日々のことば(ブログ)

✍️冷しカップヌードルとは?冷水で5分、熱湯禁止の新商品に感じた革命

おはよう。MUSICおさむこと松永修です。「冷しカップヌードル」とは、冷蔵庫で冷やした水を注ぎ、5分待つだけで食べられる日清食品の新しいカップヌードルだ。お湯も氷も必要ない。特許を取得した「コールドリハイド製法」により、冷水でもコシとつるみのある麺に仕上がるという。

カップヌードルといえば、お湯を注いで3分待つ食べ物だ。その常識を55年目にして自らひっくり返し、「熱湯禁止」という商品を出してきた。

最初にこのニュースを見たとき、僕は思わず二度見した。

乾いた麺に冷水を入れて、本当に戻るのか。

生麺なら分かる。冷やし中華のように、ゆでた麺を冷たくして食べるのも分かる。しかし、乾燥したカップヌードルの麺に冷水を注ぎ、それだけで食べられるとはどういうことなのか。これはもう、食べてみたいというより、仕組みを確かめてみたいという気持ちになる。


子どもの頃、カップ麺は全部カップヌードルだった

僕にとってカップヌードルは、単なる商品の名前ではない。

子どもの頃、僕はカップ麺というジャンルそのものを、全部「カップヌードル」だと思っていた。絆創膏のことを何でも「バンドエイド」と呼んでいたのと同じだ。あまりにも有名な商品名だったため、それが会社の作った固有の商品名なのか、食べ物全体の名前なのか、子どもの僕には区別がついていなかった。

それほどカップヌードルは、昔から当たり前のように生活の中にあった。

その後、さまざまなカップ麺が登場した。高級感のあるもの、ご当地ラーメンを再現したもの、有名店と共同開発したものなど、今では売り場に行けば数え切れないほどの商品が並んでいる。

それでも、昔からほとんど変わらないあのパッケージを見ると、やはりカップヌードルを選びたくなる。

独特の味の濃さと、うまみ。そして、一杯食べたときの満足感。長い時間をかけて磨かれてきた、絶妙なバランスがあるのだと思う。


家族の中にも、それぞれの「好きな味」がある

僕はカップヌードルの中では、カレーが一番好きだ。

妻はシーフードが好きで、子どもたちはカレーを喜ぶ。もちろん、定番のしょうゆ味もみんな好きだ。期間限定で登場するトマト系やチーズの入った商品も、見つけるとつい試したくなる。

カップヌードルの話になると、多くの人が自然に「僕はカレー」「私はシーフード」と、自分の好きな味や思い出を語り始める。それだけ一人ひとりの記憶や生活に深く入り込んでいる食べ物なのだろう。

高校生の頃、部活帰りに腹をすかせ、アルバイトへ向かう前に、通学路にあった景色のいい階段で、友達と一緒によくカレー味のカップヌードルを食べていた。自分の小遣いで買い、自分でお湯を入れて作る。安くて、早くて、腹いっぱいになる。あの頃の僕たちにとって、あれは最高のごちそうだった。

あれから30年。今食べても、変わらずうまい。カップヌードルには、味だけではなく、僕自身の思い出もたくさん詰まっている。

そして時が流れ、僕も親になり、今では自分の子どもたちがいる。

子どもたちは、「ご飯を食べなさい」と言っても、なかなか食べてくれないことがある。普通のカップ麺やラーメンには反応しないのに、カップヌードルのパッケージを見せると、「やった!」と喜ぶことがある。マクドナルドを見つけたときの反応に、少し似ている。

子どもにとってカップヌードルは、単なる食事ではなく、お菓子やイベントに近いものなのかもしれない。自分でふたを開け、お湯を注いでもらい、出来上がるまでの3分を待つ。その時間も含めて、カップヌードルという小さなエンターテインメントになっているのだと思う。

一方、大人にとっては、手軽で、うまくて、お腹にもガツンとくる。子どもの楽しさと、大人の実用性。その両方を一つの商品で成立させているところに、カップヌードルの強さがある。


「お湯を入れて3分」という常識が消える

カップヌードルと聞けば、僕の頭には「お湯を入れて3分」という言葉が自然に浮かぶ。これは単なる調理時間ではない。CMや日常会話の中でも繰り返され、僕たちの中に染みついた文化のようなものだ。

ところが、今回登場する冷しカップヌードルは違う。

冷蔵庫で冷やした水を内側の線まで注ぎ、5分待ってよく混ぜる。お湯も氷も使わない。しかも「熱湯禁止」と明記された、冷水専用の商品だ。

日清食品の発表によると、2026年7月20日に全国で発売される。カップヌードルブランド史上初の「冷水5分」で食べる商品だという。

カップヌードルが自ら作り上げた「お湯を入れて3分」という常識を、自分たちの手で壊そうとしている。
これは小さな新商品というより、カップヌードルにとっての一つの革命なのだと思う。


