おはよう。ふとした瞬間に、時間がぐにゃっと曲がるような感覚になることがある。
今、目の前にいる人。元気で、生きていて、変わらずそこにいる。
それなのに、同時に「あの頃の姿」が浮かぶ。
小さかった子ども。
若かった自分。
あの時、一緒にいた人。
同じ人間なのに、まるで別人みたいに感じることがある。
◾️同じ人なのに、別人のように懐かしい
昔の写真や動画を見返すと、胸がキュンとする。
あの声、あの仕草、あの笑顔。
確かにそこにいた。確かに一緒に過ごした。
でも、その「その瞬間の人」は、もうどこにもいない。
今も元気に生きてる。目の前にいる。
なのに、あの頃のあの人には、もう会えない。
これが不思議で、少し切なくて、でも悲しいわけじゃない。
ただ、愛おしい。
◾️場所に残る記憶
昔、ここに立ってたなって思う場所がある。
小さな子どもが笑っていた場所。
若い自分が何も知らずに立っていた場所。
大切な人と並んでいた場所。
何気ない場所なのに、そこに「確実にいた時間」が重なると、急に特別になる。
触れたくなる。戻りたくなる。
でも戻れない。
その距離が、また胸をキュンとさせる。
◾️記憶は消えるんじゃなくて、積み重なる
あの頃の記憶は、本人たちはほとんど覚えていないことも多い。
共有できるのは、写真や動画の中だけ。
あの時間を知っているのは、その場にいた人だけ。
でも、それでいいんだと思う。
過去は消えていくものじゃなくて、積み重なっていくもの。
砂時計みたいに、下にどんどん溜まっていく。
もう戻れないけど、なくなったわけじゃない。
ちゃんと「そこにある」。
◾️人は変わり続ける、それでも同じ人
子どもは成長して、やがて親を超えていく。
でもそれだけじゃない。
自分だってそうだ。
昔の自分と、今の自分。
同じはずなのに、まるで違う。
親から見た自分も、きっと同じなんだと思う。
小さかった頃の自分と、今の自分が重なって見えているはずだ。
そして、もう会わなくなった人もそうかもしれない。
関係が変わった人。離れた人。別れた人。
あの頃、確かに一緒にいたその人も、今は違う場所で、違う時間を生きている。
同じ人なのに、もうあの頃の関係ではない。
それでも、あの時間は確かに存在していた。
◾️あの時間は、戻らないから価値がある
子育ての最中は、正直それどころじゃなかった。
忙しいし、余裕もないし、早く楽になりたいと思うこともあった。
でも今ならわかる。
あの、小さな子どもが親を求めてくる時間。
あの、誰かと同じ時間を濃く過ごしていた時間。
あれは、もう二度と戻らない。
お金をいくら積んでも、もう体験できない。
でもこれは、子育てだけの話じゃない。
たぶん、全部そうなんだと思う。
今の自分。
今の子ども。
今の親。
今の家族。
今の大切な人。
今の関係。
それは、未来に取っておけるものじゃない。
たとえその人がこれからも元気に生きていたとしても、未来のその人は、今のその人ではない。
未来の自分も、今の自分ではない。
未来の子どもも、今の子どもではない。
未来の親も、今の親ではない。
未来のあの人も、今のあの人ではない。
命が続いていることと、同じ時間にもう一度戻れることは違う。
だから、今なんだと思う。
今、生きている今が、一番青春なんだと思う。
若いから青春なんじゃない。
学生だから青春なんじゃない。
今しかない時間を、今の自分で、今の誰かと生きている。
それが青春なんだと思う。
きっと近い未来の自分は、今の自分を振り返って、また懐かしく思う。
「あの頃の自分、頑張ってたな」
「あの頃の子どもたち、可愛かったな」
「あの時の家族、あの時の関係、あの時の空気、よかったな」
そう思う日が来る。
だから、今を雑に扱ったらいけない。
忙しくても、疲れていても、迷っていても、今はちゃんと宝物なんだと思う。
今を噛みしめる。
今を味わう。
今、目の前にいる人を大切にする。
今の自分をちゃんと生きる。
それしかできないし、それが一番大切なんだと思う。
◾️遠い記憶と今が重なるから、人生は愛おしい
今も生きている。
過去も確かに生きていた。
そしてこれからも、変わりながら続いていく。
人も、関係も、役割も、すべて変わる。
でも、変わっていくからこそ、その時その時の一瞬が、強く心に残る。
懐かしさも、切なさも、誇らしさも、全部ひっくるめて、愛おしい。
過去が大切なのは、今を大切にしてきた証拠なのかもしれない。
そして、未来の自分にとっての宝物は、きっと今日の中にある。
だから今日も、今を大切にしたい。
今の自分で。
今の家族と。
今の大切な人たちと。
今しかない時間を、ちゃんと味わって生きていきたい。
さあ今日も、過去と今と未来を楽しみながら、味わいながら生きていこう。
愛と感謝を胸に。
愛おしい家族へ。
愛おしい人生へ。
愛してる。バイバイ。
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