✍️30年越しの夢の声 ミックスボイスへの第一歩 ~曖昧だった武器を確実に操れる喜び

おはよう。今日はとてもいい天気だね。寒さもなく、太陽が一段と明るく輝いている。そんな中、昨日は僕にとって特別な日だった。ミックスボイスを体得するという、まさに「歴史的な一日目」とも言える日だったんだ。

これまで、ミックスボイスについては「なんとなくできている」という曖昧な状態が続いていた。理論は理解していたし、やり方も頭では分かっていた。でも、それを完全に体感し、自信を持って使えるまでには至っていなかった。それが昨日、ついにその瞬間が訪れた。

ミックスボイスが使えなければ歌えない曲を選び、それを何度も繰り返し歌ううちに、新しい声が自然に発現したんだ。地声でもなく、裏声でもなく、その中間にある「新しい声」。それが出た瞬間、今までの試行錯誤や挫折が一気に報われた気がしたよ。

昨年の10月にミックスボイスの探求を始めてから、ここにたどり着くまでの道のりは決して平坦ではなかった。それでも、その過程で得たものは本当に大きかった。声帯周りや表情筋、腹式呼吸を支える筋肉を鍛え、新たな発声のメカニズムを理解し、可動域を広げたことで、発声の基礎が大きく強化された。さらに、長年の癖を改善し、必要な矯正や補正を繰り返してきた。そして何より、自分の声の特性を深く理解できたことが最大の収穫だった。

これまで地声に頼りすぎていた発声を見直し、それを手放すまでには多くの苦労があった。しかし、それを乗り越えたことで得た成長は、確かな手応えを感じさせてくれるものだった。

ここ半月は特に裏声の練習に集中していた。裏声を多用する曲を歌いながら、ミックスボイスに必要な声帯の使い方や響きを追求し続けたんだ。そして、裏声でも地声でも解決できない、まさにミックスボイスが必要な曲と出会った。その曲に取り組む中で、ついに「その声」を手に入れることができた。

ミックスボイスとは、喉が閉まることなく、地声の厚みと裏声の軽さが混ざり合った声だ。この声を初めて意識して出せたとき、正直「こんな出し方でいいのか?」と驚いた。まるで裏技のようにも感じたけれど、これが正しい形なんだと確信したよ。さらに、喉の開き具合や声の響かせ方を工夫することで、ミックスボイスでも十分に音の強弱や深みを表現できると気づいた。この技術を得るには、これまで学んだすべての知識や経験が欠かせなかったと感じている。

昨日の成功はあくまでスタート地点だ。今のミックスボイスは、歩き始めたばかりの赤ちゃんのように未熟で不安定。でも、使い続けることで徐々に安定し、自然に歌に取り入れられるようになるだろう。地声や裏声と自由に行き来しながら、スムーズに歌える未来を想像すると、これからの練習がますます楽しみになる。

この成果を得られたのは、僕一人の力だけではない。家族の支え、そして周囲の人々からのアドバイスがあったからこそだ。この課題曲と出会えたのも偶然ではなく、家族の愛のおかげだと思う。そして、ここまで直向きに頑張れたのも、その愛の力があったからこそだ。この発声は、歌を始めた頃から思い描いていた夢の声。まるで30年来の夢を一歩踏み出したかのような気持ちだ。

今日は発声の話ばかりになってしまったけれど、この喜びをどうしても言葉に残しておきたかったんだ。音楽を通じて僕は多くの愛を感じている。同じ空の下でつながっていることに感謝しながら、この暖かな冬の一日を楽しもうと思う。それじゃあ、またね。今日もありがとう。

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