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✍️ベリティ(Verity)とは?マイクラの黄色いニコちゃんの正体・元ネタ・3日後の意味

✍️ベリティ(Verity)とは?マイクラの黄色いニコちゃんの正体・元ネタ・3日後の意味

おはよう。ベリティ(Verity)とは、マインクラフトを舞台にしたホラー短編から生まれた、黄色いニコニコ顔の「お助けキャラクター」だ。最初は何でも教えてくれるAIのように振る舞うが、物語が進むほど言動と世界がおかしくなり、やがて恐ろしい存在が姿を現す。

ただし、ここは最初に正確に言っておきたい。ベリティはMinecraft公式のキャラクターではない。そして、元動画で動いていたベリティは、最初から遊べる本物のMODでもなかった。制作者のThatMob自身が、映像編集と音を使って作ったフィクションのホラー短編だと説明している。

ところが、その作品が世界で広がったあと、本当に遊べる再現MODやアドオンが作られた。だから検索すると、「作り物です」と「本物のMODです」が同時に出てくる。ベリティが分かりにくい最大の理由は、ここにある。

きっかけは、まだ幼い息子だった。知っている言葉を一生懸命つないで、「ニコニコマークの人が進化する」「怖くなる」「食べられる」「3日後」「2日後」と、ものすごく楽しそうに話してくれる。

僕は何度も「それは何なの?」と聞いた。けれど、聞けば聞くほど謎が増える。検索するとマエスケさんをはじめ、いろいろな実況動画が出てきた。画像を見て、ようやく「ああ、この黄色いニコちゃんか」と入口には立てた。でも、結局ベリティって何なんだ。

そこで、元動画、制作者の説明、後から作られたMOD、日本で広がった実況動画まで、一つずつたどってみた。


息子の言葉を調べ直すと、こうつながった

  • ニコニコマークの人:最初のベリティは、黒い目と笑顔を持つ黄色い球体として現れる。
  • AI:物語では何でも答えるAI風の相棒。ただし、元動画の会話と動きは演出である。
  • 3日後・2日後:「何かが3日後に来る」という警告から始まる、物語上のカウントダウンである。
  • 進化する:元短編に共通の公式進化表はない。一方、後発の一部アドオンには段階変化があり、実況で「進化」と表現される理由の一つになっている。
  • 食べられる:怪物の攻撃や二次創作側の演出を指す可能性があるが、元シリーズ共通の公式ルールとしては確認できなかった。
  • MOD:元動画には存在しなかった。その後、許諾を明記した再現MODを含む複数の別作品が実際に登場した。

子どもの説明が間違っていたわけではない。元の短編、再現MOD、日本の実況者による企画が混ざって、一つの「ベリティの世界」として届いていたのだと思う。


ベリティの黄色い笑顔は、なぜ一度で覚えてしまうのか

最初の姿は、とても単純だ。黄色い球。縦長の黒い目。口元には、きれいなニコニコマーク。箱から現れ、プレイヤーの質問に答え、鉱石や村を探すのを助けてくれる。

元シリーズにはそれとは別に、細長い手足、骨ばった身体、異様に大きな笑顔を持つ人型の怪物も現れる。黄色い球体と怪物がどうつながるのかは物語の謎そのものなので、見た目だけで「これがベリティの進化形だ」と断定しないほうが正確だ。

かわいい笑顔と、逃げたくなる笑顔。作品は二つの笑顔を重ねながら、「信じていた相手は何者だったのか」という不安を育てていく。ベリティの怖さは怪物の形より、味方だったはずの笑顔を信じ切れなくなるところにある。


ベリティはAIなのか

「ベリティはAIなのか」という問いには、三つを分けて答える必要がある。物語の設定、元動画の作り方、後発MODの技術は、それぞれ別の話だ。

物語の中のベリティは、質問に答え、鉱石の場所を教え、プレイヤーが話していないことまで知る「AI風の相棒」として描かれる。一方、ThatMobは元動画について、主要な存在を台本に沿った編集と音で加えたホラー短編だと説明している。少なくとも元動画は、生成AIがその場で自由に動いて起こした出来事ではない。

ところが、後から作られたVerity JEなどは、実際に外部AIを使う会話機能を掲げている。つまり検索結果にある「AIホラーキャラクター」という説明は完全な間違いではないが、物語上の設定、映像作品の演出、後発MODの機能を一文に混ぜると分からなくなる。


ベリティは都市伝説やARGなのか

検索すると、ベリティを「都市伝説」「ARG」と紹介する文章も出てくる。ThatMobの第2話、第3話、公式総集編には実際に「minecraftarg」というタグが付いており、断片から謎を考えるARG的な楽しみ方をされる理由はある。

ただし、ThatMob自身が明記している分類は、編集と音で作ったフィクションのホラー短編である。現実に起きた未解決事件や、実在が確認されていない怪異を出発点にした都市伝説ではない。「都市伝説のように考察が広がった創作作品」と整理するのが、いちばん誤解が少ない。


