✍️MUSICおさむという生き方

おはよう。天気が良い日の春の空気ってたまらないね。

今日は、自分の音楽活動について、あらためて書き残しておきたいと思った。なぜ続けているのか。どう続けてきたのか。何を信じてやってきたのか。今見ている景色、これから目指したい場所。自分の記録としても、誰かへの手紙としても、ちゃんと言葉にしておきたかった。

俺は広島生まれ、広島育ち。現在43歳。2022年4月から「MUSICおさむ」という名前でソロ活動を始めた。それ以前も別名で音楽を続けていたが、本格的に「音楽を生き方の軸に置く」と決めたのはこの時期。きっかけは、身の回りの変化。家庭、子育て、本業。時間が限られる中で、もう誰かに遠慮せず、自分の名前で、自分の責任で、正直な音を作り続けたいと思った。

ソロ転向と同時に、自主レーベル「MUSIC OSAMU RECORDS」を立ち上げた。完全にひとりで、作詞、作曲、編曲、録音、MIX、マスタリング、ジャケット制作、映像編集、配信、告知、Webサイト管理、ブログ執筆、SNS運用、ライブ配信、全部やってきた。誰にも頼らず、どこにも所属せず、全部ひとりでやる覚悟を決めた。自由と引き換えに、責任はすべて自分。だからこそ、言い訳はしない。曲が届かなければ、それは自分の力不足だ。いや、力不足というより、それが、等身大の自分だ。人は、ひとりでできることは、限られている。自分一人では限界があることを、自分で思い知るいい勉強になっている。でも、それでいい、僕の音楽は、等身大の僕以上にはならない。それでいい。グループで活動し、僕個人の実力以上の成果や結果を得られることもある。けれど、メンバーの状況が急に変わったり、キャパシティを超えたりしたときに、思わぬ副作用を生むこともある。だからこそ、今の自分には個人での活動がちょうどいいと感じている。

自分の技術や能力を少しずつ育て、成長させていく過程は楽しいし、ソロであれば嘘偽りなく、その成長を実感できるのも嬉しい。もう僕は40代。若者ではない。今は、自己一致した、等身大の自己概念を表現したい。それが地味でも、物足りなくても、むしろだからこそ、響く人がいると信じている。

ただし、「人に頼らない」という意味ではない。人は、人との相互作用のなかでこそ、育ち、磨かれていくものだと思っている。基本はソロ活動に軸を置きながらも、コラボしたり、共演したり、共作したり、支え合ったり、協力し合ったり──そんな相互作用の中で、作品を作り上げていったり、世界を広げていけたらと思っている。

表現の中心にあるのは、アコースティックギターとブルースハープ。声と、言葉。ジャンルとしてはポップス、フォーク、ロックを基調にしているが、あまりカテゴライズにはこだわらない。もちろんアレンジの中では、ドラムやエレキギター、ベース、キーボードなども取り入れる。僕の青春時代に染みついた、歪んだエレキギターのコードストロークも、そのまま楽曲アレンジに活かしている。

一番大切にしているのは、生まれた瞬間の衝動と、そこに乗る言葉の「芯」。それが真っ直ぐであること。

これまでに制作したオリジナル曲は、公開済・未公開合わせて30曲以上。正式リリースは12曲。代表作といえるものは、「星になった君と」「桜木Bye-Bye Baby」「雨と空想と僕」「僕の生まれた日」「あなたスキ」「近所のお兄ちゃん」「レンゲの月」など。どの曲も、日常の出来事や人生の節目、ふとした感情の揺らぎをもとに生まれたものばかり。テーマや雰囲気は違えど、「愛する家族への揺らがぬ思い」「誰かの心にそっと届くように」という思いはすべての曲に共通している。

活動のモットーは、「君に希望と元気を届けること」。これだけは、一貫してブレたことがない。だからSNS投稿も、ライブ配信も、900日以上休まず続けてきた。朝、昼、深夜、5分でも10分でも、毎日画面越しに誰かに向けて、歌を届け続けた。スマホやノートパソコンひとつで。生音と、生声で。ブログ投稿も今日で1,076日目。ソロ活動を開始してから一日も休んでいない。

この積み重ねは、単なる継続ではない。自分にとっては「祈り」だった。日々の忙しさに埋もれて、大切なあの気持ちを永遠に失くしたくなかった。ひとふしでも届けたかった。誰も見ていないかもしれない。でも、ひとりでもそこにいてくれたら、それで十分だった。いや、たとえ0人でもよかった。自分がそれで過去を昇華し、今を生き、未来に希望を持てるのならば。それだけで十分だった。

