✍️日常への回帰 -18日ぶりの再出発-

おはよう。
久しぶりの出勤だ。まだ多少、気管の奥と喉に風邪がくすぶっているが、アデノウイルスの感染力はもう落ち着いたと思う。通勤経路の駐車場に車を止め、徒歩区間を歩きながらこの日記を記している。なんと週休日を含めて18日ぶり。長らく社会から離れていた。

久しぶりに見るこの景色は、すがすがしくて気持ちがいい。鼻声ではあるが、少しだけ車内でアコースティックギターを弾きながら歌ってみた。声は全く出ないし、ギターも手が覚束ない。それでも良かった。とりあえず、日常が戻ってきた、そんな感じがする。

辺りはすっかり冬になり、景色も変わった。木枯らしが吹き、寒さが身に染みる。まだ体力が十分ではないので、無理せず「低空飛行」で進みつつ、体調を完全に整えたい。まずは溜まった仕事を片付け、迷惑をかけた会社の皆様に礼を尽くし恩を返すことから始めたい。その後、徐々に勉強や音楽といったプラスアルファを再開していきたい。

まずは、このいつもの道を久しぶりに歩けていることに感謝しかない。本当に健康が第一だなとつくづく思う。最初の一週間は膝の手術、次の一週間はアデノウイルスによる高熱で過ごした。どちらもつらかったが、やはり高熱で脳が働かなくなるのは生活が成り立たなくなる。とにかく脳を守ることが一番大切だと痛感した。

身体、内臓、そして脳を守ることが人生を守ることに直結している。ウイルスやストレスから身体を守らなければ、人間は欲すら失ってしまう。食欲も睡眠欲もなくなり、生存欲求だけで必死になると、生活の楽しみがなくなる。改めて、マズローの五段階欲求説やアルダーファのERG理論を体感したように思う。

これからは社会や組織での役割を果たしながら、自尊心を取り戻し、自己実現を目指していきたい。特にこの2週間は体調的には苦しかったが、家族の愛情を深く感じる時間でもあった。自治会の仕事や家計帳簿の締め、保険請求、新車のスタッドレスタイヤ購入と交換といった事務的な用事もすべて終え、やるべきことを片付けることができた。子供たちや家族とも温かい時間を過ごし、感謝の気持ちでいっぱいだ。

こんな日記を書いている最中、ふと気がついた。通勤徒歩区間をほぼ終えて公共交通機関に乗り継ごうとした瞬間、車内に会社の皆様へのお詫びのお菓子を置き忘れたことを思い出した。慌ててダッシュで車へ戻っている。慣れない膝、痛む膝、病み上がりの体で必死だ。焦る気持ちを抑えつつ、「初日に遅刻するわけにはいかない」「無理しすぎて膝を壊してしまっては本末転倒」と自分に言い聞かせながら戻っている。

やっぱり、久しぶりの復帰の日は焦らず慎重に行動しないと失敗する。朝からいい教訓を得た気がする。今日は無難に、大人しく過ごそうと思う。

さあ、今日も無理せず頑張ろう。皆さんもご自愛ください。走ったので少し暑いが、気持ちは軽い。ではまた!心はいつも隣に、心はひとつ!

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