おはよう。今日は音楽の話をしたい。しかも、かなりシンプルな話。弾き語りのバッキング、ギターのピッキングについて。
ギターを弾く人なら、「ピックの持ち方」「弦への当て方」「ピッキング角度」みたいな話は、一度はどこかで読んだことがあると思う。YouTubeでも、教則本でも、散々語られているテーマだ。
だからこそ、逆に見逃してしまっていることがある。
今日は、その話をしたい。
◾️音の始まりは、アンプでもEQでもなく「弦とピックの接触」
弾き語りでアコースティックギターを弾くとき、アンプを通さない生の響きって、本当に正直だ。
ダイナミクス
トーン
音の粒
硬さ
柔らかさ
響き
全部、如実に出る。
もちろん、弾く場所も影響する。サウンドホールの近くか、ブリッジ寄りか。弦に当てる深さもあるし、強さもある。
でも、もっと原始的なことがある。
音のスタート地点だ。
それは
「弦とピックが触れる瞬間」。
音は、ここから始まる。
◾️今日は「ピックの角度」の話ではない
ここでよく出てくるのが、「ピックを寝かせて入れるか、90度で入れるか」という話だ。これは確かに大事だし、多くの人が知っている。でも、今日言いたいのはその話じゃない。
僕が言いたいのは、もっと単純な話。
「ピックそのものの向き」。
おにぎり型のピックを想像してほしい。三角形で、どこかが尖っているあの形。
多くの人は、その一番尖った部分をそのまま弦に当てて弾く。これはもちろん理にかなっている。音の輪郭がはっきりして、クッキリした音が出る。
いわば、一番クリアな音だ。
でも、ここにもう一つ選択肢がある。
◾️ピックを「少し寝かせる」のではなく、「少し回す」
ここが今日のポイント。
ピックを弦に入れる角度の話ではない。
指で持っているピックの向き。
つまり、尖った部分をど真ん中で当てるのか、それとも少しだけ回して、平らな面の要素を増やすのか。
ほんの少し角度を変えるだけでいい。
すると、弦に触れる「接地面積」が変わる。
尖った部分をそのまま当てると、接触面は小さい。だから音はシャープで、粒が立つ。
でも、少し平らな面が触れるようにすると、接地面が少し広くなる。
すると音はどうなるか。
ほんの少しだけ、丸くなる。
◾️音が変わる理由は、実はシンプル
弦を鳴らす瞬間、弦は「弾かれて振動する」。
そのとき、どんな形で弦を押して、どんな形で弦から離れるか。それが音の性格を決める。
尖ったピック
→ 点で弾く
→ アタックが立つ
少し面が当たるピック
→ 少し面で押す
→ 音が丸くなる
この違いは、EQでもコンプでも作れない。
楽器そのものの音の違いだ。
◾️弾き語りのバッキングでは、かなり効く
この違い、実は弾き語りではかなり大きい。
例えば、カッティング。
曲によっては、ちょっと音が硬すぎるときがある。
そんなとき、弾く位置を変えるのも一つ。でも、ピックの向きを少しだけ変えると、音の角が少し取れる。
逆に、リズムを立たせたいとき。
ピックの尖った部分をしっかり当てると、粒が揃って前に出る。
ほんの数ミリの話だけど、体感としては結構変わる。
◾️生楽器の音作りは、右手から始まる
DTMをやっていると、EQやコンプで音を作ることに慣れてしまう。
でも、生楽器は違う。
音のスタートは右手。
そして右手のスタートは、
「ピックと弦の接触」。
ここが、いわば0次元の音作りだ。
弾く強さ
弾く深さ
弾く位置
それに加えて、
ピックが弦に触れる形。
この感覚を少し意識するだけで、アコースティックギターの響きは結構変わる。
◾️ぜひ一度、意識してみてほしい
今度ギターを弾くとき、ほんの少しだけ試してみてほしい。
ピックの向きを、ほんの少し回す。
尖った部分だけで弾くとき
少し面を当てて弾くとき
たぶん最初は、「そんなに変わる?」と思うかもしれない。
でも、生のアコギで弾いてみると、意外と違う。
音って、本当にシンプルなところから作られている。
アンプでも、エフェクターでもない。
まずは弦とピック。
その一瞬から、音楽は始まる。
さあ、今日も人生を楽しもう。みんなそれぞれ毎日を全力で生きている。さあ、今日も愛と感謝を胸に。バイバイ。



