✍️手術当日:想像以上に過酷な入院環境と家族の温かさ

おはよう。
今日は入院初日の朝、病室での初めての起床だ。昨日は慣れない環境でなかなか寝付けず、夜更かししてしまった。個室が埋まっており3人部屋なので、周りの音も気になった。ご老人が多いため、イビキだけでなく、うめき声や叫び声が夜中に響き、なかなかハードな環境だ。ベッドも枕も硬く、体も痛くなる。普段の入院では22時に寝て朝5時に起きて勉強を始めるが、昨夜は0時まで寝るのを諦め、PCで静かに作業をした。どうせ朝5時に早起きしても自由に電気をつけられるわけでもないので、朝は6時半起きにして、夜に少し作業を進める1週間とすることに決めた。

食事は普段の10分の1ほどの量で、味の濃さも相当控えめだ。今日は手術日なので、朝7時に軽い食事をとり、お昼は抜きだ。これは痩せそうだ(笑)。

全身麻酔をするし、不思議と全く不安はなく、緊張も怖さもない。膝の手術は、日本でも有数の膝専門家が執刀してくれるので、信頼している。これで痛みから解放されると思うと楽しみだ。

今日の夕方の手術後は、ほぼ身動きが取れないらしい。2〜3時間たって麻酔が完全に抜けたら、車椅子になる。車椅子なんて人生で初めてだ。翌日から松葉杖で少し歩けるようになり、リハビリが始まる。回復が順調なら翌日や2日目にはある程度歩けて退院が可能らしく、回復の展開は早いので楽しみだ。

入院前は、自由な時間を満喫して音楽や勉強を存分にしようと楽しみにしていた。しかし、実際は厳しい環境だ。コロナ対策や患者管理のため、面会は基本的にNGで部屋からも出られない。屋上や別のフロアにも行けず、大きな音も立てられない。部屋の電気が薄暗く、勉強に集中しにくい。同じ体勢でベッドにいると体も痛くなるため、音楽作業のようなクリエイティブな気持ちにもなれない。外が見える窓に行きたくなるが、そこには同じく窓を求めるご老人が会話もなく小さな窓の前に集まっている。まるで監禁された病棟のようだ(笑)。ここは外科なのに(笑)。

こんな生活だと、精進料理みたいな少ない食事が唯一の楽しみだ。今日は、なんとかこの環境でも気持ちを切り替えて、時間を有意義に使うため、普段できない勉強をしたい。集中できない時は音楽の編集作業も少しずつ進め、工夫しながら時間を有効活用したい。

家族からは励ましのメールや温かい言葉が届き、本当に幸せ者だと感じる。今回の手術は自分にとって大したことないと思っているし、むしろ仕事や家を空けて申し訳ないと思うくらいだが、皆が心配してくれて普段からの愛情や絆の深さを感じる。こういう時に家族や仲間の大切さを改めて実感するよ。

あと10分で朝食が来る。早く来ないかな。おそらく3分で食べてしまう量だが、それでも楽しみだ。廊下に出ると、ご老人たちが静かに集まる小さな窓から見える朝焼けの景色も、なんとも切なく綺麗だ。今日は広島も晴れている。さあ、今日は手術が楽しみだ。膝の手術は必ずうまくいくと思う。俺の半月板の一部たちよ、今日までありがとう!

それではみんなも、今日も素敵な一日を!
バイバイ、また明日。

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