おはよう。今日は秋分の日。
朝の空気がひんやりしていて、先日までの夏を急に遠ざけるようだった。暦の上では「昼と夜の長さが同じ」と言われる日。でも実際は昼の方が少し長いらしい。今日は秋分の日について調べてみたことを、みんなにもわかりやすく綴っておきたい。
◾️秋分の日の由来
もともとは「秋季皇霊祭」、天皇が先祖を祀る日だったものが、戦後に「国民の祝日」へと姿を変えた。そこには“人は必ず誰かのあとを生きている”という普遍の事実が横たわっている。だからお墓参りやおはぎを供える習慣も、単なる形式ではなく「命の連なりを感じ直す行為」なんだと思う。
秋のお彼岸で食べられる「おはぎ」は、萩の花にちなんだ名前だと言われている。萩は秋の七草のひとつで、小さく群れ咲く姿が、丸めた餅の形と重ねられたのだろう。さらに、小豆の赤い色には古来から魔除けの力があるとされ、先祖供養とともに家族の無病息災を願う意味も込められてきた。
◾️天文学から見た秋分
太陽が秋分点を通る瞬間に、この日の暦は決まる。理科の知識としては単純なことかもしれないけれど、僕にはそこに大きな時間の流れを感じてしまう。地球はコマのようにゆっくり首を振りながら、長い年月をかけて空の景色を少しずつ変えていく。かつて古代の人々が「天秤座に太陽がある」と見上げていた空は、今では乙女座に変わっている。そのことを思うと、僕らの暮らしや人生もまた、この地球の動きに乗せられて、季節の流れの中を進んでいるんだと実感する。
◾️秋分を祝う国々のかたち
ヨーロッパでは「メイボン」という収穫祭が行われ、中国や台湾では「中秋節」が同じ時期に親しまれている。家族で月を眺め、月餅を分け合いながら団らんを楽しむ行事だ。国や文化は違っても、人は皆、実りの季節に感謝し、空を見上げて祈ってきた。月餅を囲む食卓も、焚き火を囲む祭りも──その根っこには「誰かと分かち合う時間」を大切にしてきたんだと思う。
◾️自然と暮らしをつなぐ日
秋分の日は、ただの祝日ではない。自然の呼吸と人の営みがふと重なり合う節目だ。お墓参りで先祖を想い、家族で食卓を囲み、暦を手がかりに季節の移ろいを感じ取る。そのひとつひとつは小さな営みかもしれないけれど、すべてが「つながり」を確かめる大切な時間なんだと思う。
自然と人、過去と現在、そして家族と自分。秋分の日は、それらを静かに結び直してくれる。
ふと思う──僕らの暮らしは、ひとりではなく、自然と時間と大切な人たちに抱かれながら流れているのだと。
さて、今日という一日も、そんな連なりのひとコマだ。季節のめぐりを味わいながら過ごそう。
季節は想い出の記憶のトリガー。今を楽しむ舞台。そして、未来を育む約束。たくさんの子どもたちと過ごした日々を思い出す。運動会の声援、笑い声、夕暮れの帰り道。いつだって全力で生きてきた。今日も愛してる。同じ空の下で、同じ季節を感じている。
バイバイ。