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✍️setlog(セットログ)とは?高校生・大学生に流行る「2秒Vlog」、BeRealとの違いと使って分かった魅力

✍️setlog(セットログ)とは?高校生・大学生に流行る「2秒Vlog」、BeRealとの違いと使って分かった魅力

おはよう。setlog(セットログ)とは、1時間ごとに約2秒の動画を撮り、親しい友達と一日の何気ない瞬間を並べて共有する韓国発のVlogアプリだ。InstagramやTikTokのように不特定多数へ見せるSNSというより、仲のいい友達だけで「今こんな感じ」と近況を送り合う、閉じられた共有空間に近い。

2026年夏の高校生トレンド調査では、「今流行っている物事」の2位にsetlogが入った。さらに、大学生223人を含む全国の学生479人を対象にした別の調査でも、高校生だけでなく、大学生、短大生、専門学生まで利用していることが確認されている。高校生を軸に広がりながら、そのまま卒業後の大学生活や、昔からの友達との関係にも入り込み始めているアプリだ。

僕も、家族に誘われて実際に使っている。正直、最初に触ったときは「なんか、しょぼい機能だな」と思った。1時間に一度、そろそろ撮りませんかという感じの通知が来て、たった2秒ほどの動画を撮る。それだけなら、むしろ面倒くさそうに見えた。

ところが使っているうちに、このアプリの良さは機能の多さではなく、何もしなくていいこと、縛られないこと、短すぎることにあると分かってきた。


setlogは1時間ごとに「2秒の日常」を残すアプリ

setlogでは、毎時ちょうどになると撮影を促す通知が届く。ただし、通知が来たからといって、必ず撮らなければならないわけではない。食事をしているところでも、通学や通勤の途中でも、机の上、外の景色、友達の笑い声、何も起きていない部屋でもいい。

撮った動画には短い文字を添えられ、友達と作ったグループや、自分だけのVlogなど、共有する相手も選べる。撮影した断片は時刻順に並び、一日の終わりには、その日を振り返るVlogとしてまとめられる。

フォロー数やフォロワー数を増やすことが中心ではない。誰にでも見られる場所へ「投稿する」というより、招待した仲間と同じ一日を少しずつ持ち寄るアプリだ。

setlogの詳しい仕組みや画面については、Impress Watchの「BeRealの二番手『setlog』が大人気」でも分かりやすく紹介されている。


「なんか韓国っぽい」と思ったら、やっぱり韓国発だった

僕は使い始めたとき、丸みのある文字や、短い言葉の置き方、全体のゆるくてかわいい雰囲気に、「なんか表記が韓国っぽいな」と感じていた。

調べてみると、やはりsetlogは韓国発のアプリだった。App Store上の販売元はNew Chat Inc.で、setlog公式サイトには、法人所在地として「New York & Seoul」と記載されている。

そして、setlogが大きく広がった入口の一つがK-POPだった。Business Insiderの報道によると、SEVENTEENのメンバーや、aespaのKARINAなどがsetlogで作ったVlogを投稿。SEVENTEENはデビュー11周年の一日も、メンバー同士のグループログとして記録したという。

日本でも、CUTIE STREETが韓国の音楽番組『MUSIC BANK』へ出演した一日をsetlogで記録し、Xへ投稿している。K-POPそのものだけではなく、K-POPや韓国カルチャーを日常的に見ている若者のタイムラインへ、setlogの独特な映像形式が流れ込んできたのだと思う。

ただし、K-POPはあくまで入口の一つだ。日本の学生を対象にした調査では、setlogを始めたきっかけの70.9%が「友達に誘われた」だった。TikTokやInstagram、Xで見つける人もいるが、実際に大きく広げているのは、仲のいい友達から届く招待なのだ。

参考:学生479人を対象にしたsetlog利用実態調査


高校生を軸に、大学生にも広がっている

2026年夏の渋谷トレンドリサーチでは、setlogが高校生の「今流行っている物事」で2位に入った。高校生からは、「簡単に撮れて思い出記録にもなる」「1時間ごとのブログみたいに、みんなで日常を残すのが流行っている」といった声が寄せられている。

一方、今のsetlogは高校生だけのアプリではない。全国の現役学生479人を対象にした「学割」アプリ内の調査では、回答者の内訳は大学生223人、高校生183人、中学生27人、専門学生36人、短大生10人だった。全体の73.7%がsetlogを現在利用していると答えている。

もちろん、これは学割アプリを使っている学生への調査なので、日本の全学生をそのまま代表する数字ではない。それでも、setlogが高校生だけの学校内ブームではなく、大学生を含む世代にも届いていることは分かる。

韓国でも、setlogは10代から20代の間で広がっている。Korea JoongAng Dailyの取材では、26歳の利用者が、大学時代の友達や高校時代の友達と複数のsetlogグループを作り、たまに会うだけでは分からない日常まで見えるようになったと話している。

