日々のことば(ブログ)

✍️日本の国家財政と巨額の利払い費──“低金利の終わり”が国民生活を直撃する

おはよう。今日も少し雨がぱらついていて、夏の終わりをますます感じる朝だ。

さて今日は、いま話題になっている「日本の国家財政と巨額の利払い費」について書いてみたい。

「何が起きてるの?」「また国の借金が多いって話でしょ?」──多くの人はそう思うだろう。確かに難しくて自分には関係ないように聞こえるかもしれない。僕も最初はそう感じていた。けれど今は違う。日本を長年支えてきた「低金利」という前提が崩れ始め、借金の利息=利払い費が急に膨れ上がろうとしているからだ。利息が増えるということは、教育や医療や子育てに回せるお金が減るということ。つまり僕らの日常にじわじわ影を落としてくる。

これは僕ら一人ひとりの生活と密接につながっている話なのだ。数字や専門用語に惑わされず、できるだけ平たく、多角的に整理し、中立な視点で事実を見つめ直してみたい。それぞれが「なるほど」と納得し、自分の意見を持てるような記事にしたいと思っている。

◾️利払い費って何だろう

まず、丁寧に言葉から説明すると、「利払い費」ってのは、国が借金に対して支払う利息のことだね。僕らが住宅ローンを組めば返済に利息が上乗せされるのと同じで、国も国債を発行している以上、そこには必ず利息がついて回る。この利息を国の予算から払っているのが「利払い費」であり、借金の元金返済と合わせて「国債費」と呼ばれている。

規模がデカすぎて現実味が湧かないだろうけど、2024年度の予算では国債費が約27兆円、そのうち利払いだけで約10兆円に迫る。

イメージ湧きやすくするために人口で割ってみたけど、一人あたり毎年7〜8万円、世帯なら20万円前後の利息を税金で払っている計算になるだ。これはヤバいよね。直接請求されるわけではないが、本来なら教育や子育て、福祉に回せるはずのお金が利息に消えている。家庭に例えるなら、生活費や学費を払う前にローン返済に大きく取られるのと同じなんだ。

◾️なぜいま利払い費が膨らんでいるのか

背景にあるのは金利の上昇だ。僕が社会人になった2000年代は、金利はほとんどゼロで「借りても利息がつかない国」というイメージがあった。だが2024年、日銀がマイナス金利をやめたことで、長く続いた低金利の常識が崩れた。

金利が上がると国債の借り換えや新規発行に高い利息をつけざるを得なくなり、利払いは一気に膨らむ。家庭で言えば、変動金利の住宅ローンが急に上がって返済額が増えるのと同じだ。考えただけで恐ろしい事態だね。

実際に2026年度予算では、想定金利を2.6%に引き上げたため、国債費は32兆円を超える見込みとなった。1年で約4兆円増というのは衝撃的な数字だ。

◾️これまでの積み重ね

どうしてここまで借金が膨らんだのか。軽く歴史をおさらいすると、1980年代までの日本は高度経済成長を背景に税収も増え、財政は比較的健全だった。だが1990年代のバブル崩壊で景気は急速に冷え込み、政府は景気対策のために赤字国債を大量に発行した。「失われた10年」という言葉が当たり前のように紙面に並び、気づけば借金は雪だるま式に増えていった。

さらに高齢化によって年金や医療、介護などの社会保障費が膨張。財政は借金に頼らざるを得なかった。ただし金利が低かったため、利払い負担は表面化せず「低金利が日本を支えてきた」とも言えた。しかし今、その前提が崩れつつある。

◾️利払いが増えるとどうなるか

利払いはゼロにできない固定費だ。国が国民に対して、返済が遅れたり、踏み倒すなんてあり得ないよね。だから、これが増えるほど教育や子育て、防災など大切な予算が削られる。国の歳出の約4分の3はすでに社会保障・地方交付税・国債費で占められ、自由に動かせる部分はごくわずかしかない。

さらに問題なのは「信認」だ。つまり投資家が「日本は本当に大丈夫か」と疑い始めるリスクである。これまで国債は主に国内で消化されてきたが、近年は海外投資家も増えている。もし信認が揺らげば金利はさらに上がり、利払いが雪だるま式に膨らむ悪循環に陥りかねない。

◾️家計と国家の違い

住宅ローンを抱える家庭と同じく、国も借金に利息を払い続けている。ただし違うのは、家計は返済できなければ破綻するが、国家は通貨を発行し国債を発行できるため、すぐに倒れることはないという点だ。

