日々のことば(ブログ)

✍️街の小さなお祭りから、僕のカムバックが始まる

おはよう。今日もめちゃくちゃいい天気。

昨日はというと──なんとも間抜けな一日だった。有給休暇を取っていたのに、うっかり出勤してしまってさ。そのまま引き返して家に戻る羽目になった。でも不思議と嫌な気分ではなかった。棚からぼたもちのように、ぽっかり空いたその時間を、ゆっくり味わえたから。

そして昨日、もうひとつ嬉しい出来事があった。

地元の知人から一通のメールが届いたんだ。祭りやイベントの音響や出演者の手配や、その他、福祉事業など多岐にわたる活動を手がけている、尊敬する存在。その人が、秋に行われる祭りに僕を出演者として呼んでくれた。まだ確定じゃないかもしれないけど、それでも声をかけてくれたことが純粋に嬉しかった。

だけど、同時に少し緊張も走った。

あんなに毎日ライブ配信していて、路上ライブやライブハウスで歌ってきた僕も、ここ1年くらいは育児や仕事、受験勉強で忙しく、合間の時間を使って制作や練習を続けるくらいで、人前で歌うことからは遠ざかっていた。下の子が生まれてからは配信もやめたし、ライブハウスの出演も、SNSでのライブ配信も途絶えている。

つまり──人の前でパフォーマンスする「現場の感覚」が、鈍っているんだ。

でも、このライブ休業期間を使って、改めて基礎的な演奏も歌も練習しているし、制作も続けてる。音楽自体は一切やめていない。ただ、ライブの構成を考えたり、お客さんの前で歌ったり、そういう「見せる」部分の勘が少し遠のいている気がして、そこに一瞬、不安が生まれた。

「今の自分に、本当に“人前に立つ準備”ができているんだろうか」

人から見れば小さな街のお祭りライブ。でも僕にとっては、規模なんて関係ない。枠内でパフォーマンスの構成を練り、セットリストを組み、MCを交えながら人に“魅せる”という行為そのものが、真剣勝負だ。車の中でアコギ片手に、気の向くままひとりで歌うのとは訳が違う。わざわざ僕のために時間を割いて目の前にいてくれる人たちがいるのだから、心を込めて何かを届けなきゃいけない。たとえ1人でも。

でもね、こういう時こそ思い出すんだ。

僕はこの瞬間のために、ずっと練習してきたし、制作を続けてきたはずじゃないかって。喜びと同時に生まれる不安。それは本気で向き合ってきた証拠だと思う。

まるで育休からの職場復帰みたいなものだ。「ちゃんと戻れるかな」という不安と、「戻るしかないだろ」という決意のせめぎ合い。でも、逃げたら、もう戻れなくなる。だから──僕はちゃんと準備して、向き合ってみようと思う。

もちろん、私生活を壊してまでやるつもりはない。準備が精神的な負担になりすぎたり、家庭や仕事に支障が出るようなら断るべきだと思ってる。でも、生活と両立しながら、“さらり”と出られるなら──挑戦してみたい。

だってこれは、僕にとって音楽というアイデンティティの再起動なんだ。

もしこれが息子だったら、僕はこう言うと思う。

「ずっと練習してきたんだろ? 思い描いてきたんだろ?今さらひよるな。失敗してもいいから、本気で準備して出てみな。それが成長につながるんだ」って。実際に息子たちにはそう伝えてきたし、彼らも乗り越えてステージに立ってきた。それを経てまた、大きくなっていった姿を目の当たりにして、何度も感動させられてきた。

そう、自分にも言い聞かせる。「今さら何を怖がってるんだ」って。

観客ゼロでも歌ってきたじゃないか。上手い下手ではなく、気持ちを込めて伝えてきたじゃないか。ライブハウスでも駅前や街中の路上でも、人知れず何度も歌ってきた。SNS上のオンラインでは2年間一日も欠かさずライブ配信を毎日行ってきた。これは尋常じゃない挑戦だったし涙ぐましい努力だ。そんな日々を積み重ねてきた。テレビにもラジオにも出て歌ったこともある。誰にも評価されなくても、下手だと思われても、関係なかったはずだ。揺るがない思い。自分を信じて突き進んできた。願いはひとつ。そんな姿を背中をを、子どもたちに見せたい。そして繋がりたい。伝えたい。

その自分は何も変わってない。思い出せ。

今回の挑戦も、実現すれば、息子の前で一生懸命に父親が躍動して歌う姿を魅せることができる。とても意義がある。

僕は“おさむ”──音楽は僕の軸で、僕の生き方そのものだ。

今回の祭り出演は、ただのステージ復帰じゃない。

勉強と同じく、生活と両立しながら、自分自身に“ただいま”と言うような、静かな挑戦だと思ってる。

キャリコンの試験も、社労士の試験もある。無呼吸症候群の体調のこともある。家庭も、仕事も、予定がいっぱいある。それでもこの音楽活動は、やっぱり僕の大切な一部。誰にも迷惑をかけず、さらりと、でもしっかりと。僕は、自分なりのやり方で、人前でのステージングのカムバックを果たしたい。

逃げずに準備して、一歩踏み出してみる。

その経験が、必ず僕をまた一つ強くしてくれる気がする。

そして、それがまた、後に続く子どもたちへの背中になる。

今日もがんばろう。

みんなだって、それぞれの場所で頑張ってる。

僕だけじゃない。お互いが背中を見せ合ってきた。だから、僕もがんばる。さらりとね。でも、裏では必死にね。

同じ空の下で、心はつながっている。

愛してる。

松永 修 – MUSICおさむ

松永 修|MUSICおさむ|国家公務員|キャリコン|作家・メディアクリエイター/音楽クリエイター(シンガーソングライター)|DTM作編曲

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