おはよう。今日もいい天気。
久しぶりの通勤だ。7日間の大型連休を過ごしたあと、今日一日だけ仕事に行く。そしてまた土日は休み。本当なら今日も年休を取って、11連休にすることもできた。でも、あえてここに出勤日を入れたのは、僕の意思だ。
11連休明けに出勤するのは、心身ともにきつい。一日だけ仕事を挟んで、溜まったメールや事務処理を片付けておくほうが、圧倒的に楽に戻れる。お盆の間は取引先や関係者も休みが多いから、静かな環境で整理ができる絶好のタイミングでもある。
それに、この一日は家庭から少し離れて、自分のやるべきことを整える時間にもなる。仕事だけじゃなく、個人的なタスクや活動も含め、全部を一旦整え直す「休みの中の休暇」。今日一日で辻褄を取り戻し、来週からスムーズに日常へ戻るための、計画的な出勤日だ。
◾️夏休みという制度の成り立ち
今まさに世の中が満喫している「夏休み」という時間。この制度はいつから、なぜ存在しているのか。少し歴史をひも解くと面白い。
日本で学校の夏休みが導入されたのは明治時代、1870年代のこと。当時は鉄道が広まり、旅を楽しむ文化が芽生え始めた頃だ。現在、日本の学校ではおおむね7月中旬から8月末までの約6週間が夏休み。
一方、大人の夏休みは「お盆」に由来する。仏教行事として先祖を祀る期間(8月13日〜16日)が基盤となり、この時期に休む文化が企業や官公庁に根付いた。日本の夏休みは、学校の制度と宗教的・文化的な行事が二重に重なってできている。
◾️世界の夏休み事情
世界を見渡すと、夏休みの時期や成り立ちは実に多様だ。
アメリカでは19世紀、都市部の学校で暑さによる欠席増加や健康配慮が理由で制度化されたとされる。農業由来という俗説もあるが、実際には都市型の背景が大きい。
ヨーロッパでは、国民全体が一斉に休暇を取る文化が今も根強い。フランスは1936年に有給休暇制度が導入され、1982年には5週間へ拡充。8月は「夏のシャットダウン」と呼ばれ、多くの企業が休業する。イタリアには8月15日の「フェッラゴスト」があり、この日を中心に長期休暇を取る人が多い。イギリス北部では産業革命期から「ウェイクス・ウィーク」という夏の工場休みがあり、鉄道で海辺へ旅行する文化が広がった。
そして南半球は季節が逆になる。オーストラリアやチリでは12月〜2月が夏休みで、北半球の冬休みに相当する。このため、同じ「夏休み」と言っても、その季節感は地域ごとにまったく異なる。
◾️なぜ夏休みは大切か
夏休みには、いくつかの大きな意義がある。
まず、心身をリフレッシュさせる効果。長い休暇は、日常で消耗した心と体を回復させ、生産性や集中力を高める。フランスなどでは「つながらない権利」が認められ、休暇中に仕事のメールを読まないことが奨励されるほどだ。
次に、家族や地域とのつながりを深める文化的役割。日本のお盆やイタリアのフェッラゴストなど、伝統行事と結びつくことで、家族やコミュニティの絆を強める。
もちろん、教育の視点では「サマー・スライド」と呼ばれる学力低下の課題もあるが、それも含めて休暇の価値をどう活かすかは社会や家庭次第だと思う。
◾️この夏、そして今日
僕は夏休みに賛成だ。子供たちにとっても、心と体を解放し、自由に過ごせる貴重な時間だと思う。大人にとっても、家族と向き合い、人生を豊かにするための大切なリセット期間だ。
僕は、明日も明後日も、プール、遊園地、海水浴と、ハードな家庭サービスが待っている。今日は仕事をしながらタスクを整理し、週末の家族時間に全力を注ぐ準備を整える。
夏空の下、セミの声が響き、子供たちは完全に夏休みモードだ。僕もその空気に包まれながら、今日という一日を大切に過ごす。
そして、離れていても同じ空の下で繋がっている家族を想いながら、心を一つにして。
いつも愛している。
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