おはよう。
今日は抜群に良い天気。夜中にちょっと冷房で体が冷えてたから、むしろ朝のあたたかさが心地いい。
さて、今日は「自分と似ている人、似ていない人」について、そしてそこに生まれる関係性の複雑さについて、考えてみたい。
僕ら人間は、なぜか「似ている人」に安心感を持ち、「似ていない人」に不安や違和感を覚える傾向がある。これは単なる個人の気分じゃなくて、ちゃんと脳や進化のプログラムに基づいている。
心理学では、人が誰かに親しみや好意を感じる要因の一つに「類似性の法則」というものがある。価値観、趣味、話し方、表情の癖、使う言葉のニュアンス、そういう細かい共通点が重なるほど、「この人、自分に近いな」と感じて、自然と距離が縮まっていく。これは脳の「親近感を覚えるパターン認識機能」がそうさせてるという説もある。
進化生物学で言うと、これは「同類を好む傾向」にも通じる概念で、遺伝的に近い個体と親密になる傾向は、生存戦略としても自然だった。つまり、「似ている」というのは本能的に安心のサインなんだ。
でも、ここが面白いところで、人は同時に「違い」にも惹かれる。
心理学では「補い合いの法則」という考え方もある。これは、自分にないものを持っている相手に魅力を感じるというもので、例えば内向的な人が外向的な人に惹かれたり、感情的な人が理論的な人を尊敬したりする現象がここに含まれる。
この「似ていること」と「違っていること」は、一見すると正反対だけど、どちらも人間関係の大事な構成要素だと思う。
家族や友人の中にも、似ているから安心できる人と、似ていないから学びがある人がいるよね。
僕の場合、親や子どもたちを見ててもそう思う。一部同じ遺伝子を持っているのに、感性や反応のスピード、テンションの高さ、好きなもの、全部違う。でも時々ふとした瞬間に、「やっぱり似てるな」って思うこともある。それがまた嬉しかったりするんだよね。
社会全体で言えば、「多様性」という言葉がキーワードになってきてる。
よく言われる「多様性と包摂性」って、単なるスローガンじゃなくて、集団の中で本当に重要な考え方だと思う。似た者同士だけの集まりは、確かに一時的には快適だけど、視野が狭くなるリスクもある。逆に、まったく違う価値観を持つ人が加わると、最初は摩擦が起きるけど、新しいアイデアや成長のきっかけがそこから生まれる。
特に今みたいに不確実性の高い時代では、「違いにどう適応できるか」が、生き方そのものの柔軟さになってきてる気がする。
でもね、どんなに理屈を並べても、「似てない人を受け入れる」って、やっぱり簡単なことじゃない。人間の脳には「異質なものへの警戒」がもともと備わってる。だからこそ、「自分の内側にある不安や怖れをちゃんと認識すること」が、他者理解の第一歩なんだと思う。
最近思うのは、「違うことに開かれている」って、それだけで一つの才能だってこと。
僕らは、似ていることでつながり、違うことで育つ。
これは子育てにも、パートナーシップにも、仕事にもあてはまる。似ていることで安心し、違いに気づくことで成長する。その繰り返しが、人との関係を深めていく鍵なんじゃないかな。
でもここに、ちょっと難しい問題がある。
「似ている人」に対して、安心感がある反面、競争心も生まれやすい。心理学では「自然発生的な競争相手」という言い方もあるけど、自分と近い相手が、自分よりも目立っていたり、成功していたりすると、無意識に比べてしまって、苦しくなることがある。
これは「自己評価維持理論」という考え方でも説明されていて、「似ている人の中での差」が、時に心の負担になることがあるんだ。そういう時、人は自分の自尊心を守るために、相手との距離を取ろうとする。
一方で、「似ていない人」に対しては、もっと根本的な壁がある。進化の過程で、人間は「自分たちの集団」と「それ以外の集団」を区別するようにできていて、知らないもの、違うものに対しては、反射的に怖れたり、排除したくなる。
これが、「仲間意識のバイアス」と言われるもの。集団内では協調的でも、外部には閉鎖的になる傾向のこと。
どんなに社会が進んでも、こういった本能的な感情は根強く残っている。でも、人間には「選択する力」がある。その本能を乗り越えて、違うものと向き合う力があると思う。
自分と似てる人に嫉妬しそうになった時、自分と違う人に壁を感じた時、そこが「人としての選択」のタイミング。
その時、自分の中の感情に気づき、「でも向き合ってみたい」と思えるかどうか。それが、関係性を温かくできるかどうかの分かれ道なんだと思う。
僕は、僕の家族も友達も、誰一人として完璧じゃないと思ってる。似てるところも、そうじゃないところも、両方ある。でも、その全部を受け入れたいし、その全部に感謝したい。
違うことを怖れず、似てることを誇らず、ただ「そのままを認める」っていう姿勢を忘れたくないんだ。
今日もそんなことを考えながら、一日を始めようと思う。
離れていても、それぞれがそれぞれの場所で、一生懸命、幸せに向かって生きている。そのことに、僕は誇りを感じる。
みんなの笑顔に、僕は誇りを感じる。
今日も同じ空の下、心ひとつ。
愛してるよ。バイバイ。
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