日々のことば(ブログ)

✍️オーストラリアが未成年のSNSを禁止した理由──スマホ時代に「子どもを守る」とは何か

おはよう。今朝、ちょっと衝撃的なニュースが飛び込んできたね。

オーストラリアで、国レベルで「未成年のSNS登録を禁止する法律」が施行された、という話。
知ってた?

たぶん、この記事を読んでいるあなたも、
毎日のようにスマートフォンを使っていると思う。

SNSかもしれない。
YouTubeかもしれない。
ゲームかもしれない。
AIツールかもしれない。
メールやチャットツールかもしれない。

形は違っても、
僕たちはもう、何らかの「スマートフォンを通じたサービス」と切り離せない生活を送っている。

そして今回、その“当たり前”に、国が真正面から線を引いた。

◾️オーストラリアで起きた「世界初」の出来事

オーストラリアでは、16歳未満の子どもがSNSに登録すること自体を禁止する法律が施行された。
対象は、特定のアプリではない。
「SNSという仕組み」そのものだ。

さらに驚くのは、その責任の置き方。
未成年が登録できてしまう仕組みを放置した場合、
プラットフォーム側に、最大で約50億円規模の罰金が科される。

つまりこれは、
「家庭の問題」でも
「本人の自己責任」でもなく、
企業と社会全体の責任として扱う、かなり強烈なメッセージだ。

もちろん、完全に防げるわけじゃない。
年齢を偽る人も出るだろうし、
親のアカウントを使う子も出てくる。

それでも、
「理念として、国が何を危険だと判断したか」
ここが、とても重要だと思う。

この国ははっきりと、こう言った。

未成年、つまりまだ判断力や自己制御が十分に育ちきっていない子どもたちにとって、
SNSは、利益よりもリスクの方が大きい。

だから、登録させない。
使わせない。
まずは距離を取らせる。

この姿勢を、国として示した。

これは、かなり大きな出来事だと思う。

◾️EUでも進む「年齢制限」という考え方

この流れは、オーストラリアだけの話じゃない。
EUでも、未成年とSNSの関係について、かなり踏み込んだ議論が進んでいる。

年齢制限をどう設けるのか。
企業側にどこまで責任を負わせるのか。
子どもの権利と保護をどう両立させるのか。

賛否は当然あるし、簡単な話じゃない。
表現の自由、通信の自由、憲法レベルの議論にもつながってくる。

それでも、
「放置はしない」
「問題として扱う」
この方向性が、国際的に共有され始めているのは事実だ。

◾️一方、日本では「スマートフォン禁止」に近い議論もあった

日本でも、少し前に話題になったよね。
特定の自治体で、時間帯によってスマートフォンの使用を控えよう、という条例ができた話。
✍️「スマホは1日2時間まで」──豊明市の条例が問いかける、子どもと自由の境界線

法的な罰則はない。
強制力もない。

でも、内容を冷静に見ると、実はかなり踏み込んでいる。

SNSだけじゃない。
YouTubeも。
ゲームも。
動画も。
チャットも。

スマートフォンそのものを、生活の中でどう扱うか、という話だから。

正直、
SNS禁止よりも、
スマートフォン禁止の方が、体感的にはよほど強烈だと思う。

だって、
親のアカウントでも見られない。
誰の名義でも関係ない。
どんなアプリでも関係ない。

「全部できない」から。

◾️家庭で実感する、スマートフォンの力

これは、僕自身の家庭でも、はっきり感じる。

スマートフォンを触っている時の集中力って、すごい。
呼びかけても、返事がない。
目も合わない。
時間の感覚も、完全に持っていかれる。

でも、
「ここからここまで、スマホなしね」
そう言った瞬間の、あの空気の変化。

何して遊ぼう?
何しよう?
何ができる?

最初は戸惑うけど、
そこから急に、会話が増える。
表情が増える。
動きが増える。

これは、良い・悪いの話じゃない。
ただ事実として、
スマートフォンには、あらゆる刺激が一箇所に集まりすぎている

ゲーム。
動画。
SNS。
承認。
報酬。
情報。

全部が、そこにある。

だからこそ、
未成年にとっては、
コントロールが難しい。

◾️今回のSNS禁止が示したもの

今回のオーストラリアの法規制は、
「SNSが悪だ」と断じたわけじゃない。

そうじゃなくて、
判断力が十分に育っていない段階で、
無制限に開放するのは危険だ

そう判断した、ということだと思う。

いじめ。
誹謗中傷。
比較。
孤独。
承認欲求。

法的な整備も、心理的な防御力も追いついていない状態で、
その世界に放り込むことのリスク。

それを、国として、
「まず止めよう」
と言った。

賛成もある。
反対もある。
物議も当然ある。

それでも、
国レベルで、法律として示されたという事実は、相当重い。

◾️考えるきっかけとして、このニュースを

僕は、このニュースについて、
賛成・反対を表明したいわけじゃない。

こうして書いているのも、
誰かを説得したいからじゃない。

ただ、
こういう社会の動きが、今、実際に起きている。
そのことを、できるだけ公平に、整理して伝えたい。

そして、
あなた自身が、
あなたの生活や、家族や、子どもたちのことを考える
きっかけになればいい。

それだけだ。

さあ、今日もそんなことを考えながら、
一日を過ごしていこう。

世の中の動きや価値観を知ることは、
自分自身、そして身近な大切な人を、
より賢く、賢明に、豊かに生きるヒントになる。

情報を受け取って、
生活に落とし込んで、
吟味して、
自分の意志を持って歩んでいく。

きっとその方が、
世界は、少し面白くなる。

さて。
今この瞬間、
あなたは誰の顔を思い浮かべた?

大切な家族?
自分自身?
あの人?

その愛情と感謝の気持ちを胸に、
今日も一日、頑張っていこう。

同じ空の下で。
バイバイ。

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松永 修 – MUSICおさむ

松永 修/音楽名義:MUSICおさむ(シンガーソングライター)/音楽と文章の作家/国家公務員/キャリアコンサルタント

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