Machine──“命”を守る全自動の仕組み
Macに標準搭載されているTime Machineは、最も確実で誠実なバックアップ方法だ。外付けSSDを接続し、「バックアップディスクを追加」を選ぶだけで、アプリ・設定・システム・ユーザーデータのすべてを自動で保存してくれる。
もし新しいMacを買っても、「Time Machineバックアップから復元」を選ぶだけで昨日の環境をそのまま呼び戻せる。Dockの配置もLogicのプラグインも、まるで時間が巻き戻ったように蘇る。
これは単なる便利機能ではない。アーティストにとっての“記憶装置”であり、過去と現在をつなぐ生命線だ。

◾️クローンバックアップ──“即日復旧”という安心
Time Machineは完璧だけれど、復元には時間がかかる。
だから僕はCarbon Copy Clonerを使い、週に一度、Mac全体のクローンを外付けSSDに作っている。
このクローンは起動可能な完全コピー。もしMacが壊れても、外付けSSDをつなげば即日で同じ環境を起動できる。
制作の途中やライブ直前など、緊張感のある場面ではこの「即時復旧」の仕組みが何よりの支えになる。バックアップとは、創作の自由を守るための“時間の保険”でもある。

◾️iCloud Drive──“ファイルを持たない生き方”
僕はiCloud Driveの2TBプランを契約している。
すべての書類・素材・プロジェクト・データ類はMac本体ではなく、iCloud Driveに保存している。
つまり、MacBookは“ソフトウェアの箱”に過ぎず、どのMacからでも同じファイルにアクセスできる構造にしている。
ファイルはクラウドで一元管理。だからPCの寿命や買い替えは、もはや恐れる対象ではない。
壊れたとしても、サインインすればすぐに同じ環境が立ち上がる。データはクラウドに漂い、僕はそのデータにアクセスするだけの存在になる。

この構造にしてから、バックアップの意味が変わった。
もはや「全データを守る」必要はなく、「環境(設定やソフトウェア)を再現する」ことに集中できる。
iCloudが日常を守り、Time Machineが環境を守り、クローンが緊急時を守る──この三段構えが僕の理想形だ。

◾️環境のバックアップ──“音の神経系”を残す
音楽制作においては、アプリ以上に「音の経路」が大事になる。
RME Babyface ProTotalMix FXで作ったルーティングやゲイン構成、仮想インターフェース(BlackHole・Loopback)の認識順などは、音の神経そのもの。
これらは「Save Workspace As…」や「Audio MIDI設定の構成保存」で手動バックアップを取っておく。
それだけで、音の流れがそのまま蘇る。
つまり、“音が出るまでの道筋”を一式で保存しておくことが、作品そのものを守る最小単位になる。

◾️プリセットとテンプレート──“積み上げの証”を残す
Logic Proのチャンネルストリップ設定、OzoneやNeutronのプリセット、Motionのテンプレート、OBSのシーン構成──どれも地味だけれど、作品の再現性を支える小さな歯車だ。
これらのフォルダをiCloudに置き、Time Machineでも自動バックアップしておく。
“音の再現性”とは、感情と技術の接点。その設計図を守ることは、自分の表現の記憶を守ることでもある。

◾️定期点検──信頼の維持
バックアップは“作って終わり”ではない。
月に一度、Time Machineの中身を確認し、クローンSSDで実際に起動テストを行う。TotalMixのワークスペースも定期的に上書き保存する。
この一手間で、すべての仕組みが生きていることを確認できる。
バックアップとは「準備」ではなく、「信頼を継続する行為」だと思う。

◾️緊急時の復旧手順

  1. 新しいMacを購入
  2. macOS初期設定で「Time Machineバックアップから復元」
  3. iCloudへサインイン(すべてのファイルが自動で同期)
  4. Logic Pro・Final Cut・Motionなどを再インストール
  5. iZotopeやWavesなどのライセンスを再認証
  6. TotalMix FXのワークスペースを読み込み、Audio MIDI構成を復元
  7. そして最後に、Logic ProやOzone、Motion、OBSなどのプリセット・テンプレートを復元
     (~/Music/Audio Music Apps/や~/Documents/iZotope/などに保存してあるバックアップを戻す)

これで昨日の環境が丸ごと蘇る。
音も映像もテンプレートも──昨日の“創造の続き”から始められる。

◾️機材の選び方──信頼できる“器”を持つ
バックアップディスクには信頼できるSSDを使う。Samsung T7SanDisk ExtremeCrucial X9。このあたりが静かで速く、安定している。
容量はMac内部の1.5〜2倍。フォーマットはAPFS
ディスクに「TM_2025」「CLONE_2025」とラベルを貼って整理。見た目はただの箱でも、中身は人生そのものだ。

バックアップとは、ただの“保険”ではなく、自分の生き方そのものを設計する行為だと思う。
音楽も映像も、言葉も、そして時間も──すべては過去の積み重ねの上に今がある。
だから僕は今日もバックアップを取る。
未来の自分が、昨日の自分にまた出会えるように。

さて今日も、1日を大切に。今日という日を噛みしめて過ごしたい。
あたりまえじゃない今日。そして、今しかない過ぎ去る日々。
子どもたちをはじめ、家族の成長を噛みしめながら、今を生きていきたい。
心から愛してる。同じ空の下。家族の絆は、何も変わらない。


松永 修 – MUSICおさむ

松永 修/音楽名義:MUSICおさむ(シンガーソングライター)/音楽と文章の作家/国家公務員/キャリアコンサルタント

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