✍️積もる雪と、積み重なる声の軌跡


おはよう。今日は大雪だ。まだ降り始めたばかりだけど、これから三連休の間に積もるかもしれない。逆に嬉しい。この三連休は、家族と一緒に冬らしさを満喫したい。仕事もたぶん一段落つき、心から気が休まる三連休となりそうだ。今日はゆっくりと家族と触れ合い、最高の一日にしたい。

昨日はボイストレーニングに没頭し、特にビブラートについて研究を深めた。ビブラートは、正直、学生時代からずっと追求してきた分野だ。でもこれまでは、火がついたように練習しては諦める、その繰り返しだったように思う。ところが、今のボイストレーニングでミックスボイスを練習するうちに、気がつけばビブラートがほとんど自然にできるようになっていた。やはり、ミックスボイスの練習を通じて正しい発声、正しい喉のフォーム、力まないフォームを習得できたことが大きい。発声側、つまりピッチを揺らす側の改善が進み、同時に腹式呼吸を支える下支えの筋肉も自然と鍛えられていたのだろう。あとは、この気づきを論理的に制御し、どんなときでも再現できるようにするだけだ。それが今回の一番の進歩。おそらく、今回で完全にビブラートをマスターできるだろう。なんとなくやっては、なんとなく諦めてきた20年以上の僕の歌唱人生。やっとここで習得できる。嬉しい。

僕が理想とするビブラートは、ロングトーンからスタッカートのように息を「ハッハッハッハッ」と前に押し出し、音量やピッチの上下を繰り返して波を作り、それをなめらかにつなげていくものだ。このためには、横隔膜の安定した筋力と稼働が必要だ。スタッカートを軸に、波形を一定に保ち、振幅も安定させるため、息を一定に保つ筋肉の支えや稼働トレーニング、日々の鍛錬が欠かせない。スポーツの前に準備体操やエクササイズを行うように、発声の前にも横隔膜を使ったスタッカートの鍛錬は不可欠だ。また、その曲に合ったピッチで8ビートや16ビートの速さに合わせ、スタッカートを一定のリズムで刻むことも重要だ。音が小さくならず、滑舌よくリズムを刻むことが、きれいなビブラートの基礎になる。特に16ビートは速いため非常にきついが、これができれば一定の美しいビブラートを実現できる。一見できているようでも、波形を確認するとリズムや振幅にブレを感じることが多い。そういった課題を一つひとつ突き詰めていきたい。そういった基礎ができた上でアーティストとして少し崩したビブラートの個性を足し引き算していく。

最終的には息やブレスのコントロールといった基礎的な力が問われる。ずっと探求してきたミックスボイスの発声方法とも深くリンクしており、これらが融合して初めて、正確で表現力豊かで、聞く人が心地よく感じる声が生まれる。そして、歌っている自分も真に波や響きを感じられる歌声になる。

ちなみに、昨日はビブラートの研究に没頭しすぎて、ロケットコードのオリジナル曲のボーカルレコーディングの仕上げ作業までは至らなかった。おそらく今日も、この三連休も手がけることはできないが、来週になったらまた進めていきたい。

この三連休は家族との時間を大切にしつつ、試験が1週間前に迫ってきたので、少しでも勉強の時間を確保したい。たった10分でも30分でも、やっていきたいと思う。

それではみんな、今日も一日がんばろう。同じ空でつながっている。離れても心は一つだ。いつまでも愛してる。僕と関わってくださるすべての大切な人たち、すべてに感謝している。あなたたちのおかげで、僕は笑い、喜び、頑張る気持ちになれる。そして、家族。いつも、みんなの名前を呼び、顔を思い浮かべ、心を隣で感じ、絆を感じ、生きる糧としている。ありがとう。今日も素敵な一日を。

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