✍️ 「届けたいだけなんだ」──形じゃなく、気持ちを届けてきたし、これからも

おはよう。今日は朝から真っ青な空。夏が本気を出してきたような、そんな熱気に満ちている。

昨日は、自分の活動のあり方を見直す一日だった。この数年、音楽も、文章も、さまざまな作品を自分の手で世に送り出してきた。でも、そろそろ“どこで・どう届けるか”ということも、しっかり見直すタイミングだと感じている。

これからも、僕は音楽を作り続けるし、歌い続ける。ただ、そのリリース方法については、これまでのスタイルから少しずつ移行していくつもりだ。多くの人が使っているような有名な配信サービスに頼らず、自分の手で、自分のペースで届けていける方法を模索していきたい。作品を届ける場所を、よりシンプルに、より自分らしく整えていきたい。そんな気持ちが、今の僕の中にある。

理由は明確だ。僕の活動に、お金は必要ないから。いや、むしろ一円たりとも受け取りたくない。もともと僕の活動は、大切な人たちに想いを伝えたいという気持ちから始まった。音楽も、文章も、誰かの心に届けばそれでいい。だから、商業的に売るつもりもなかったし、今後もその意思は変わらない。

ただ、それだけでは済まない部分もある。僕の本業は、社会的責任の大きい仕事だ。とくにキャリア支援や労働に関わるテーマは、組織との距離が非常に近く、発信の内容や受け取られ方によっては、個人の発言が組織全体の見解と誤解されてしまうおそれもある。たとえ善意であっても、たとえ私的な意見であっても、受け手によっては線引きが難しい。そこには、メディア、国民、そして社会的な信頼という視点が常に存在する。

だから僕は、そういったジャンルについては、あくまで個人の内省や学びの記録として、本にまとめたり、ブログに静かに綴るだけにしていく。読者に対して何かを“提供”するというより、自分自身の言葉を“残す”というスタンスを大切にしたい。営利ではないという一点ではなく、見られ方・受け取られ方まで含めて、丁寧に選びながら活動していくつもりだ。

僕はこれからも、本業に全力で向き合っていく。今後はより責任ある立場になる。だからこそ、今のうちに自分自身の活動を見直して、正しく、誠実に、そして本質に沿った形へと舵を切ることが大切だと考えた。それは僕なりの覚悟であり、誠実に生きるための軌道修正でもある。

僕の個人活動の本質は、今までもこれからも、何一つ揺るがない。それは、大切な人に想いを伝えたいという気持ち。それがすべての出発点であり、到達点だ。僕の活動は、自己実現の場所であり、自分自身の人生のポートフォリオ・ギャラリー。そして、自分の感情を言葉や音にして昇華させる、心のツールなんだ。

これは、大切な子どもたちや家族との掛け橋でもあるし、出会ってきた人たちとの心のキャッチボールの場所でもある。

そこに、収益性や利益性なんて、これっぽっちも必要ない。

僕にとって音楽も、支援も、どちらも大切な“思い”だ。その思いを、これからも作品として形にして、ここに残していく。それが、僕の人生の記録であり、実績だ。ただ、それだけでいい。何も変わらない。昔から、ずっとそうだった。

ありがたいことに、僕の活動は少しずつ人に認められるようになってきた。広がり、注目され、声がかかるようにもなってきた。求められること自体は、素直に嬉しい。でも、だからこそ今、このタイミングでしっかりと立ち止まり、自分のあり方を見直さなければならないと感じた。僕の意思とは関係なく、お金を払ってでも欲しいと言われる機会が増えてきた。話をしてほしい、教えてほしい、作品が欲しい、本を読みたい……そんな声が寄せられるたび、ありがたくも、心の中で慎重に考える。

僕は、常に無料で提供する。たとえどれだけ求められても、有名になっても、それが僕の方針だ。無料でなければやらないし、無料でもやりたいと思えることしかやらない。

限られた時間とエネルギーの中で、すべてを引き受けることはできない。だからこそ、自分の自己概念の実現、自分の想いが届くという確かな感覚、そして何より、愛する人たちにまっすぐ気持ちを伝えるという本来の目的に立ち返る。それが叶うのなら、僕は迷わずこの道を選ぶ。

僕は、誰かのために、自分のために、今日も表現する。

そしてそれは、届けたいという想いがある限り、続いていく。

今日もありがとう。愛してる。

同じ空の下で心はいつも隣だ。バイバイ。

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