おはよう。さあ、3月。
3月は卒業の季節。卒園式、卒業式。
別れと門出が、静かに並ぶ季節だ。
この時期になると、胸の奥が少しだけあたたかくなる。
そして、少しだけ切なくなる。
卒業というのは、ただ学校を終えることじゃない。
ひとつの時間を、ちゃんと生ききった証なんだと思う。
楽しかった日。
しんどかった日。
笑った日。
泣いた日。
うまくいった日。
うまくいかなかった日。
その全部を抱えて、今日という日がある。
だから卒業は、立派なことだ。
何かを成し遂げたから立派なんじゃない。
ここまで来たこと、そのこと自体が、もう尊い。
卒業式で交わされる言葉は、きっと「おめでとう」が一番似合う。
でも本当は、その言葉の奥に、もうひとつある気がする。
ありがとう。
ここまで育ってくれて、ありがとう。
ここまで頑張ってきてくれて、ありがとう。
ここまで支えてくれた人たちへ、ありがとう。
卒業は、自分ひとりでたどり着く場所じゃない。
誰かに守られ、誰かに支えられ、誰かに信じてもらいながら、たどり着く場所だ。
そう思うと、卒業の日は、祝福の日であると同時に、感謝の日でもある。
誕生日に、ただ「生まれてよかった」と思うだけじゃなく、
「産んでくれてありがとう」と思うように。
卒業の日にも、ただ「終わった」「次へ進む」だけじゃなく、
「ここまで来られてよかった」
「ここまで来させてもらった」
そんな気持ちが、きっとある。
そしてこの季節は、子どもたちのためだけの季節でもない。
それを見つめる大人たちにとっても、特別な季節だ。
自分が卒業した日のこと。
あの頃の不安。
あの頃の希望。
あの頃は分からなかった、親の気持ち。
大人になると分かる。
見送る側には、言葉にならない想いがある。
大きくなってくれて嬉しい。
ここまで来てくれて嬉しい。
でも、少しだけ寂しい。
その全部が、愛なんだと思う。
卒業は、終わりじゃない。
さみしさだけの日でもない。
今日までの日々が、たしかにそこにあったこと。
その時間が、たしかに愛おしかったこと。
それを静かに確かめる日なんだと思う。
人生には、いくつも節目がある。
そのたびに人は、少しずつ何かを手放して、少しずつ何かを受け取っていく。
卒業も、きっとそうだ。
別れを受け取りながら、未来を受け取る。
さみしさを抱きながら、希望を受け取る。
だから、卒業の季節は美しい。
おめでとう。
ありがとう。
よくここまで歩いてきたね。
その言葉は、子どもたちにも。
かつての自分にも。
そして、今日まで誰かを支えてきた大人たちにも、向けていい言葉なんだと思う。
さて、今日も特別な一日。
これまで一歩一歩積み重ねてきた、たまものだ。
おめでとう。ありがとう。愛してる。これからも、この先も、それに尽きる。
心は一つ。
今日も一日、素敵な一日。
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