✍️終わりからの始まり:職場と音楽が支えた僕の物語



おはよう。今日は膝の手術で縫った糸を抜く「抜糸」の日だ。そのため、また1日休暇をもらっている。本当にありがたい職場だ。連日の休みが続いていることが申し訳ない気持ちもあるが、それ以上に、この環境に感謝の気持ちしかない。

昨日は約2週間以上ぶりの出勤だった。久しぶりで少し緊張もしたが、職場のみんなが暖かく迎えてくれて、想像以上に感動した。ただ優しいだけじゃなく、ここが本当に自分の居場所なんだと改めて感じた。どの同僚とも気兼ねなく接することができ、自分の能力を存分に発揮できる環境に心から感謝している。

振り返れば、30代半ばで経験した人生の大きな挫折が、この職場の存在の価値をさらに際立たせている。それまで積み上げてきた努力や自己概念がすべて崩れ去るような出来事だった。簡単に言えば、それまでの自分が「終わった」と思えるほどだった。未来が見えず、何を信じればいいのかすらわからなかった。

けれど、今ならわかる。あれは「始まりのための終わり」だった。あの経験があったからこそ、今の自分がいる。あの時期、自分を再び立て直す中で、この職場がどれほど大きな助けになったかは計り知れない。ただ仕事をする場所ではなく、自分に「居場所」を与えてくれた。そして新しいチャンスをくれた。職場があったからこそ、僕は再び歩き出せたんだ。

もう一つ、音楽も僕を支えてくれた。挫折の中にいた僕にとって、音楽は勇気と希望、生きる力、そして人生の意味を与えてくれる存在だった。ギターを弾き、歌を紡ぐことで、言葉にならない思いが少しずつ形になり、傷ついた心が癒されていった。大切な存在と絆を繋ぐ重要なツールとなってくれた。職場と音楽、この2つは僕にとって命の柱だ。どちらか一方が欠けていたら、今の自分はいなかったと思う。

今、職場での仕事は非常に多岐にわたる。法律関係、福祉関係、カウンセリング的な業務、指導や監督、企画や管理、会計など、幅広い経験を積むことができる。そして、年齢や能力に応じて適切な役職や責任を任されるため、成長の機会が豊富だ。それでいて、残業もほとんどなく、福利厚生や休暇制度も整っている。家族との時間を大切にしながら働けるこの環境には、本当に感謝している。

ただ、満たしきれない欲求もある。それが、新しいことを創り出したい、特定分野を極めたい、困難に挑戦したい、そして自由に活動したいという気持ちだ。これらは音楽活動を通じて補っている。職場が生活と成長を支える基盤なら、音楽は自分を表現し、挑戦を楽しむ場だ。この2つの柱が僕の人生をしっかりと支えている。

昨日、久しぶりに職場に戻ったとき、みんなが「大丈夫?」と気にかけてくれ、部下たちも難しい案件を頼ってきてくれたり、この環境のありがたさを改めて実感した。穏やかな雰囲気が緊張や不安を自然と和らげてくれる。ここが僕の居場所なんだと思える瞬間だった。

今日は抜糸を終えたら、家族に少し恩返しをしたい。風邪や手術で家事を手伝えなかったこの2週間、料理や衣替えの片付けなどを進めてみようと思う。風邪はほぼ治り、少し喉に違和感がある程度だ。

また、昨日から勉強も再開した。久しぶりに脳を動かすと、心が快適になる。2週間のブランクがあっても知識は残っていたし、むしろこの期間に学んだことが定着している実感がある。

音楽活動については、まだ喉の痛みがあるため歌えないが、ゼロからまた一歩ずつ取り組むつもりだ。入院中に進めたオリジナル曲「あなたスキ」の音源制作も、いよいよ大事な局面だ。ギターやハモリのボーカル録音を進め、1ヶ月以内には国内ストアでリリースできる見込みだ。多くの人に聴いてもらえる日を楽しみにしている。

仕事、家族、音楽。この3つが僕の人生を支える大切な柱だ。それぞれが調和し、支え合っているからこそ、日々の充実感がある。これからも感謝を忘れず、周囲の人々や家族とともに、前を向いて進んでいきたい。

寒い日が続くが、どうか自分を大切に。心一つ、離れていても同じ空でつながっている。心はいつも隣にある。それではまた。バイバイ。

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