ベリティは、YouTuber・ThatMobのホラー短編から生まれた

公開情報をたどる限り、ベリティの出発点は、YouTuberのThatMobが制作したマインクラフトのホラー短編シリーズである。チャンネル説明には、Minecraftのホラー、コメディー、短編映画風の物語を作っていること、そしてチャンネル内の作品はフィクションで娯楽のために作られていることが明記されている。

3本は2026年5月末から7月上旬にかけて公開され、その後、3本をまとめた公式総集編が公開された。

元シリーズは、次の3本で構成される。

  1. Something is Knocking at Your Door…:謎の箱から、黄色い笑顔の「personal helper friend」が現れる。便利で親切に見えたベリティが、プレイヤーの知らないはずのことまで知り始め、「何かが来る」と警告する。
  2. Something is Inside Your House…:友人を呼んで確かめようとするが、どの出口から出ても家へ戻り、村は空になり、友人まで姿を消す。助けてくれるはずの存在への疑いが、はっきりと恐怖へ変わっていく。
  3. Something Won’t Let You Leave…:逃げるための仕組みを作り、計算上は成功するはずだった。それでも、世界の外へ出ることを許さない何かがいる。ベリティの正体と、これまでの出来事が一つにつながっていく完結編だ。

ベリティの声は、各話の説明欄でJustWhispyが担当したとクレジットされている。第3話では、機械モデル、アニメーション、追加音声などに協力した制作者も明記されている。つまり、突然AIが生んだ都市伝説ではない。複数の人が映像、音、演技、アニメーションを組み合わせて作った短編作品なのだ。


元シリーズを一気に見るなら、この公式総集編

ThatMob本人が、3本をまとめた約65分の公式総集編を公開している。大きな笑顔の怪物、追跡、突然の驚かしが出てくるため、怖い映像が苦手な人や幼い子どもが見る場合は、先に大人が確認したほうがいい。


「3日後」「2日後」は、現実の予言ではなく物語のカウントダウン

ベリティは物語の中で、「何かが3日後に来る」と警告する。翌日になれば残り2日。そこから準備しても間に合うのか、何が来るのか、そもそも警告しているベリティを信じていいのか。時間が減るほど、疑いと恐怖が強くなる仕掛けだ。

つまり「3日後」「2日後」は、現実世界で何かが起きるという都市伝説ではない。元シリーズの緊張感を作るカウントダウンである。

そして「進化」も、元動画に一つの公式進化表がある、という意味ではない。黄色い相棒と人型怪物の関係、日ごとに変わる態度、段階変化を取り入れた再現MOD。それらを実況動画が分かりやすくまとめた言葉と考えるのが自然だ。

ここを一つに決めつけると、逆に分からなくなる。ベリティは、元短編の物語と、後発MODの遊び方と、YouTuberごとの企画が重なって育っているキャラクターなのだ。


結局、ベリティのMODは本物なのか

答えは、「元動画と同じ動きをする配布MODはなかった。しかし、その後に本当に遊べる再現MODが作られた」である。

ThatMobは元シリーズの説明欄で、主要な存在を映像編集と音で加えたホラー短編であり、MODを求めないでほしいと説明している。完結編と公式総集編では、さらに明確に「MODは存在しない」と記している。元動画を見て、まったく同じMODを探しても見つからなかったのは当然だった。

その後、人気を受けて実際に遊べる再現版が登場した。CurseForgeのVerity JEは、配布ページでThatMobから明示的な許可と契約を得ていると説明している。これはMojang公式という意味ではなく、元作品の制作者から許諾された後発MODだ。外部のGroqを使うAI会話機能を掲げており、映像演出だった元動画とは仕組みが異なる。

Bedrock版のアドオンや、さらに別の再現版もある。たとえばVerity BE (Official)という後発アドオンの配布ページは、時間とともに性格が4段階で変わると説明している。名称に「Official」とあるが、ここでもMinecraftやMojangの公式作品という意味ではない。これが実況で「進化」と呼ばれる理由の一つだと考えられるが、元短編すべてに共通する公式進化表ではない。

作者、対応バージョン、会話方法、日数による変化、怪物の挙動は再現版ごとに異なる。「ベリティMOD」という一つの完成品が世界共通で存在するのではなく、元作品をもとにした複数の再現プロジェクトが並んでいる、と考えたほうが正確だ。

導入するなら、検索で出た無関係な配布サイトからファイルを拾わないこと。作者が示す正規の配布ページを確認し、Minecraftのバージョン、必要な外部サービス、権限を大人が見ることが大切だ。Minecraft公式も、MODを入れたゲーム版には公式のペアレンタルコントロールを提供していないと案内している。MOD導入の基本は、過去にまとめたCurseForgeアプリの使い方も参考になる。


日本語で検索すると、元作品と「遊んでみた動画」が重なって見える

日本語でベリティを検索すると、英語の元短編と並んで、日本の実況者が再現MODで遊ぶ動画や、「倒してみた」「仲直りしてみた」「怒らせてみた」といった企画が見つかる。どの経路から知る人が多いかを示す統計は確認できないが、元作品より実況動画を先に見る人がいても不思議ではない。

