✍️歌声と共鳴する新たな世界



おはよう。
今日も静かに雪が降り続けている。積もるほどではないけれど、しんしんと舞い落ちる雪は、空気を澄ませ、空を明るくしている。冬の透明感が景色全体に広がり、山々はほんのり白く染まっている。この美しい朝に、また新しい一日が始まる。

昨日は少しだけジョギングのメニューを変え、筋力トレーニングを取り入れた。そのせいか、今日は下半身の筋肉痛が特にひどい。普段から毎日走っているから、筋肉痛自体はいつも少しあるけれど、今日は特別だ。11月に受けた膝の手術からのリハビリもまだ途中で、膝の筋力強化を進めているところだ。この痛みも、いつか全力で走れるようになるための一歩だと思えば、どこか前向きになれる。短距離走が得意だった頃のように、また風を切るようなダッシュができる日を夢見て、今日も鍛錬を続ける。

昨日、歌に関して思いがけない発見があった。それは「頭声」を初めて体感できた瞬間だった。鼻腔や口腔、胸、咽喉といった体の共鳴ポイントが一度に響き渡ると、音が劇的に変わる。頭の奥に響き、音の芯が明確になるその感覚は、まるで自分の中に眠っていた新しい声を見つけたようだった。特定の周波数で共鳴が生まれると、音は深みを増し、響きのある美しい声に変わる。その瞬間、歌は単なる話し声ではなく、言葉にメロディーと感情が乗った「表現」になることを実感した。

これまでは歌を歌っているつもりで、実際には話し声の延長でしかなかったのだと気づいた。一音一音が響き、メロディーに命を吹き込む感覚。それは、まさに歌うことの本質だった。しゃくりやフォール、フェイク、ピッチの変化。これらのテクニックに加え、響きを持たせることで、歌がプロの表現へと進化する。鼻腔を広げ、舌根の力を抜くと、軟口蓋が自由に動き、細やかなビブラートや音程の変化も余裕を持って操れる。こうした技術が一体となったとき、初めて本物の歌声が生まれるのだ。

昨日の発見は、43歳にしてようやく手に入れた感覚だ。理論として理解していたことを、実際に体で感じられた喜びは計り知れない。今日もその感覚を深めるため、ミックスボイスや頭声、ビブラートを中心に鍛錬を進めるつもりだ。

音楽制作も順調に進んでいる。現在、ロックテイストのドラムパートを入力中だ。この楽曲が完成するのはもう少し先だが、一つ一つの音に魂を込めて、じっくりと仕上げていく予定だ。そして勉強も順調だ。学科試験の復習を終えたら、論文や面接の対策にも取り組むつもりだ。

外の雪景色は、心を穏やかにしてくれる。新学期や新しい職場で頑張っている人たちのことを思いながら、自分も自分のペースで歩みを進めている。同じ空の下、つながっている気持ちを胸に、今日も一歩前に進む。

みんなの笑顔と幸せを願って。この雪の日も、心に温かい光が灯るように。今日もありがとう。バイバイ

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


上にスクロール