おはよう。今日は日曜日だけど、朝から丸1日、社会保険労務士の試験を受けに行く。試験は一日がかりで、たった今会場に着いたところだ。少し早く着きすぎたので、この時間を使って、今日のテーマ「リスキリング」について、みんなにわかりやすく綴ってみた。
最近よく耳にする言葉だけど、これは一時の流行りではなく、今や国全体が大きく動かしている重要なテーマになっている。
◾️リスキリングとは何か
リスキリングとは、新しい職業に就くため、あるいは今の職業で必要なスキルが大きく変わる時に、それに適応するための学び直しを意味する。AIやデジタル化、カーボンニュートラルといった社会変化の中で、従来のスキルだけではやっていけなくなる。そこで「仕事に直結する新しいスキルを身につけ直す」という考え方が注目されている。
国も本気で動いている。2022年の所信表明演説では、岸田首相が「人への投資」に5年間で1兆円を投じると宣言した。厚生労働省の「第11次職業能力開発基本計画」でも、学び直しを社会全体で支援することが柱に据えられている。この五カ年計画も終盤を迎え、次の第12次計画にどのように進化して盛り込まれるかが注目される。教育訓練給付の拡充や、人材開発支援助成金の「リスキリング支援コース」など、仕組みも整ってきた。
◾️現場のリアルな課題
とはいえ、現場の企業や働く人たちにとっては課題も大きい。厚労省の「能力開発基本調査」では、社員にリスキリングを進めたい企業が「指導できる人がいない」「時間が取れない」と答えている。また、学ぶ側の多くも「仕事や生活が忙しくて勉強の余裕がない」「費用がかかる」と答えており、数字を見てもその現実が浮き彫りになる。
ただ、裏を返せば、こうした課題を社会全体で補おうというのが今回の施策の狙いでもある。時間やお金のハードルを下げ、「学び直したい」という人が一歩踏み出せるように後押しする仕組みを整えようとしているのだ。
◾️僕自身の挑戦
実際に僕自身もリスキリングの真っただ中にいる。国家資格キャリアコンサルタント試験に合格し、続けてキャリアコンサルティング技能士2級を受験して、今は結果待ちだ。そして今日は社会保険労務士の試験に臨む。
こうしたチャレンジができるのも、社会全体が「学び直し」を後押しする流れの中にあるからだと感じている。受験費用の補助や学習の仕組み、周囲の理解。昔よりもずっと挑戦しやすくなっているのを実感している。僕の本業もまさにこうした仕組みを広げていくことだし、自分自身が実際に取り組んでみせることで、その価値を証明したいと思っている。
◾️日本と世界の違い
ヨーロッパでは、労働組合や公的職業教育機関がしっかりしていて、国全体で学び直しを支える文化が根付いている。それに比べると、日本はまだ「企業内での訓練」に偏りがちで、個人のキャリア自律や転職市場との結びつきが弱い。研究者からも「教育と仕事の接続を強める必要がある」と指摘されている。
ただ一方で、日本は企業内での育成文化が長く続いてきた国でもある。制度と文化の両方を活かせば、日本らしいリスキリングの形が生まれる可能性が高いと僕は思っている。
◾️人生を豊かにするための学び
リスキリングは政策だけの話じゃない。もっと個人的で、もっと人間らしいテーマでもある。学び直しは、人生を謳歌するための大切な道具のひとつだ。何歳からでも遅くない。学ぶことで新しい自分に出会い、人生の可能性が広がる。
僕はこの施策を、人生を楽しむための「もう一つの遊び方」と捉えている。人は誰でも学ぶことを通じて、自分自身を再発見できる。それは仕事のためだけじゃなく、自己実現や生きがいのためでもある。だからこそ、この流れを強く推したいし、僕自身も個人の活動の中で体現し続けている。
さて、今日もそんなことを考えながら、一日を過ごしていく。世の中全体の流れを俯瞰しつつ、自分自身の生活に逆算して当てはめながら、豊かに生きる。愛する家族のために、そして自分のために。
みんなそれぞれ一生懸命生きている。
離れていても、いつも隣にいる。同じ空の下、いつも心は隣だ。愛してる。
- ✍️日本初の女性総理・高市早苗の登場──保守と変革のあいだで、日本はどこへ向かうのか

- ✍️パワハラ防止法では救えないグレーゾーン──ガスライティングとゲーム理論に学ぶ気づきと対処法

- ✍️働く母も父も本当に救われるのか──令和7年10月改正育児・介護休業法、その理想と現実の溝

- ✍️実質賃金はマイナス、最低賃金は過去最高──なぜ日本人は豊かさを実感できないのか

- ✍️国民は選べない総裁選──それでも僕らが考えておきたいこと

- ✍️秋分の日──自然と人を結ぶ季節の節目

- ✍️「スマホは1日2時間まで」──豊明市の条例が問いかける、子どもと自由の境界線

- ✍️参政党・神谷宗幣代表の言葉に応答する──短期の危機感と長期の未来、その両方を僕らは考えたい

- ✍️気候危機の現在地──スペイン猛暑・サンゴ漂白・世界の政治、そして日本の選

- ✍️「日本は本当に“安い国”なのか──物価上昇と賃金停滞が示す現実」

- ✍️消費税はどうするべきか──増税・据え置き・減税・廃止、「暮らしの最低ライン」から考える

- ✍️それはドラマじゃない──扇動と憧れに飲まれないためのリーダーの選び方。参政党・神谷宗幣代表の演説から見える、SNS時代の政治感情

- ✍️次の総理は誰か──高市早苗、小泉進次郎、河野太郎、茂木敏充、林芳正を生活者の目線で読み解く

- ✍️“日本一の埋立県”広島が突きつける、ごみ問題という袋小路

- ✍️「石破首相辞任」が示す日本政治の宿命──短命政権の歴史と国民心理、そして次のリーダー像

- ✍️“忘れたころにやって来る”台風災害──歴史と科学が示す命を守る行動。台風15号に備えよ

- ✍️9月1日問題──数字の奥にある子どもの心

- ✍️2025年10月 育児休業法改正──“3歳の壁”を越える両立支援、その実態と正体

- ✍️「南海トラフ70%」──迫る巨大地震と日本社会に残された課題

- ✍️ 「私はどう老後を過ごすのか」──介護の現実と“意思を残す”という最後の備え

- ✍️年金・介護だけじゃない、“孤独と尊厳”が突きつける高齢化の現実

- ✍️リスキリングの真実──“学び直し”が日本人の未来を変える

- ✍️甲子園途中辞退の衝撃──「広陵高校問題」が突きつける暴力、SNS炎上、そして子どもたちの未来

- ✍️「皇位継承」は誰のものか──女系・女性天皇、旧宮家、そして“象徴”という謎

- ✍️少子化と未来予想図──「自分ごと化」しなければ、この国は終わる

- ✍️核武装論が再び浮上する時代──“平和”という幻想と向き合う日本

- ✍️消防士2人の殉職から考える──救われた命の裏側で

- ✍️みろくの里──昭和と未来をつなぐ福山のテーマパーク

- ✍️夏休みという贈り物──日本と世界が紡いだ時間

- ✍️帰省しない時代のお盆──変わる供養、変わらない想い
