日々のことば(ブログ)

✍️社会人から保育士は本当に取れる?意外と知られていない受験資格・勉強時間・試験の全体像を徹底整理してみた

おはよう。最近、ニュースを見ていても、人手不足という言葉を見ない日はない。特に深刻なのが、医療、介護、保育の3分野だ。どれも私たちの生活に欠かせない仕事なのに、人が足りない。

今日はその中でも「保育士」について少し整理してみたい。皆さんの身近にも保育士さんはいるだろうか。子どもを預かってくれる先生。優しく遊んでくれる先生。そんなイメージが強いかもしれない。

でも実際は、子どもの命を預かり、発達を支え、保護者を支え、地域を支える、とても専門性の高い仕事だ。そして意外と知られていないのが、「社会人からでも保育士資格は取得できる」ということ。

今日は、これから保育士を目指したい人や転職を考えている人向けに、保育士資格の取り方をできるだけ分かりやすく整理してみたい。


◾️保育士になる方法は大きく2つ

保育士資格を取得する方法は大きく2つある。

一つ目は、大学や短大、専門学校などの指定保育士養成施設を卒業する方法。高校卒業後に保育系の学校へ進学する人の多くがこのルートだ。

もう一つが、保育士国家試験に合格する方法。今回の記事で主に取り上げたいのはこちらだ。社会人から保育士を目指す場合、多くの人はこちらのルートになる。


◾️受験資格は思ったよりハードルが低い

保育士試験というと、「保育の専門学校に何年も通わないといけない」「保育園で働いていないと受験できない」そんなイメージを持っている人も多いと思う。

実際にはそうではない。例えば広島市に住んでいる人でも、保育士試験は全国共通の国家試験なので受験資格は同じだ。

四年制大学や短大を卒業している人なら、多くの場合はその時点で受験資格を満たしている。私のような国家公務員や会社員、営業職や事務職など、保育とは関係ない仕事をしている人でも、大学卒業の学歴があれば受験できるケースが多い。

また、高校卒業の人でも、児童福祉施設などで一定期間の実務経験があれば受験資格を得られる。
つまり、「保育士になるためには、まず学校へ入り直さないといけない」というわけではない。

受験資格さえ満たしていれば、あとは勉強して国家試験に合格する。極端に言えば、それだけだ。
もちろん勉強は必要だ。しかし、何年間も養成施設へ通わなければならない資格ではない。今回調べてみて、保育士は思っていた以上に社会人の学び直しに向いている資格だと感じた。


◾️保育士試験は何を勉強するの?

保育士試験というと、「子どもと遊ぶ勉強」と思われがちだが、実際はかなり幅広い。
筆記試験では、保育原理、教育原理、社会的養護、社会福祉、子ども家庭福祉、保育の心理学、子どもの保健、子どもの食と栄養、保育実習理論などを学ぶ。

見て分かる通り、保育だけでなく、心理学、教育学、福祉、法律、栄養学、医学などの知識も必要になる。
保育士が専門職と言われる理由がよく分かる。


◾️勉強時間はどれくらい必要?

もちろん個人差はある。ただ一般的には、200〜400時間程度が一つの目安と言われることが多い。
例えば300時間だとすると、毎日2時間勉強すれば約5か月。毎日1時間でも約10か月だ。

社会人が働きながら十分狙える範囲だと思う。
もちろん簡単な資格ではない。しかし、社労士試験や司法試験のように何年も人生をかけるレベルの試験ではない。計画的に取り組めば、半年から1年程度で合格している人も珍しくない。


◾️全部一発合格しなくてもいい

ここも社会人にとってありがたい制度だ。
保育士試験は、一度合格した科目が一定期間有効になる。

つまり、今年4科目合格して、来年残り5科目合格という受け方も可能だ。
全部を一度に合格しなければならない試験ではない。
働きながら少しずつ積み上げていける国家資格と言える。


◾️実技試験って何をするの?

筆記試験合格後には実技試験がある。
主な分野は、音楽、言語、造形の3分野だ。

音楽ならピアノを弾きながら歌う。もちろんアコギでもOK。言語なら絵本の読み聞かせのように子どもへ話をする。造形なら指定テーマに沿った絵を描く。

ここも誤解されやすい。
ピアノの先生レベルや美術大学レベルを求められているわけではない。保育現場で必要な表現力や伝える力を見られる試験だ。

もちろん未経験者は練習が必要だ。しかし、「才能がないから無理」という試験ではない。実際、多くの人が練習を積み重ねて合格している。


◾️実際の受験時期や申し込み方法は?

ここも気になる人は多いと思う。
保育士試験は前期・後期の年2回実施されている。

前期は春、後期は秋に行われるため、「今年ダメだったから来年まで待ち」というわけではない。
前期が難しかったら後期に再挑戦できる。これは社会人にとってかなりありがたい。

申し込みは全国保育士養成協議会が運営する保育士試験事務センターを通じて行う。
最近はオンライン申請が主流になっており、自宅のパソコンやスマホから申し込みできる。

流れとしては、

受験資格を確認する

卒業証明書など必要書類を準備する

オンライン申請

受験料支払い

受験票発行

試験当日

という形だ。

初めて受験する人は卒業証明書などの準備が必要になることもあるため、試験日が近づいてから慌てるよりも、まずは試験センターのホームページで受験資格だけ確認しておくと安心だ。


◾️広島でも十分目指せる資格

広島市内にも保育士試験対策講座はあるし、通信講座も充実している。
最近はYouTubeやスマホアプリも豊富だ。

昔のように学校へ通わなければ勉強できない時代ではない。
本屋へ行けば参考書もたくさん並んでいる。通勤時間や仕事終わりを活用しながら勉強している人も多い。


◾️なぜ今、保育士が求められているのか

保育士不足は全国的な課題になっている。

少子化なのに不足しているのは不思議に思うかもしれない。しかし実際には、共働き家庭の増加、保育ニーズの多様化、発達支援の需要増加などにより、現場では保育士が足りていない。

子どもたちを支える仕事は、そのまま社会を支える仕事でもある。

だからこそ、保育士資格は今後も価値が高い資格の一つだと思う。


◾️保育士資格は人生の選択肢を広げてくれる

保育士資格を取ったからといって、必ず保育園で働かなければならないわけではない。
保育園、認定こども園、児童発達支援、放課後等デイサービス、学童保育など活躍の場は広い。

そして何より、社会人になってからでも挑戦できる。
受験資格さえ満たしていれば、何年も養成学校に通う必要はない。長期間の実務経験が必須というわけでもない。

勉強して、試験に合格して、資格を取る。
思っていたよりずっと現実的な国家資格だと感じる。


◾️まとめ

保育士資格は、若い人だけの資格ではない。
社会人になってからでも十分挑戦できる資格だ。

勉強量は決して少なくない。しかし、受験資格さえあれば働きながらでも十分目指せる。
私自身も今回改めて調べてみて、「思ったよりハードルは低い」と感じた。

もちろん責任は重い。だからこそ価値がある。

もし今、「何か新しいことに挑戦したい」「人の役に立つ仕事がしたい」そう思っている人がいるなら、保育士という選択肢を一度調べてみても面白いかもしれない。

人生は意外と長い。
学び直しに遅すぎることもない。

今日も誰かの挑戦を応援しながら、自分自身も一歩ずつ前へ進んでいきたい。
愛と感謝を込めて。


松永 修 – MUSICおさむ

松永 修|MUSICおさむ|国家公務員|キャリアコンサルタント|作家・メディアクリエイター/音楽クリエイター(シンガーソングライター)|IT・AI設計・コンサルタント

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