おはよう。
今日は雨上がりの寒い朝だ。すっかり冬のような雰囲気で気持ちがいいね。
家にはクリスマスツリーを飾り、玄関先のイルミネーションも点灯させたよ。帰宅すると、ピカピカ光る明かりに癒されるのがたまらない。
昨日、楽曲制作作業に大きな進展があった。「あなたスキ」のアレンジについて、ついに最後の仕上げとして、自分の声で飛び道具的な「合いの手」ボーカルを録音した。録音した声は、主旋律のハモリというより、叫びや感情をそのままストレートに表現した合いの手のような生々しい自然な僕の声だ。これを加えたことで、作品に魂が宿り、味わいが増した。これで、あっさりした曲ではなく、可愛くて情熱的な楽曲になったと思う。
この追加ボーカルを全体に馴染ませてバランスを整える作業を行ったのちに、マスタリング作業を終えれば、この作品は完成だ。リリース直前の段階に入っているので、早く皆さんに届けたい。
昨日も大好きな歌を歌いながら、歌について考えた。僕は小学校の頃から歌が好きだった。姉から借りたCDをカセットテープに録音し、擦り切れるまで聴いて歌詞をノートに起こし、何度もプロの歌を真似して練習してみた。
この習慣は大学時代まで続いたが、社会人になって子育てや仕事が忙しくなり、いったんこの習慣は途絶えた。しかし、30代半ばの人生の転機をきっかけに音楽への情熱が復活し、再び楽しめるようになった。そこからは、歌の追求よりも、まずギターの再練習やオリジナル曲の作成、ライブ活動、広報活動などの発信に重きを置いていた。そして、ようやく今になってまた歌の追求に集中できる余裕が生まれ、本当に幸せなことだと思っている。
昔からプロの歌を聞いて模倣などして練習を続けてきたことが、今の自分の歌唱力を形作っているが、その頃は漠然と歌っていて、状況によっては実力を発揮できず、安定感がなかった。大人になった今、情報も溢れ学ぶ機会が増えたおかげで、必要なテクニックを論理的に整理し、自覚できるようになった。
歌が感動を与えるためには、テクニックやうまさだけでは足りないことは分かっている。しかし、天才ではない一般人にとっては、基本を学び、鍛錬を重ねることが不可欠だ。最低限の音程やリズム感があるだけでは不十分で、発声や声質・声色を整えて初めて、一応聴ける歌になる。その上で、しゃくり、フォール、ビブラートなどの表現力を加えると、少し上手い人っぽくなる。そして、声質や声色をフレーズや小節ごとに使い分け、感情に届く表現をリアルタイムで正確に行えると、プロ並みの歌唱が可能になる。
これらの技術は、自分の歌声を録音して客観的に聴き、未熟な現実を直視し、評価基準を徐々に高めることで鍛えられる。自分の耳の成長と歌の技術は両輪であり、つねに同時に向上させていく必要がある。
昔から続けてきた練習のおかげで多少は歌えるが、プロ並みの技術や多くの人を感動させるレベルには達していない。大人になった今、理論を学びながら基礎や真髄を追求し、自分の継続力を活かして日々鍛錬を重ね、成長を楽しみたいと思っている。
さあ、今日も一日、そんなことを思いながら、鼻歌を歌って楽しく仕事をしてきます。皆さんも良い一日をお過ごしください。美味しい鍋やみかんをこたつで一緒に楽しみたいですね。離れていても同じ空の下、心はいつも繋がってる。ではまたね。今日もありがとう。失礼します。