✍️誠実に、真っ直ぐに、積み重ねる力

おはよう。今日も僕が住んでいる地域では雪が降り積もり、銀色の世界が広がっている。童心に帰って仕事を休み、雪だるまを作って遊びたい。でも現実はそうはいかない。通勤のため車を走らせなければならず、今日も大渋滞に巻き込まれている。おそらく前方で事故が起きているのだろう、ほとんど動かない。一年に一度か二度はこんな日がある。道路は想像以上に滑るので、慎重に運転しよう。

昨日もボイトレだけでなく、楽曲制作や勉強にも取り組んだ。ボイストレーニングでは、ダイエットを始めた直後に体重がストンと落ちるように、音域が一気に広がった。A#4(ラのシャープ)やB4(シ)を目標にしていたが、気づけばC5(ド)まで届いていた。一般男性の場合、C5まで出せればほとんどの曲が歌えると言われている。ただ、今はまだ張り上げて無理に出している状態で、実践で使えるレベルではない。それでも、輪状甲状筋を使って声帯をストレッチする動きはできているようだ。

次の課題は、高音域で「I・E・O」の母音をスムーズに発声すること。顎や舌、喉に余計な力を入れず、張り上げることなく、声門上圧を使いながら裏返らずに楽に出せるようにする必要がある。特に「イ」「ウ」「エ」は難しく、舌を前に出しすぎても奥に引っ込みすぎても問題が生じる。前に出しすぎると発音が不自然になり、奥に引っ込みすぎると喉頭蓋が閉じてしまい、声がこもる。逆に開きすぎると裏返りやすくなる。その微妙なバランスを調整しながら、軟口蓋を上げる練習を続けていく。

やはり、まだまだ輪状甲状筋(声帯を引っ張る筋肉)が鍛えきれていないのを実感する。でも、ダイエットの初期に劇的な変化が現れるように、音域が一気に伸びたことでやる気が湧いてきた。ここからは地道な作業になる。一歩ずつ、ミリ単位の進歩を積み重ねていくしかない。筋トレと同じで、いきなり100キロのダンベルを持ち上げられるわけではない。少しずつ負荷を増やしながら、必要な筋力や動きを習得していく。声も同じで、コツコツ鍛えていけば、今より確実に自由に歌えるようになると信じて頑張ろう。

昨日は楽曲制作にも取り組んだ。オリジナル曲「ロケットコード」のワンフレーズ、たった4小節を完成させるのに、試行錯誤を繰り返した。そして、国家試験の論述対策として、久しぶりに手書きで漢字の練習もした。試験で使えそうな常用漢字をひたすら書き続け、まるで小学生の頃に戻ったような感覚だった。

五十音も、ひらがなからすべて書き直してみた。手を動かすうちに、昔の記憶がどんどん蘇る。高校受験、大学受験、就職試験——それぞれの時期に、一年間みっちり勉強した知識が、今になって役立っているのを実感する。ひたすら覚えた難しい漢字や語彙が、ペンを走らせるたびに思い出され、脳の奥から引き出されていく感覚があった。こうして復習してみると、眠っていた知識が目を覚ますのがよくわかる。一度覚えたものは、しばらく使わなくても、しっかり刻まれているものだ。

昨日は、そんな充実した時間を過ごしただけでなく、家族の最高に嬉しい出来事があった。本当に「ありがとう」と思えたし、これまでの軌跡を振り返ると、思わず涙がこぼれそうになった。家族がそれぞれの場所で、それぞれの人生を歩み、泣き笑いしながら一生懸命生きている。その姿を思い浮かべるだけで、胸がいっぱいになる。健康で生きていてくれるだけで、それ以上の贅沢はない。ただ、それだけで十分幸せだと、改めて実感する。

それでは、今日も一日頑張ろう。ありがとう。離れていても、心は一つ。

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