けれど、実際に続けてみると、必ず誰かが応援してくれている。僕の気持ちに共鳴してくれる人がいる。素直に、嬉しい。

これまで、各種SNSやブログ、DMには、たくさんのコメントやメッセージが届いた。「今日も癒されました」「頑張れそうです」「泣きました」「朝から元気をもらえました」……そうした言葉に、逆に自分自身が何度も救われてきた。音楽は一方通行ではなく、必ずどこかで循環している。だからこそ、信じて続けてこられた。

昨年の話にはなるが、メディア出演の機会も少しずつ実績を残してきた。広島ホームテレビの『届け!ひろしま応援歌』では、「星になった君と」を生演奏。広島出身のシンガーHIPPYさん、アナウンサーの吉岡麗さんと共演し、地元の空気の中で、自分の音を届ける意味をあらためて感じた。

FM品川のYouTube番組『ジャンワラTV』では、「あなたスキ」と「近所のお兄ちゃん」が自作のミュージックビデオとともにテーマ曲として採用された。チャンス大城さん、レイザーラモンRGさんが出演するこの番組で、さらにピンフちゃんやお笑い芸人のメルヘン総長との共演を通じて、「トークと音楽の即興力」という新しい評価も得ることができた。

ライブは年に数回。ライブハウス、そして広島や東京での路上でも演奏してきた。音響も照明もない路上ライブでは、雑踏の中で、空気と人の呼吸に合わせて歌う時間が一番好きだった。やっぱり「目の前の誰か」に直接届ける感覚は、画面の向こうとはまったく違う。

活動の裏では、毎日が取捨選択の連続だ。家庭も、仕事も、勉強も、音楽もある。その中で、どれも犠牲にしないと決めている。だから、夜中にMIX作業をしたり、早朝に収録したり、通勤時間にブログを書いたりする。合間には、歌の発声練習をしたり、歌詞を書いたり、ジョギング中に勉強したり、ご飯を食べながらプログラミングに取り組んだりもする。誰にも見えないところで、そんなふうに、無数の時間を積み重ねてきた。

人生の質、生産性を高めるため、家族を守るために、健康への努力も惜しまず、毎日の睡眠時間を8時間、断酒1年半、禁煙4年、お昼のジョギングも2年以上継続中だ。

だからこそ、無理をしすぎてはいけないとも感じている。今は少しペースを緩めて、楽曲制作やボイストレーニングに集中する時間を大切にしている。未発表曲が10曲以上あるので、それらを丁寧に形にして、ひとつずつ届けていく準備を進めている。

それが終わったら、次のステージに向けて新しい曲も作りたい。それが今、一番の楽しみだ。僕は不器用だから、目の前の課題が終わるまでは、次のことに取りかかれない。

今は、音楽以外の私生活や、本職での資格取得に向けた受験勉強で忙しいけれど、落ち着いたらTikTokなどのショート動画も再始動する予定だ。遊び心と「届ける力」が融合したメディア。再生数は気にしていない。でも、伝えたいものを必要としている誰かに届けるための手段として、今はとても大切な場だと感じている。

誰かと比べる必要はない。派手なステージでなくてもいい。武道館に立たなくても、家の一室から世界に向けて歌は届く。大切なのは、等身大の、嘘のない言葉と音を、自分の声で届け続けること。

僕の夢は「家族の幸せ、みんなの笑顔」。愛する人や大切な人に、想いと愛情を伝え、絆を紡ぎ続けたい。そのための手段が、僕にとっての音楽だ。

そういう意味では、僕の夢はもうすでに叶っている。家族は笑顔で幸せそうに暮らしているし、僕の愛情もしっかり伝わっている。だからこそ、この幸せを絶やさず、さらに豊かにしていきたい。

これからも音楽活動を続け、できる範囲で少しずつ広げていこうと思っている。サラリーマンとして、家庭人としての生活が本業だからこそ、音楽にかけられる時間もお金も限られている。頻繁にライブをしたり、大きな活動をしたりは難しいかもしれない。それでも、メジャーデビューや音楽業界での成功を目指しているわけではない。

ただただ純粋に、僕の大好きな音楽というツールが輝くことで、家族や大切な人、そしていつか届く誰かに、元気や希望、幸せや喜びを届けたい。それを願いながら、今日もできることを、合間を縫って少しずつ積み重ねている。

僕にとって音楽とは、「家族と愛を繋ぎ、育てるツール」であり、「僕の生き方そのもの」であり、「毎日の呼吸」であり、「音付きの日記」であり、「過去と今と未来への手紙」だ。

これからも、そうあり続けたい。

おじいちゃんになっても、死ぬまで、続けるつもりだ。10代のころからずっと、大好きで続けているから、ここまできたら、最後まで行くだろう。

読んでくれてありがとう。今日も、いい一日になりますように。離れていても、同じ空でつながっている。僕たちは思い合うだけでいつも心は隣にいる。今日もありがとう。愛してる。

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