しかし「いつか誰かが払う」ことに変わりはない。その「誰か」とは将来世代だ。僕らの子孫だ。国債を持つ人は利息を受け取り、持たない人は税や社会保障負担で支払う。この不均衡は、親が残した借金を子どもが肩代わりするようなものだ。最悪だよね。子供にだけは迷惑かけたくないのに。孫にも、それ以降にも迷惑かけるなんて。個人な世界に置き換えると情けない事態が想像できるよね。

◾️政治と社会の背景

人口減少と高齢化は予想以上のスピードで進んでいる。年金や医療、介護の費用は毎年1兆円規模で増え続け、そこに利払い増が重なれば財政の自由度はほとんどなくなる。政治は「防衛費か子育て支援か、社会保障か」といった厳しい選択を迫られている。とにかく、余裕がない家計と同じだ。

加えて、金融政策も転換期を迎えた。長年続いたマイナス金利が終わり、金利は少しずつ上昇。僕が社会人になった頃は金利ゼロが当たり前で借金の痛みを感じなかったが、今は「金利が動く時代」に戻りつつある。ローン返済負担や物価への影響を含め、この環境の変化は僕らの暮らしにじわじわ響いてくる。

◾️どう考えるべきか

ここがとても大事。多角的に中立的に述べると、景気回復で税収が伸びれば利払い増を吸収できるという見方もあれば、支出改革や増税が不可欠だとする見方もある。利払いが増えるのは経済正常化の証しだと前向きに捉える意見もあれば、財政硬直化を深めると警戒する声もある。国債は国内保有が多いから安全だと安心する人もいるが、海外投資家の存在を無視することはできない。結局、どの見方も一理ある。だからこそ冷静に複数の視点を並べ、自分の意見を持つことが大切だ。

◾️これからの方向性

政府に求められるのは、まず歳出の優先順位を整理することだ。防衛費、子育て支援、社会保障──限られた財源で何を優先するのかを明確にしなければならない。次に債務管理。長期・短期国債の組み合わせを工夫し、金利変動への耐性を高める必要がある。

そして何より成長力だ。教育投資や技術革新で生産性を高め、賃金や企業収益を増やして税収を自然に伸ばすことが不可欠だ。加えて、国の借金や発行計画を正直に示し続ける市場との対話も欠かせない。信頼を失えば金利が上がり、利払いはさらに増えてしまう。

難しい課題だが、諦めるわけにはいかない。少しでも、僕は子孫に迷惑かけたくない。僕は子供が沢山いるので、そこから繁栄する子孫はおそらく凄まじい数になるだろう。

僕自身の課題としても、長期的に、多角的に、戦略的に取り組むしかない。これこそが政治と政策の根幹だ。そしてそれを理解し、粘り強く実行できるリーダーのつもりで国民一人一人が当事者意識を持って考えることも、僕らの大切な役割なのだと思う。

◾️僕らにできること

僕らがまずできるのは議員になる事ではない。まずは「知ること」だ。ニュースで「国債費が何兆円」と聞いたら、その中に利払いが含まれていることを思い出してみよう。数字の意味が立体的に見えてくるはずだ。

次に「備えること」。住宅ローンの金利を見直す、貯蓄や老後資金の計画を立て直すなど、自分の生活を守る工夫が必要だ。そして「声を届けること」。家族や友人との対話、選挙での一票、ふるさと納税など、小さな行動も意思表示の一つになる。

◾️まとめ

利払い費の問題は、「金利が上がったから大変」という単純な話ではなく、長年の借金の積み重ね、人口構造の変化、経済や金融政策の転換、世代間の不公平、政治の優先順位、市場の信頼──多くの要素が絡み合っている。それがいかに僕らの暮らしと直結し、未来の社会を形づけていくという話を、なるべくイメージが湧くように綴ってみたつもりだ。

この問題を遠い世界の話として片付けず、自分の課題として受け止めてほしい。どんな社会を築くかは、最終的に僕ら一人ひとりの選択にかかっているのだ。

さて今日もそんなことを考えながら一日を過ごしていきたい。毎日忙しいけれど、それも幸せなことだ。家族それぞれが自分の人生のために一生懸命で、大切な人のために努力して生きている。その姿に僕は誇りを感じ、敬意を抱いている。

同じ空の下でつながっている。心はいつも隣にある。いつも心の中で手をつないでいる。

愛してる。今日もありがとう。


松永 修 – MUSICおさむ

松永 修/音楽名義:MUSICおさむ(シンガーソングライター)/音楽と文章の作家/国家公務員/キャリアコンサルタント

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