おはよう。今日も空は澄み渡り、風が少し冷たいけれど、心地よい朝だ。
昨日もたくさん歌った。今、発声を見直しながら、より自然で自由な声を手に入れるために日々鍛錬している。地声、裏声、ミックスボイス——どの声区を使うにしても、結局のところ 一番大事なのは「力を抜くこと」 だ。これは簡単そうに聞こえるけれど、実は歌の中で最も難しいことの一つでもある。
声を出すとき、無意識に余計な力が入ることが多い。特に高音を出そうとすると、喉や舌、顎に力が入ってしまい、逆に響きが制限される。本当に良い声というのは、適切な脱力の上に成り立っている。力を入れるべきなのは「必要なときだけ」であり、それ以外の時間はリラックスしていることが理想だ。これはスポーツと同じで、常に力を入れていては良いパフォーマンスはできない。歌も同じで、常にガチガチではなく、必要なときに必要な場所だけに力を使う。
脱力ができていないと、ミックスボイスはうまく機能しないし、地声も裏声も本来の響きを失ってしまう。舌の力が入りすぎると、声の通り道が狭くなり、声が詰まる。喉に力が入ると、どんなに技術的に正しい発声をしていても、音に伸びや響きが出ない。だからこそ、意識的に力を抜き、声が自然に流れる状態を作ることが何よりも大切だ。
こうした意識の変化の中で、歌うことがますます楽しくなってきた。何時間でも、いや、一日中でも歌っていられる。最近は弾き語りの時間がなかなか取れないが、合間を見つけてゆっくりとギターを抱え、音に身を委ねたい。
オリジナル曲「ロケットコード」のボーカル録音も進めたいし、受験勉強も加速させたい。時間はいくらあっても足りない。それでも、こうして挑戦できる日々が充実していて幸せだ。時間だけはどんなにお金を積んでも買えない。昔と比べ、お金に困ることはなくなった。もちろん、贅沢三昧というわけではないけれど、お金そのものに執着することもなくなった。ただ、この世界でどうしてもお金では手に入らないものがある。それが、愛情と時間 だ。
愛情はすでにたくさん手に入れていて、それを大切に育みながら人生を歩んでいる。そして時間は、自分で作り出さなければならないもの。何かを得るためには、何かを手放さなければならない。すべてを手にすることはできないからこそ、そのバランスをどう取るかが重要だ。今、僕の頭の中には、歌とギターの練習、オリジナル曲の制作、資格試験の勉強がある。それと同時に、仕事、家庭での役割、親として、配偶者として、子としての役割もこなしながら、人生を楽しんでいる。
僕の愛する家族よ。それぞれがそれぞれの場所で、大切な一日を過ごしているね。今日もそれぞれの勝負に挑んでいる。僕は空を見上げ、みんなの成功を願い、無事に一日を終えられるよう祈っている。そして、いつも笑顔でいられるようにと願っている。物理的な距離や時間の流れを超えて、僕たちの愛情は揺るぎないものになっている。むしろ、距離があることで、より強く、より深く、太い絆に育っているのかもしれない。
人生は、自分の想像や認識の範囲では捉えきれない出来事に満ちている。ジョハリの窓でいう「盲点」のように、自分では気づかないけれど、周りの人が見ている自分がいる。だからこそ、他者の視点やフィードバックを受け入れることが大切だ。自己理解を深めながら、外からの意見にも耳を傾けることで、今日とは全く違う自分になれるかもしれない。自分ひとりでは10年かかる気づきも、人との関わりの中でたった1日で180度変わることだってある。
だからこそ、変化を恐れず、成長を大切にしながら、大切な人たちと手を取り合い、支え合い、前へ進んでいきたい。今日も一日、がんばろう。たとえ離れていても、心はひとつ。今日もありがとう。愛してる。では、バイバイ。