高校を卒業すると、毎日同じ教室にいた友達とも会わなくなる。大学、就職、地元、遠距離と、それぞれの生活は少しずつ離れていく。そんなとき、長い連絡を取り合わなくても、「今日はこんなことをしている」「今も元気そうだな」と分かるsetlogは、関係を切らずに持ち越す道具になる。

高校生の間で始めたsetlogを、大学生になっても使う。大学の新しい友達とは別のグループを作り、高校時代の友達ともつながり続ける。この使い方は、setlogの仕組みとものすごく相性がいい。


1時間ごとの通知なのに、なぜ束縛されないのか

最初は、1時間ごとに通知が来るなんて面倒くさいと思った。でも実際に使ってみると、思っていたほど束縛感がない。撮りたくなければ撮らなくていい。忙しければ飛ばしていい。何時間も空いてもいいし、一日のうち数回だけでもいい。

学生調査でも、setlogの一番の魅力として最も多く挙げられたのは、「BeRealのように通知に追われず、自分のペースで記録できること」だった。

通知は来る。
でも、命令ではない。

「今すぐ投稿しなければ乗り遅れる」という緊張ではなく、「今、何か撮るものがあったら撮っておこう」くらいの軽さだ。だから、毎時間きっちり埋めなくてもいい。空白があっても失敗した感じがしない。

気まぐれなまま続けられる。

それがsetlogの心地よさだと思う。


「2秒」が絶妙に短い

30秒だったら、たぶん面倒くさい。10秒でも、「何を撮ろう」「何か話そう」と少し考えてしまう。でも、2秒なら何でもいい。スマホを向けて、少し動かして、終わりだ。

たった2秒なのに、その中には意外なほど多くの情報が入っている。顔や景色というビジュアルがあり、動画としての動きがあり、本人や友達の声、笑い声、電車や街の音、部屋の静けさまで入る。そこに短いテキストも重ねられる。

写真だけでもない。
動画だけでもない。
音声だけでもない。
テキストだけでもない。

2秒の中に、その人が今いる場所の空気が全部少しずつ入る。

アプリ全体の音や動きも、どこかゆるい。急かされるというより、一日の中へ小さな断片を差し込んでいく感じだ。

長い動画では、撮る側も見る側も構えてしまう。2秒だから作り込めない。説明しすぎることもできない。面白いことを言わなくてもいい。

その不完全さが、むしろ日常に近い。


連絡していないのに、なんとなく一緒にいる

僕がsetlogを使っていて一番いいと思うのは、SNSを見ているというより、友達とずっと短く一緒にいるような気分になることだ。

朝、誰かが学校や仕事へ向かっている。昼には別の友達が飯を食っている。夕方になれば誰かが帰っている。夜になると、それぞれ違う場所で一日を終えていく。

実際には一緒にいない。ずっと会話しているわけでもない。でも、その人の一日が2秒ずつ入ってくる。

「今、こんな感じなんだな」

それだけで、不思議と距離が近くなる。

僕は、若い子たちを見ていると、「ぼっち」でいることそのものより、自分だけ誰ともつながっていないと感じることを怖がる場面があるように思う。もちろん、若い人全員がそうだという話ではない。

友達はいる。今すぐ会ってはいない。ずっとLINEを送り合っているわけでもない。でも、誰かがどこかにいることが分かる。自分の今も、向こうへ少し伝わっている。

setlogには、そのくらいの薄いつながりがある。既読を気にしなくていい。返事を考えなくていい。話題を用意しなくてもいいし、面白いことを言う必要もない。

連絡していないのに、なんとなく一緒にいる。

個別に何度もメッセージを送り合っているわけではないのに、かなり仲良く、密に近況を報告し合っている感じになる。僕には、そこがsetlogの一番新しいところに思える。


InstagramやTikTokとは目的が違う

InstagramやTikTokには、少なからず「人に見せる」という感覚がある。写真を選び、動画を編集し、文章を考え、反応を待つ。公開範囲を絞っていても、「これは投稿する価値があるだろうか」と一度考える。

setlogは、その判断がかなり薄い。誰かに評価してもらう作品を作るというより、親しい人と今日を持ち寄る。

「みんなに見せたい」ではなく、
「この人たちには、今の自分をちょっと見せたい」

という感覚だ。

InstagramやTikTokが発信の場所だとすれば、setlogは共有の場所に近い。


BeRealとsetlogは何が違う?

