おはよう。すがすがしい朝だ。冷たい空気が頬に触れ、朝日に照らされた雲がとても美しい。鳥のさえずりが耳に届き、今日も良い一日が始まる予感がする。正月から2週間が過ぎ、慌ただしさも少しずつ落ち着いてきた。月曜日というだけでドキドキすることもなくなり、日常を軽やかに進められる感覚が心地良い。
僕は今週、愛車のハイエースを修理に出すことになり、台車を使うことになった。いつもの車ではない少しの寂しさと、新しい環境を楽しむ期待が入り混じっている。僕のハイエースは特別な空間だ。日々の喧騒から解放され、一人きりで歌を口ずさんだり、思い出や新しいアイデアを巡らせたりする。その空間では、思い出す「想像」と新たに作り上げる「創造」の両方が自由に行き来できる。この空間が大好きだ。台車生活も新しいインスピレーションを運んできてくれる気がしている。環境が変われば、きっと新しい何かが生まれる。そんな変化を楽しみながら、一日一日を大切に過ごしたい。
今日からまた、ロケットコードの音源制作に取り組みたい。最近習得している新しい発声方法や歌唱テクニックを駆使して、これまでとは一味違うボーカルラインを生み出せたらと思う。この土日、鼻歌を繰り返しながらボーカルラインを構築してきた。しゃくりやフォール、どんな種類のビブラートをどこに入れるか、細かなニュアンスを調整する作業は、僕にとって楽しくもあり、挑戦でもある。
でも実際には、頭で考えすぎるよりも、歌っていて「気持ちいい」と感じる感覚を大切にしている。ふとした瞬間に生まれる自然なニュアンス。それを逃さず形にすることが僕のスタイルだ。なんとなく流すのではなく、「ここが一番しっくりくる」と思える場所を、頭の中にしっかり刻んでおきたい。
この作業は、実際の歌入れをするレコーディング作業でもあり、同時に自分を鍛える練習でもある。限られた時間の中で、納得いくまでリテイクを繰り返すのは簡単ではない。4小節のフレーズを50回、時には100回以上録り直すこともある。そして、それでも満足できなければ、一度全部を消して1日寝かせることもある。それくらい、僕は妥協しない。何度も繰り返すことで、歌い方やニュアンスが少しずつ洗練されていく。このプロセスは大変だが、間違いなく価値がある。
ロケットコードのこの曲は、ライブ放送で多くの人に「好き」と言ってもらえた大切な一曲だ。僕自身も特別な思い入れがある。この曲は、ある時期に抱えた大きな喪失感と、それでも未来に向けて進んでいこうとする決意を込めて作ったものだ。楽しみにしていたことが叶わず、悔しさや悲しさが渦巻いていたあの頃。立ち止まり、周囲の変化に戸惑いながらも、自分の気持ちを整理するためにこの曲を作った。その時の思いや感情が、この曲には深く刻まれている。
そして、この曲は、儚い命の輝きや、小さな存在ががむしゃらに人生を駆け抜ける姿も描いている。短い一瞬かもしれないけれど、その中に込められた情熱や輝き、その尊さを音楽に封じ込めたいと思った。限られた時間の中で懸命に生きる姿は、聴く人の心に何かを届けられるのではないかと信じている。僕にとって、この曲は心の記録であり、自分自身を見つめ直すための一つの方法だった。
そういった曲を、一日でも早くみんなに届けたい。このプロジェクトが完成したとき、どんな反応が返ってくるのか、とても楽しみにしている。
さあ、今日も始めよう。同じ空の下で、それぞれが笑顔で幸せに過ごせるように。どんな日であっても、一歩一歩進んでいこう。それでは、ありがとう。またね。