✍️25年越しのタイムカプセル

おはよう。
今日は朝に、ずっと気になっていたこと、25年近くやり残していたことに手をつけた。何かっていうと、大学時代に使っていたデスクトップパソコンのハードディスクを開けて中身を確認することだ。

1台目は大学1年の時に買ってもらったWindows 98のデスクトップパソコンのHDD。2台目は大学4年の時に自分で買ったWindows 2000のデスクトップのHDD。この2つのハードディスクだけを取り出し、「いつか中身を見てみよう」と思いながら、引越しの都度も捨てずに大事に持ち歩いてきた。

当時書いた論文や作った音楽、作詞・作曲した歌詞が入っているかもしれない。まるでタイムカプセルみたいだ。さらに、大学生時代の自分の姿の写真も入っているかもしれないと期待していた。幼少期の写真はアルバムにたくさんあるけど、大学時代の写真だけぽっかりと残っていない。若い頃に撮った写真は、当時の恋人との関係で消してしまったり、結婚を機に整理してしまったからだ。

でも見たいのは昔の恋人じゃない。あの頃の自分自身だ。派手な服を着て、髪を染めて、元気が爆発していた時期の写真を改めて客観的に見てみたい。今の子どもたちにも「こんな時代があったんだ」と見せてみたい。そんな気持ちで、ついに長年眠らせてきたハードディスクに手をつけた。

Windows 98時代のハードディスクは、今のパソコンとは互換性がない。だから特殊なアダプターを用意し、古いファイルシステムのWindows パソコンを引っ張り出して復元作業を開始した。専用の復元ソフトを使って中身を覗いてみたけど、期待していた懐かしい写真は見つからなかった。

理由は単純だ。昔から新しいパソコンに移行するたびにデータを整理し、いらないものはしっかり消し、必要なものだけを移行していたからだ。似たようなハードディスクを2~3台調べたけど、どれも同じだった。期待していたタイムカプセルの中身は空っぽだった。

でも、これでやっと淡い期待が成仏した。20年以上、「懐かしい写真が眠っているはず」と思い込んでいたけど、これで胸のつっかえが取れた。写真はなかったけど、あの頃の自分のイメージは心に残っている。それで十分だ。25年越しの朝、ひとり微笑んで、長年気になっていたミッションを達成し、納得した。

今回の復元作業では、久しぶりにWindows環境に触れたり、古いデバイスを繋いだりして、いろんな試行錯誤を楽しむことができた。最近はMac環境が当たり前で、スムーズに作業が進むことが普通になっているから、こういうWindowsの手間のかかる試行錯誤した研究作業が逆に新鮮で懐かしい感覚だった。

さぁ、この後は勉強を始めて、いつもどおり少し音楽も楽しみながら一日を迎えるつもりだ。土日の朝は少し長めに自分の時間が取れるから、早起きしてこういう時間を大切にしている。

僕は、朝目覚める時、終盤の眠りが浅くなり夢を見始める。その夢が非論理的だと意識したらすぐに起きるようにしている。寝ている間も脳を使うから、それなら起きて、必要なことにエネルギーを使いたいからだ。でも、楽しい夢ならそのまま見続けて甘えたりもする。大抵はトイレに行きたくなる夢を見て目が覚めるんだけど、そのタイミングがちょうどアラームの1分前とか5分前だったりして、体の習慣ってすごいなと思う。最近は何時に寝ても同じ時間に目が覚める。これも歳をとったってことだろうな。

寒くなってきた。みんなもできるだけ服を重ねて暖かくすごそう。離れていても、心は繋がっている。いつも隣だ。孤独を感じるも、身近に愛情や絆を感じるも、全て自分の心の中で決まる。大丈夫、信じよう、一人じゃない。愛してる。バイバイ。

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