setlogを見て、BeRealに似ていると思う人も多いだろう。どちらも、きれいに加工した投稿より、その瞬間のありのままの日常を共有するアプリだ。

ただし、実際の体験はかなり違う。BeRealの公式ヘルプによると、BeRealは基本的に1日1回、同じタイムゾーンの利用者へランダムな時間に通知が届く。通知後2分以内に前後のカメラで撮影し、時間を過ぎて投稿すると、遅れて投稿したことが友達にも分かる。

setlogは、1日の中で何度も、約2秒の動画を積み重ねていく。通知は来るが、撮影は強制されず、投稿しなかった時間があっても構わない。

BeRealは「今この瞬間を一枚で見せるアプリ」。
setlogは「今日一日をみんなで少しずつ過ごすアプリ」。

僕の感覚では、そんな違いだ。

BeRealには、突然届く通知によって「本当の今」を切り取る面白さがある。setlogには、自分のペースで一日の流れを残しながら、友達の時間と並べる面白さがある。

似ているようで、目的はかなり違う。


「見逃したらおしまい」という感覚がいい

setlogには、過去のログを振り返ったり、一日のVlogを保存したりする機能がある。だから、仕様として投稿がすぐ全部消えるアプリではない。

それでも使っている感覚は、過去の投稿がプロフィールへ延々と積み上がっていくSNSとは違う。次の時間になれば、新しいページへ進む。後からそのグループに参加した人には、参加前のアーカイブが見えない仕組みもある。

見逃したものを全部さかのぼって確認しなくていい。撮れなかった時間を埋めなくてもいい。昨日の自分の投稿をいつまでも気にしなくていい。

そのときだけ感がある。

過去へ残すための作品ではなく、その瞬間に同じ時間を共有するもの。この軽さが、気まぐれを許してくれる。

「今日はたくさん撮った」
「今日はあまり撮らなかった」

どちらでもいい。毎日完璧に続けなくても、また次の2秒から戻れる。


親しい仲間だけでも、映り込みには気をつけたい

setlogは閉じられた友達同士で使いやすいアプリだが、「仲間内だから絶対に安全」というわけではない。制服、学校名、自宅周辺、位置が分かる景色、車のナンバー、友達の顔など、ほんの2秒でも思っている以上の情報が映り込む。

App Storeのsetlogページでは年齢制限は13歳以上とされ、開発元は、名前、ユーザーが投稿したコンテンツ、ユーザーIDなどが本人に関連付けて収集される場合があると説明している。

禁止するほど怖がる必要はない。ただ、撮る前に一瞬だけ、「これは映して大丈夫かな」と考える感覚は持っておいた方がいい。

気軽なアプリだからこそ、その気軽さを安心して楽しめる使い方が大切だ。


流行で終わるかより、なぜ今これが必要なのか

学生調査では、setlogを使っている一方で、「一時的な流行で終わると思う」と答えた人も51.0%いた。だから、setlogが今後ずっと定番SNSとして残るとは、まだ断定できない。

でも、僕はアプリそのものが残るかどうかより、なぜ今、若い人たちがこの距離感を求めているのかの方が面白いと思う。

公開された場所で自分を大きく見せたいわけではない。ずっと会話し続けたいわけでもない。通知に追い立てられたくもない。それでも、親しい誰かとはつながっていたい。すごい出来事ではなく、何も起きていない時間まで分け合いたい。

setlogは、その気持ちをものすごく小さな2秒の動画にしたアプリなのだと思う。


何も起きていない時間まで、友達との関係になる

Instagramでもない。TikTokでもない。LINEでもない。BeRealとも少し違う。
setlogを使っていて僕が一番面白いと思ったのは、何も起きていない時間まで、友達との関係になることだ。

大げさな近況報告はいらない。面白くなくていい。盛れていなくてもいい。毎回返事をしなくてもいい。

ただ、
「今こんな感じ」
を2秒だけ送り合う。

すると一日が終わる頃には、会っていなかった友達とも、少し同じ一日を過ごしたような気分になる。
最初は「しょぼい機能だな」と思った。でも、今はむしろ逆だ。

できることを増やし続けるSNSが多い中で、たった2秒しかなく、投稿しなくても怒られず、親しい人とだけ共有できる。

少ないからこそ、ちょうどいい。

高校生から大学生へ。
韓国から日本へ。
K-POPの投稿から、仲のいい友達同士の招待へ。

setlogが広がっている理由は、単なる韓国発の流行アプリだからではない。
連絡していない時間まで、なんとなく一緒にいられる。

その新しい距離感が、今の時代に合っているのだと思う。
今日も、大切な人との何気ない時間を大切に。

愛と感謝を胸に、今日という一日を全力で頑張ろう。
バイバイ、またね。


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広島で、家族と日常を大切にしながら、音楽と文章をつくっています。作詞・作曲から、歌、演奏、録音、映像、発信まで、自分の手で育てています。音と言葉で、人生に小さな灯りを。

松永修が運営する個人事業「言と音LIFE BASE」の創作ブランドが「MUSICおさむ」です。

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