僕が検索でたどり着いたマエスケさんも、マインクラフトに「ベリティ」を追加したら..を公開し、その後も仲直りや戦闘を題材にした動画を出している。複数の実況者へ広がり、元作品の設定に、それぞれの遊び方が重なって見える状態になっている。

だから、息子の説明に「3日後」と「進化」と「食べられる」が同時に出てきても不思議ではない。元作品の設定を話している瞬間もあれば、別の実況者の企画を話している瞬間もある。その全部が、本人の中では「ベリティ」なのだ。

この構造は、以前調べた67(シックスセブン)の正体にも少し似ている。元ネタは一つでも、ショート動画や実況を渡り歩くうちに、言葉と見た目と遊び方が増えていく。大人が検索したときには、すでに一つの答えでは説明できない文化になっている。


なぜベリティは、子どもの心にここまで残るのか

ここからは、公開情報を踏まえた僕なりの考察だ。

一つ目は、見た目が一秒で伝わること。黄色いニコちゃんは、名前が分からなくても覚えられる。絵にも描ける。友達にも説明しやすい。

二つ目は、「かわいい」と「怖い」が同じ笑顔の中にあることだ。ポピープレイタイムのように、親しみやすい見た目が恐怖へ反転する作品は、短い動画でも強い印象を残す。

三つ目は、日数で変化すること。「あと3日」「あと2日」と数字が一つずつ減るだけで、物語の進行を追いやすい。何かが起きると予想できるから、続きを見たくなる。

四つ目は、AIという今の時代の身近な不思議だ。何でも教えてくれる。自分のことまで知っている。優しいけれど、どこまで見えているのか分からない。その期待と不安を、黄色い笑顔一つで表している。

最後は、説明しきれない余白である。「本当は味方なのか」「怪物と同じ存在なのか」「なぜ知っているのか」。答えが全部閉じていないから、子ども同士でも、動画のコメントでも、次の実況企画でも話が続いていく。


親としては、「本物か偽物か」より先に見ておきたいことがある

ベリティはフィクションだ。動画を見ただけで、マインクラフトの世界や現実にベリティが現れるわけではない。ここは安心していい。

ただし、フィクションだから幼い子どもに何を見せても同じ、ということでもない。元動画には、大きな口や細長い怪物、追跡、突然の驚かしがある。平気な子もいれば、寝る前に思い出す子もいる。年齢の数字だけで決めるより、その子が見たあとにどう感じているかを見るほうが大切だと思う。

そして、動画とMODは分けて考えたい。動画を楽しむだけなのか、自分のマインクラフトへ何かを入れたいのか。MODを入れるなら、外部ファイルや外部AIサービスまで関わる場合があるため、大人が一緒に確認する。

YouTubeの管理対象アカウントでは、コンテンツ範囲を選び、履歴や自動再生を管理し、特定のチャンネルをブロックできる。YouTube Kidsでは、動画単位のブロックもできる。怖い動画そのものだけでなく、その次に自動で流れてくる関連動画まで含めて見ると、親として少し安心できる。

何より、すぐ禁止する前に「どこが好きなの?」「黄色いときと怖いときは同じなの?」「3日後に何が来るの?」と聞いてみる。僕が分からなかったからこそ、息子は一生懸命説明してくれた。あの時間そのものが、ベリティを調べるいちばん面白い入口だった。


調べて確認できたこと、まだ断定できないこと

確認できたのは、ベリティがThatMobのフィクション作品から生まれたこと、元動画の存在は編集と音で加えられ、当時は配布MODではなかったこと、後から許諾を明記した実在の再現MODなどが登場したことだ。

一方で、「食べられる」がどの動画のどの場面を指していたのか、息子が見た動画そのものは特定できていない。「進化」という段階名も、すべての作品に共通する公式設定ではない。ここは想像で埋めず、分からないまま残しておく。

主に確認した公開情報は、次のとおりだ。


ベリティの正体を追って、最後に分かったこと

ベリティは、ただの黄色いニコちゃんでも、ただの怖い怪物でもなかった。

元は、人が丁寧に作ったマインクラフトのホラー短編だった。そこから誰かが遊べるMODを作り、実況者が別の企画へ広げ、子どもが短い言葉にして父親へ伝える。英語で生まれた作品が、こうして僕たち親子の会話まで届いたのだ。

「何を言っているのか分からない」と思っていた息子の話には、ちゃんと元があった。全部を正確に説明できなくても、面白かったこと、怖かったこと、誰かに伝えたかったことは、しっかり届いていた。

分からないものを、分からないまま笑わない。一緒に画像を探し、一緒に元をたどり、「これのこと?」と確かめる。そこから始まる会話も、親子で過ごせる大切な時間なのだと思う。

今日も、好きなものを一生懸命教えてくれることに感謝しながら。愛と感謝を込めて、それではバイバイ。


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広島で、家族と日常を大切にしながら、音楽と文章をつくっています。作詞・作曲から、歌、演奏、録音、映像、発信まで、自分の手で育てています。音と言葉で、人生に小さな灯りを。

松永修が運営する個人事業「言と音LIFE BASE」の創作ブランドが「MUSICおさむ」です。

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