おはよう。今日はいい天気。
朝から声を出して歌ってきた。全身が目覚めるような大熱唱。爽快な気分だ。
さて、昨日のブログにも書いたけど、昨日は丸一日、キャリアコンサルティング技能士の二次試験に向けた実践研修に参加した。講師として来られた方の言葉が、ものすごく心に刺さった。これまで自分なりに積み重ねてきた理論や実践の知識の根幹に関わるような話だった。
それは、「姿勢」の話だった。目の前の相談者に、どこまで本気で向き合えているのか。相手は“試験用のロールプレイ”なんかじゃない。技巧的だったり、演技的だったり、相談ケースに仕込まれたような台本や筋書きが透けて見えるようでは、逆効果。自分の脳みその思考が優先になってる時点で、相手を置き去りにしている。現実ならドン引きだ。
相手は、思い詰めて意を決して、相談している。そんな本当のケースでは、小手先のテクニックや理論をメモリから引き出して考えている暇なんてない。相談者は、言葉にならない不安や焦りを、ほんの少しでも誰かに受け止めてほしくて、勇気を出して来てくれている。その“想い”に、どれだけ本気で応えようとしているのか。ただ話を聞くだけじゃない。少しでも考えが深まり、気づきを得て、前向きな一歩を踏み出せるように。限られた時間の中で、どこまでできるか──全身全霊の覚悟、だよね。
──その原点を、僕は試験対策を練るうちに、少し忘れかけていた。
もちろん、僕はもともと現場と実務のプロだから、頭の中には理論も構造もある。現場では全身全霊でやってきたし、問題把握、目標共有、方策提案といったプロセスも、しっかり訓練してきた。
でも、それらを“試験”だと構えた瞬間、「うまくやろう」とする気持ちが先に立って、気づかぬうちに大切な原点を置き去りにしていた。相談者の“気持ち”を、ただの情報として処理してしまっていたかもしれない。「おい、忘れてないか?」──そう目を覚ましてくれたような気がした。
僕は何のためにこの資格を目指しているのか。困っている友人や、家族、部下が、本当に悩んで相談に来てくれたとき、「僕に話してよかった」と、心から思ってもらえる人間でいたい。
理論やテクニックは、そのためにある。
順番を間違えちゃいけない。
昨日の研修では、実際にやってみて初めて分かったこともたくさんあった。できたところ。全然できなかったところ。そして、自分では「できた」と思っていたところが、他人から見たらそうは見えていなかったこと。
フィードバックをもらうことで、自分の盲点に気づかされた。まさに「ジョハリの窓」の“盲点”が開かれていく感覚。そして、“無知の知”に喜びを感じる瞬間でもあった。
僕は独学が大好きなタイプだ。でも、今回改めて思った。ボイストレーニングの時にもいつも感じてることだけど、客観的フィードバックの大切さ。指導者レベルの人の知識やノウハウのエッセンスの入力の大切さ。時には、誰かと関わる中でこそ、人は大きく成長する。昨日1日で得られた気づきは、下手すれば独学で1年かかっても得られなかったかもしれない。
今日もこのあと、1日かけてロールプレイの演習がある。昨日の学びを胸に刻んで、ひとつひとつを丁寧にやっていきたい。理論も実践も、すべてを支えるのは「相手に向き合う心」だということを、もう一度思い出したから。
当たり前のことだし、ずっとやってきたんだ。だからこそ──いつも通りの僕で、やるだけなんだ。
そして、いつも僕を支えてくれる家族のことを思い浮かべる。遠くで見守ってくれている子どもたちの顔。今日も背中を押してくれる妻の笑顔。その一つひとつが、僕に力をくれる。
心はひとつ。絆は力。今日も強く生きていく。
みんな、愛してる。
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