冷水で乾いた麺が戻るのはなぜなのか

普通のインスタントラーメンは、蒸した麺を油で揚げて乾燥させる「瞬間油熱乾燥法」などによって作られている。

麺の水分が抜けると、内部に細かな穴ができる。その穴にお湯が入り込み、麺全体へ浸透することで、短い時間でも食べられる状態に戻る。これがインスタントラーメンの基本的な仕組みだ。

しかし、冷水はお湯よりも麺へ浸透しにくい。普通のカップ麺へ冷水を注いでも、5分では硬さが残り、いつもの食感にはならないはずだ。

そこで使われているのが、特許取得済みの「コールドリハイド製法」だ。

冷しカップヌードルでは、冷水でも5分で戻る専用の麺を採用している。日清食品によれば、冷水を注いだだけでも、コシとつるみのある、しなやかな食感に仕上がるという。

製法の細かな技術までは公表されていない。だから、小麦粉やでんぷんの配合がどうなっているのか、麺の内部にどのような工夫が施されているのかまでは分からない。

だからこそ、余計に興味が湧く。

本当に冷水だけで戻るのか。通常のカップヌードルとは麺の太さや食感が違うのか。5分を過ぎると、さらに柔らかくなるのか。

これは発売されたら、実際に食べて確かめてみたい。


味は「ピリ辛キムチ」と「鶏塩レモン」の2種類

今回発売されるのは、次の2種類だ。

「冷しカップヌードル ピリ辛キムチ味」は、鶏のうまみをベースに、キムチの酸味と辛味をきかせた味になっている。具材には、謎肉、キムチ、たまご、ネギ、ごまが入る。

「冷しカップヌードル 鶏塩レモン味」は、鶏、鰹、煮干しのうまみに、レモンの爽やかな香りを合わせたものだ。蒸し鶏、たまご、ネギ、赤ピーマンが入っている。

夏に冷たくして食べることを考えると、キムチの酸味や辛味も、鶏塩レモンの爽やかさも相性がよさそうだ。

価格はいずれも税別285円。

僕は普段なら迷わずカレーを選ぶ。しかし、今回の2種類なら、まずは鶏塩レモンを食べてみたい。冷たい麺とレモンの香りが、どのように合わさるのか気になる。

もちろん、ピリ辛キムチ味も捨てがたい。

おそらく結局、両方買うことになる。


開発には5年かかっている

冷しカップヌードルは、思いつきだけで作られた夏限定の商品ではない。

日清食品は、完成までに5年をかけている。

実は2012年にも、少ないお湯で麺を戻した後に氷を加える「ICEカップヌードルライト」という食べ方を提案していた。しかし、今回はお湯を一切使わず、最初から冷水だけで完成させる。

似ているようで、根本的に違う。

暑い夏にお湯を沸かしたくない。アウトドアや防災の場面で、お湯を準備できないことがある。そうした小さな不便を、麺そのものの技術によって解決しようとしている。

ただ冷たい商品を作ったのではない。「カップヌードルはお湯で作るものだ」という前提そのものを見直した結果なのだろう。


当たり前を壊せるのは、当たり前を作った人なのかもしれない

僕にとってカップヌードルは、子どもの頃からそこにある、インフラに近い食べ物だ。

学生時代にもお世話になった。大人になってからも、忙しい日や、少し小腹がすいたときに助けられてきた。そして今は、妻や子どもたちと「どの味が好きか」を話している。

世代が変わっても、生活の中に残り続けている。

そのカップヌードルが、55年目にして「今度は冷水を入れてください」と言い始めた。

長く続くものは、昔の形を守るだけでは続かないのだと思う。変えてはいけないものを大切にしながら、変えるべき常識は思い切って変える。

昔から変わらない、あの見慣れたカップの中に、新しい技術が入っている。

それが何だか、とても面白い。

僕自身も、長く続けてきたことほど「これはこうするものだ」と決めつけてしまうことがある。しかし、自分が当たり前だと思っているところにこそ、次の可能性が隠れているのかもしれない。

冷しカップヌードルが発売されたら、実際に冷水を注いで5分待ち、食感や味を確かめてみたい。そのときは、この記事にも感想を追記しようと思う。

今日も、長く続いてきたものの価値を大切にしながら、新しい変化を面白がっていきたい。
人生を俯瞰し、未来から逆算して、今できることを全力で生きていこう。

愛と感謝を胸に。
それでは今日も全力で頑張ろう。

バイバイ。またね。


松永 修 – MUSICおさむ

松永 修|MUSICおさむ|国家公務員|キャリアコンサルタント|作家・メディアクリエイター/音楽クリエイター(シンガーソングライター)|IT・AI設計・コンサルタント

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